コーラスで新しい曲の練習が始まりました。
それは、「心の四季」(吉野弘作詞・高田三郎作曲)の中の1.風が&2.みずすまし。
「風が」
風が桜の花びらを散らす
春がそれだけよわまってくる
ひとひらひとひら舞い落ちるたびに
人は見えない時間にふかれている
光がぶどうの丸いほほをみがく
夏がそれだけ輝きをます
うちにゆかしい味わいをたたえ
人は見えない時間にみがかれている
雨がいちょうの金の葉を落とす
秋がそれだけすきとおってくる
うすいレースの糸をぬかれて
人は見えない時間にみがかれている
雪がすべてをまっしろにつつむ
冬がそれだけよごれやすくなる
よごれをつつもうとまた雪がふる
私は見えない時間につつまれている
「みずすまし」
一滴の水銀のようなみずすまし
やや重く水の面をくぼませて
浮いている泳いでいる
そして時折水にもぐる
あれは暗示的なこと
浮くだけでなく潜ること
私たちは
日常という名の水のおもてに生きている
浮いている だがもぐらない
もぐれない 日常は分厚い
水にもぐったみずすまし
その深さはわずかでも
みずのはばみに出会うはず
身体を締め付け押し返す
水の力に出会うはず
生きる力をさりげなく
水の中から持ち帰る
つぶらな可憐なみずすまし
水のおもてにしたためる
不思議な文字は何とよむのか?
みずすまし あなたが死ぬと
水はその力をゆるめ
むくろを黙って抱きとってくれる
静かな静かな水底へ
それは水のやさしさ
みずすましには知らせない
水のやさしさ
あるサイトで、「心の四季」(こちらをクリック)の詩についての解説がされていました。
詩の内容をしっかり理解して、心を込めて歌えるように頑張ろ~
「私は見えない時間に磨かれている…」
(メゾのHさんへ)
今日は、思いがけずHさんとお話ができてうれしかったです。
いつも私の拙いブログを見てくださっているみたいで、感謝感激
お互いに、詩を理解して心を込めて歌えるよう頑張りましょう