緑には、東京しかない

千葉県の東京寄りに住んでいる私「緑」が大好きな東京の散策写真のブログを作ります!!!

春の大阪:阪急百貨店梅田本店前~曽根崎新地~大江橋大阪市役所前

2012年04月28日 13時15分42秒 | 近畿地方の散策


これからJR大阪・梅田駅界隈から中之島、心斎橋を通って南海難波駅まで歩いてみたいと思います。道筋としては御堂筋をひたすら歩くことになりますが、途中で中之島公園や道頓堀にも立ち寄ってみたいと思います。サウスゲートビルディング前から御堂筋「阪神前」交差点へ向かって歩いて行くと正面に阪急百貨店梅田本店の巨大な建物がそびえたっています。




大阪駅の改良プロジェクトによって駅の北側に「三越」「伊勢丹」が出店することが明確になった2000年代の中盤に危機感を抱いた阪急百貨店は、長年のライバルだった向かいにある阪神百貨店と経営統合し「エイチ・ツー・オー・リテイリング」が発足(2007年)。第一期、第二期と敷地全体を分けて建て替える工事を順調に進めていて、2012年11月に開業します(ちなみに営業そのものは行われています)。




建て替え中の阪急百貨店と阪神百貨店の建物の間にある「阪神前」交差点から御堂筋が始まっています。JR大阪駅・阪急梅田駅周辺の地上は人通りが少ないですが、この界隈は地下街が非常に発達しているので、地下のほうが人通りが多いです。この阪神前交差点の直下に大阪市営地下鉄御堂筋線梅田駅があります。




建て替える前の建物の意匠を多く取り入れて設計されている阪急百貨店。建て替え前の阪急百貨店の第一期工事が竣工したのは昭和4年(1929年)とのことです。私「緑」も取り壊す前の阪急百貨店を5年ほど前に見たことがありますが、まさに建物そのものが歴史を物語っている雰囲気であったことを覚えています。




一階部分の窓枠など、細かい部分の意匠もすごくこだわっていると思います。




歩道橋の上から振り返ると大阪駅の大屋根が見えます。




現在も北側の第2期工事個所でタワークレーンが建っていて工事が進められています。建物そのものの工事はすでに終わっている感じで、今は内装工事が行われているみたいです。




御堂筋と京阪国道(国道1号線)の交差点「梅田新道」へやってきました。奥には西梅田の高層ビル群が整然と立ち並んでいて、このあたりが大阪の業務地区の中心になっている場所であることが伝わってきます。この交差点から南側は北新地と呼ばれている繁華街となっています。高級クラブなどが立ち並んでいる北新地という地名は全国的に有名ですが、実際の地名は「曽根崎新地」というそうです。




梅田「ダイヤモンド地区」に立ち並んでいる高層ビル群。手前が「大阪駅前第3ビル」、奥が「大阪駅前第4ビル」です。




旧曽根崎川河道(北新地のメインストリート)を渡ってしばらく歩くと御堂筋は中之島を渡ります。御堂筋は北側から「大江橋」「淀屋橋」の二つの橋で渡り越して本町方面へ向かっていきます。阪神高速道路の高架橋の下から南側を見ると、大阪市役所の建物が建っています。




旧淀川である大川・土佐堀川に囲まれている中州である「中之島」は大阪の行政や経済機能の中心地の一つで、同じような街並みとなっているフランス・パリのシテ島と比べられることがよくあります。大阪が「水の都」と呼ばれているのも大阪の都市景観の多くが水辺にあることも理由の一つなのです。




中之島を南北に縦断している御堂筋の大通り。御堂筋は6車線の南行きの一方通行の道路となっていて、南海難波駅前まで続いています。




中之島の南側は「北浜」と呼ばれていて、御堂筋沿いを中心に銀行や証券街、オフィス街が広がっています。ビジネス街としての大阪の町は御堂筋を大きな軸として都市が造られています。




「大江橋南詰」交差点から撮影した大阪市役所。写真には映ってはいませんが、背後には日本銀行の大阪支店の建物が立っています。大阪市役所は現在日本中が注目している市長の橋下さんが働いています。




高さ31メートルのビルが整然と並んでいる御堂筋の北浜界隈。御堂筋を南下する前に少し寄り道して京阪中之島線に乗って天満橋へ向かいます。天満橋から中之島公園を歩いて再びここ淀屋橋へ戻ってきます。

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