引き続き豪雨の中央通りを松坂屋銀座店前から銀座4丁目交差点方面へ散策していきます。この日は雨脚は強かったですが、風は吹いてはいなかったのが幸いでした。銀座の街を南北に縦断している目抜き通りである「中央通り」は国道15号線の指定区間になっています。国道15号線は東京の日本橋と川崎を結んでいる国道で、江戸時代の旧東海道のルートになっていました。
松坂屋銀座店の巨大な建物が見えてきました。百貨店の本場である大阪では去年(2011年)の5月にJR大阪駅前に三越伊勢丹が完成し、在阪の百貨店が建て替えや増床で迎え打つなど熾烈な競争が繰り広げられていますが、こちら東京都心部でもようやく百貨店の再編の動きが見られつつあります。
2013年にも松坂屋の建物が取り壊され、松坂屋と周辺の敷地を一体的に再開発する「銀座六丁目地区市街地再開発」が始まります。地上12階地下6階建手の高層ビルに生まれ変わり、低層階に松坂屋が入居する予定になっています。
銀座6丁目交差点。
振り返って撮影してみました。
松坂屋銀座店の前にやってきました。
建物周辺の歩道も普段よりも人通りが少ないです。
松坂屋の建物の前から銀座4丁目へ歩いていきます。銀座周辺は晴海通りの真下しか地下街が発達していないので、雨の日でも地上を歩いて駅から建物へ移動することになります。そのあたりが駅とすべての百貨店とが地下道でつながっている梅田との差だと思います。
ズームで撮影すると銀座4丁目交差点周辺のビル群が見えてきました。銀座を散策している中で一番心躍る瞬間です。
銀座5丁目交差点。ここで中央通りとクロスしている道路は「マロニエ通り」です。
三越銀座店や松屋銀座本店も雨に霞まずにくっきりと見えました。
横断歩道を渡って道路の反対側に移ります。
銀座和光の建物が見えてきました。銀座4丁目周辺の中央通りは路上駐車がすごく多くて、来るたびに「またか」とげんなりします。
この日はまったくと言っていいほど駐停車車両がいなかったので逆にびっくりしてしまいました。
雨の日の銀座和光の建物もすごく趣があります。東京スカイツリーが開業しようが、東京駅の復原工事が終わろうが、東京のシンボルはここ銀座4丁目であることは変わらないし、この先80年後も変わらないでしょう。