愛孫娘の朝顔が大きくて綺麗な花を咲かせてくれています。
この所、人間不信等で落ち込んでいる私に、癒しと優しさを与えてくれています。
それから、今朝(8/29)朝日小学生新聞からのメルマガの中の言葉も…。
この言葉は、もうすぐ夏休みも終わり2学期が始まる悩み多き若い人たちにとっても励みになるのではないかと思い、ここにご紹介することにしました。
8月29日 配信 (08.29 08:30朝日小学生新聞)
弱音をはいているあなたへ (前向きな自分になれるちょっとした心がけ教えます。)
あなたに手紙を書きます。弱音をはいているあなたに手紙を書きます。
カントというドイツの哲学者がいました。時間に正確な人で、散歩の時間も道も毎日同じ。近所の人たちは、カントが歩いている姿を時計がわりにしていたそうです。
でも、子どものころのカントはちがいました。大哲学者になるとは思えないような弱い子でした。
「苦しい。つらい。だるい」。そんな弱音をいつもはいている。体が弱いために心も弱くなってしまい、がまんとか、よくなるための努力とか、全くできない子どもでした。勉強は好きだったそうですが、弱音をはくばかりで、いつも途中でやめていました。
ある日、お医者さんがカントにこんな助言をします。
「苦しい。つらい。だるいと君は言っている。口ぐせになっている。それを言わない努力をしなさい」
カントは真面目です。お医者さんの言う通りに、弱音を言わない努力をしました。言いたくなっても、じっとがまん。これをくり返すうちに、カントは心身ともに強くなりました。不平不満を言わず、毎日決まった時間に勉強し、ご飯を食べ、散歩をする生活習慣を作っていったのです。
さて、弱音をはいているあなたへ。カントを見習って、弱音を少し減らしてみませんか。それだけのことで、がまんが身につきます。強い心を得られます。日ごろ、弱音をよくはく私も、カントを見習いたいと思います。
(ひきた・よしあき 博報堂のスピーチライター、博報財団コミュニケーション コンサルタント)