
2012年(平成24年)5月12日に完成した竹の台の噴水広場の全景です。以前よりもシンプルな雰囲気になったように感じますが、私はこちらの方が気に入っています。広場周辺に植えられている木々も一部が伐採されていて、広々とした雰囲気を感じられるようになりました。

噴水池周辺の地面が広場と比較すると一段低くなっているので、遠くから見ると広場の地面と、噴水池の水面が一体化されているようにも見えますね。東京国立博物館の建物を綺麗に見渡せるようになりました。

再生整備工事によって雰囲気が一変した竹の台広場周辺を詳しく見て回ろうと思います。工事前の竹の台広場周辺は植えられている木々がかなり成長している状態であり、広場全体を木々の葉が覆いかぶさっているような状態になっていました。

そのため日中の時間帯でも薄暗い状態であり、あまり人が散策していて楽しくなるような雰囲気が感じにくかったことは事実ですね。またベンチなどは整備されていましたが、オープンカフェなどの施設があるわけではありませんでした。

広場の中央に立って西側を見てみると、去年2012年にリニューアル工事が実施された東京都美術館の建物も見通すことができるくらい、木々に手入れがなされました。

竹の台広場周辺は東京国立博物館を始め、東京都美術館、国立科学博物館など芸術・文化施設が数多く集まっており、上野公園という緑地帯の散策軸の中心的な場所とも言えます。

次にオープンカフェとして開業した「スターバックス上野恩賜公園店」の建物を見ていきたいと思います。東京都内初の公園内店舗であり、既存のスターバックスの店舗と比較するとログハウス風の雰囲気が強いです。上野恩賜公園の緑溢れる自然を満喫できるように、69席もあるテラス席を含め開放感のある空間を演出しています。

スターバックスのプレスリリースによると、『店内には、公園を訪れた方の様々なニーズにお応えできるよう、使いやすい席の配置の「気軽に立ち寄れる開放的な空間」、噴水や外を眺めながら、ソファーでくつろげる「緑と光に溢れたリラックスできる空間」、お一人でも落ち着いたひと時を過ごせる「静かに景色を鑑賞できる空間」の、3つの客席空間を配置しました。』とのことです。

定休日はなく年中無休で、営業時間は8:00~21:00となっています。席数は店内71席、テラス69席とテラス席の割合が多いのが特徴となっています。「スターバックス」の看板がないと、公園内の観光案内所か休憩所にしか見えないデザインですね。

続いて国立西洋美術館側に新しく開業した「上野の森 PARK SIDE CAFE(パークサイドカフェ)」を見ていきたいと思います。このお店は日本全国でレストラン事業を展開している「クリエイト・レストランツグループ」によって出店しました。

カフェよりもレストランの雰囲気が前面に出ているこのオープンカフェ、メニューなどを外から目を通してみますと野菜などを多用したヘルシー路線のタイプのレストランであることがわかりました。店内86席、テラス80席となっていて、貸切によって宴会場としても使用できるそうです。

次に竹の台広場を北へ向かって噴水池や東京国立博物館へ向かいます。

以前と比較すると見違える程雰囲気が一変してしまった感がありますね。

枯れ木の森となっているので国立科学博物館の建物も見通すことができました。

真冬で寒い日の散策でしたが、意外と広場内で休憩している人の数が多いことに少し驚きました。
