道路の両側に商店などの雑居ビルが建ち並んでいる饂飩坂。この界隈は六本木通りに近い場所にあるので、六本木の繁華街の風景となっています。
坂上の高台部分には六本木通りが通っており、大通りに沿って繁華街が放射状に広がっています。六本木の繁華街は大地の上やさかの中腹に広がっている立体的な街なのです。
振り返って芋洗坂を撮影してみました。
「饂飩坂」の真新しい説明柱が設置されていました。
坂上に近づくにつれて飲食店などが多く並んできました。
坂上に到着すると六本木通りと、東名高速道路と直結している首都高速3号渋谷線の高架橋が走っていて、この辺は非常に交通量が多いです。
六本木通りを渡って野木坂方面へ向かいます。外苑東通りをしばらく歩くと「東京ミッドタウン」のビル群が見えてきました。1990年代の後半くらいまではこの場所には市ヶ谷に移転した防衛庁(現在は「防衛省」)の高い塀に囲まれていましたが、2007年に東京ミッドタウンが開業しました。
旧防衛庁(東京ミッドタウン)の敷地の東側に沿っている道路を歩いて檜坂へ向かいます。
見上げると東京都内では最も高い建物である「東京ミッドタウンタワー」がそびえ立っています。とはいってもミッドタウンタワーは斜面の中腹部に建っている建物で、高台に建っている六本木ヒルズ「森タワー」と比較すると森タワーの方が高さが勝っているようにも見えます。
緩やかな下り坂の道路の脇には高級マンション等が並んでいます。
視界が開けて正面に「赤坂サカス」のビル群が見えてくると檜町公園の脇に出ることができます。檜町公園は長州藩・毛利家の武家屋敷が江戸時代にあった場所で、明治維新後は日本軍の基地として利用されていましたが、戦後に国民に開放されました。2007年に東京ミッドタウンが開業した際は、ミッドタウンの敷地と一体化するように改造されています。
檜町公園時代も坂の斜面に整備された公園で、この地形を活かして園内には滝などが整備されています。
六本木界隈の中にあるとは思えないほど深い緑に覆われています。
檜坂へやってきました。江戸時代は周囲には檜が多く生えていたことから名付けられました。
かなり急な坂となっています。