わたしの心 

日々の出来事・感動などを日記にして公開したいと思います。
(管理人:Mrs.modest)

コロナから学ぶもの

2020年03月11日 | Weblog

【新型肺炎「理性と人間性働かさなければ、現代の『ペスト』に敗北する」とミラノからの感動の訴え】
新型コロナウイルスの流行で休校になったイタリア北部ミラノにある高校の校長が生徒に送った手紙が感動を呼んでいる。
2月25日付の手紙は「アレマン(ドイツ南西部)の人々がミラノに持ち込むことを健康裁判所が恐れていたペストが本当にやって来た。国中に広がり、多くの人が犠牲になった」というイタリアの作家アレッサンドロ・マンゾーニの『婚約者(いいなづけ)』31章の引用から始まる。

舞台は、ペスト禍に見舞われた1630年のミラノ。校長は「そこには全てが書かれています。外国人排斥、権威の衝突、最初の感染者探し、専門家への軽蔑、暴走する世論、馬鹿げた治療法、生活必需品の略奪、そして医療の危機」と言う。
校長は「混乱している今だからこそ『婚約者』を読んでほしい」「本の中にはミラノのいろんな通りの名前が出てくる。まるで今日の新聞を読んでいるような錯覚に陥る」
「感染症は世界の隅から隅へと猛スピードで移動します。それが今日の脅威です。数世紀前も感染症は同じように世界中に広がったが、ほんの少しゆっくりしていただけです。感染症の大流行で一番危険なリスクの一つはマンゾーニやジョバンニ・ボッカチオが教えてくれます」

社会生活に回る毒と市民生活の荒廃。見えない敵に脅かされていると感じる時、人間の本能はそこら中に敵がいるように錯覚させます。私たちと同じ仲間まで脅威として、また潜在的な攻撃者としてみなしてしまう危険があるのです」
校長は21世紀になっても感染症に慄く人間の心理は変わらないと説く。合理的思考をしなければ私たちは見えない恐怖を克服できない。
「14世紀と17世紀のペスト大流行に比べると、私たちには現代医学があります。合理的な思考を使いましょう。それが私たちの社会と人間性を守る歴史の遺産です。それができなければ"ペスト"が本当に勝利します。では近く学校で会いましょう」と校長は締めくくる。
 (「Newsweek 日本版」の中の欧州インサイドレポート(木村正人氏によるコラム)より )

これを読んで、作家アレッサンドロ・マンゾーニの『婚約者(いいなづけ)』が読んでみたいと思い、アマゾンで見つけ購入することにしました。但し、すでに在庫切れで、4/1に入荷予定とのことで、それまでお預けですが…。

実は、私の身近にもコロナウィルス関連のことで誹謗中傷メールが届いたりと、理性・人間性を疑うようなことがありました。一日でも早くこの騒動が収まっていきますように
一先ず、3月のこの時期、積読状態だった本を出して来て読書三昧
それと、ビデオ三昧で行こうと思っています

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