「うたで楽楽ドイツ語講座」に参加して早1年。
日本で歌われている童謡にドイツから伝わって来た童謡(クリック)が数多くあるのにびっくり。
例えば、「こぎつね」「ぶんぶんぶん」「幼いハンス(ちょうちょの原曲)」「かえるの合唱」等。
それから、色々調べている中で、子どもたちが歌う歌には唱歌・童謡・童歌に分けられることも知りました。
「唱歌」=明治初期から終戦までに作られた学校教育用の歌。
「童謡」=大正期以降、子供のために作られた歌。
「童歌」=子供達自身が遊びや自然の中で作り出した歌。
「唱歌」は明治時代の初期から作られ、第二次世界大戦が終わる頃まで学校教育の一部として歌われていました。
例えば、有名な「蛍の光」の曲は元はスコットランド民謡ですし、「むすんでひらいて」の元歌である「見わたせば」のメロディーは、哲学者ルソーの作曲だと言われています。
他には、「仰げば尊し」なども元はアメリカの曲だと言われています。
次に、時代は重なってはいますが、「唱歌」よりも後に出てきたのが「童謡」です。
「童謡」は、大正期以降に子供のために作られ始め、今もなお歌われ続けているものがあります。
この『赤い鳥』の創刊以後に作られた子どものための歌であると言えます。
それ以後に作られた代表的な作詞家だと、北原白秋や野口雨情、西条八十など。
作曲家だと山田耕筰・中山晋平などが挙げられます。
特に北原白秋、野口雨情、西条八十の3人は「童謡三大詩人」とも呼ばれるようになりました。
『この道』『シャボン玉』『肩たたき』が彼らの作品です。
そして、最後の「童歌」(わらべうた)ですが、これは子供自身が作詞、作曲した歌です。
したがって、発祥した年代や作詞者、作曲者などは不明のものが多いです。
日本最古のわらべうたが万葉集に残されているため、少なくとも奈良時代頃には存在していたと言われています。
(インターネット調べ)
さて、6/27(日)はドイツの方々と合同の歌う会があります。
人数も増え、相変わらず和気藹々とした雰囲気での講座。
とっても楽しみなひとときです。