(仮称)渋谷区役所建替プロジェクト 新庁舎棟(公会堂):工事進捗率30% 2018年3月1日
渋谷区宇田川町地区内に建っている渋谷区役所と、隣接する渋谷公会堂の建て替え計画です。現在の庁舎と公会堂がある渋谷区所有の敷地の一部に70年間の定期借地権を設定します。敷地内に三井不動産などの民間事業者が分譲マンションを建てるのと引き換えに、区は新庁舎と新公会堂を無償で建設してもらう形となっています。
建て替え計画の経緯について
2012年12月、渋谷区は現在の渋谷区役所の庁舎の耐震強度不足を理由に、民間から事業スキームを含めた建て替え計画の提案を募集します。応募した5グループの中から三井不動産と三井不動産レジデンシャル、日本設計の3社で構成するグループを選定し、日本設計が中心となって基本設計を進めてきました。計画では、敷地の南側に新庁舎、東側に新公会堂、北側に分譲マンションをそれぞれ個別の棟として建設するというものです。
1.渋谷区役所新庁舎
地上15階・地下2階建て。地上1階と15階を区民交流ゾーン、2階と3階を窓口ゾーン、4階~12階を事務室ゾーン、13階を2層吹き抜けの議場などがある議会ゾーン、14階を会議室ゾーンとします。免震構造を採用するほか、自然採光や簡単に開閉できるサッシを使った自然通風なども導入します。
2.渋谷区新公会堂
地上4階・地下2階建て。現在とほぼ同じ計2000席規模の客席を3層にわたって設けます。地下2階に防災備蓄倉庫を配置するなどして、災害時に帰宅困難者を受け入れられるようにします。
3.民間分譲マンション
三井不動産が新庁舎建設地の北側に当たる定期借地敷地4565平方メートルに計画している高層分譲マンションで、当初はRC造地下1階地上37階建て延べ約4万5300平方メートルとしていた提案から、階数を39階建てに変更する方向となっています。
新庁舎と新公会堂の完成予想図です。
3棟の配置図です。
(仮称)渋谷区役所建替プロジェクト 新庁舎棟(庁舎・公会堂)
所在地 東京都渋谷区宇田川町28番20、28番80、96番1、96番2
建築主 三井不動産レジデンシャル
設計 日本設計
施工 急建設
用途 区役所、公会堂
構造 鉄骨造、鉄筋コンクリート造、鉄骨鉄筋コンクリート造
敷地面積 7,855.30㎡
建築面積 4,486.10㎡(4,542.02㎡)
延床面積 42,000.49㎡(49,266.52㎡)
階数 地上15階、地下2階
高さ 70.46m(最高70.46m)
着工 2016年9月(解体工事着工予定:2015年11月下旬)
竣工 2019年5月末予定
新庁舎:S・RC・SRC造、地上15階、地下2階、延床面積:31,400㎡
新公会堂:SRC一部S・RC造、地上6階、地下2階、延床面積:9,570㎡
ニュースリリース:ケンプラッツの特集 2014年12月14日
【開発】マンション2層増で39階に、渋谷区庁舎建て替え
プレスリリース:渋谷区役所のホームページ内
新庁舎及び新公会堂施設計画
北西側から「(仮称)渋谷区役所建替プロジェクト 新庁舎棟(公会堂)」の鉄骨群の全景を撮影しました。手前側には、工事用プレハブ小屋が設置されています。
「公会堂棟」の再開発工事区画の敷地の北東角の「渋谷区役所前交差点」前にやってきました。
北側から「公会堂棟」の鉄骨群の全景を撮影しました。
北東側から「公会堂棟」の鉄骨群の全景を撮影しました。
北東側から「公会堂棟」「新庁舎棟」の鉄骨群の全景を撮影しました。
再開発工事区画の敷地東側を通っている「公園通り」の歩道を南側へ向かって歩いていきます。
「公会堂棟」の敷地南側を通っている道路を撮影しました。
公会堂棟の鉄骨群の敷地の南西側には「新庁舎棟」の建設工事が進められています。
公会堂棟の敷地の南西角において、この道路は直角カーブを描いていきます。
南西側から「公会堂棟」の鉄骨群の全景を撮影しました。
渋谷区役所と渋谷公会堂の地図です。