東京駅前八重洲一丁目東地区市街地再開発事業の再開発地区 2018年3月13日
東京建物株式会社が中心となって八重洲通りの北側のエリアで進められている「東京駅前八重洲一丁目東地区市街地再開発事業」です。敷地全体をA、B地区の二つに分割し、B地区には事務所、店舗、住宅、医療施設などからなる地下4階地上54階建て延べ約22万4000㎡の複合施設を計画しています。高さは約250メートルとなっています。予定工期は1丁目東地区が2019-2023年度です。
本事業は、東京圏の国家戦略特別区域の特定事業として、東京都の都市計画審議会による審議、国家戦略特別区域会議の同意を経て、内閣総理大臣による認定を受けるべく手続きが進められています。
東京駅前八重洲1丁目東地区第1種市街地再開発事業の概要
外濠通りと八重洲通りが合流している「八重洲中央口交差点」の北東側に広がっている区画であり、東京建物ビルや八重洲センタービルなどが建っている場所です。八重洲1-6~8、9の一部、約1.4ヘクタールが対象地となります。
A地区~再開発施設には事務所、店舗、宿泊施設等を設け、規模は地下3階地上11階建て延べ約1万2000㎡。2棟で総延べ約23万6000㎡を想定しています。敷地面積は約1万1900㎡。
B地区~国際交流・情報発信を促進させる「カンファレンスセンター」、国際水準の医療サービスを提供する「国際医療施設」を導入し、国際競争競争力を高める考えです。
また約3000㎡の帰宅困難者受け入れスペース、高効率で自立性の高いエネルギーシステムの導入など防災機能の強化も図ります。都市計画コンサルタントと事業コンサルタントは日本設計。東京建物のほか、大成建設、大林組が事業協力者として参画しています。
本事業の整備方針・主な特徴
1.東京駅前の交通結節機能の強化
①国際空港や地方都市を結ぶ大規模バスターミナルの整備
②東京駅と周辺市街地等を結ぶ、地上・地下の歩行者ネットワークの整備
2.国際競争力を高める都市機能の導入
①日本橋のライフサイエンスビジネス拠点と連携した交流施設等の整備
②高度医療施設と連携した初期医療施設の整備
③エリアマネジメントの実施によるまちの魅力・活力の向上
3.防災対応力強化と環境負荷低減
①地区間連携による災害時支援機能の強化
②エネルギーネットワークの構築等による環境負荷低減
これまでの経緯
平成12年7月 東京駅前地区再生推進懇談会 (中央区主催)
平成13年4月 日本橋東京駅前地区協議会 (中央区主催)
平成15年7月 八重洲一丁目地区協議会ワーキング (地元関係者有志主催)
平成17年5月 まちづくり勉強会 (中央区主催)
平成19年5月 八重洲一丁目地区地元再生研究委員会 (地元関係者有志主催)
平成20年6月 「東京駅前地区八重洲一丁目東地区市街地再開発準備組合」設立
平成27年3月 都市計画の手続き開始
(外観イメージ)です。
(八重洲通り・八重洲仲通り沿いの低層部イメージ)です。
(さくら通り・八重洲仲通り沿いの低層部イメージ)です。
プレスリリース:東京土地建物株式会社発表の報道資料
「東京駅前八重洲一丁目東地区市街地再開発事業」計画概要について
北東側から、「八重洲センタービル」の高層オフィスビルを撮影しました。東京土地建物株式会社主導によって進められている「東京駅前八重洲一丁目東地区市街地再開発事業」の再開発工事区画の敷地の北東角に位置しています。
再開発工事区画の敷地の北東角の交差点(八重洲仲通りと日本橋桜通りの交差部)前にやってきました。交差点前から、再開発工事区画の敷地北側を通っている「日本橋桜通り」を撮影しました。
北側から、「日本橋桜通り」の並木見内から「八重洲センタービル」の敷地内の広場スペースを撮影しました。
東側から、「八重洲センタービル」の建物の敷地南側を通っている道路の全景を撮影しました。再開発工事が始まると、この道路は閉鎖されることになります。
上記と同じ場所から見上げてみると、正面には八重洲北口前の「グラントウキョウノースタワー」の高層オフィスビルがそびえ立っていました。
「東京駅前八重洲一丁目東地区市街地再開発事業」の再開発工事区画の敷地東側を通っている「八重洲仲通り」の歩道を、南側へ向かって歩いていきます。八重洲仲通り沿いは、東京駅周辺のビジネスマン向けの繁華街の街並みが広がっています。
平日の通勤ラッシュが終わった直後の時間帯だったので、八重洲地区内は人通りはほとんどありませんでした。
東側から、再開発工事区画内を東西方向に通っている道路を撮影しました。
上記の交差点前から、再開発工事区画内の繁華街の建物群を撮影しました。
八重洲仲通りの歩道を更に南側へ向かって歩いていくと、前方に「八重洲通り」との交差点が見えて来ました。
東側から、「東京土地建物ビル」の敷地北側を通っている道路を撮影しました。
八重洲一丁目地区内は中傷の雑居ビルや商業ビルが密集して建ち並んでいて、これらの地権者一人一人を説得するのは相当な年月がかかりそうですね。実際に説得は難航を極めたそうであり、2010年代後半の今の時期になって、ようやく再開発が進められることになります。
再開発工事区画の敷地南側を通っている「八重洲通り」にやってきました。南東側から、「東京土地建物ビル」の全景を撮影しました。
再開発工事区画の敷地の南東角の交差点の全景を撮影しました。
南東側から「東京駅前八重洲一丁目東地区市街地再開発事業」の再開発工事区画の全景を撮影しました。
交差点前から、再開発工事区画の敷地東側を通っている「八重洲仲通り」を撮影しました。
「八重洲仲通り」の繁華街をズームで撮影しました。
場所を少し移動して、JR東京駅の八重洲口の歩行者デッキ「グランルーフ」にやってきました。南西側から、歩行者デッキ内から「東京駅前八重洲一丁目東地区市街地再開発事業」の再開発工事区画の全景を撮影しました。
歩行者デッキ内から、「東京土地建物ビル」をズームで撮影しました。
再開発工事区画の敷地の西側の「新槇町ビルヂング」の建物をズームで撮影しました。
西側から、八重洲北口前から再開発工事区画内を見渡して撮影しました。
北西側から「八重洲口会館ビル」の建物の全景を撮影しました。
北西側から、再開発工事区画の全景を撮影しました。
八重洲中央口交差点の北東側一帯が「八重洲1丁目東地区」です。