ふうっと見ている、小さな光。
やわらかな点滅。かすかな寝息のような。
草の葉にとまった、淡い蛍のような。
…これは、ジョブス氏の鼓動なんだな。
こうして彼の精神は、世界中のMacの中に息づいているんだ。
そう、思わせるような、我が愛しのMacちゃんのスリープLEDランプ。
いや~、世紀の天才が逝ってしまいましたね~。
思えば、私の仕事人生の前半は、ひたすらMacと向かい合う日々だったと言っても過言ではございません。
ちょうど社会人になった頃が、まさにワープロからパソコンへ移行する最盛期でした。ワープロしか使わない上司のデータをMacにうつすために格闘し、その後も深夜まで会社中のMacのご機嫌伺いをする日々。
時には海を越えた地球の反対側まで国際電話やらFaxを駆使して、砂漠のほこりやら回線の不備やらで機嫌を損ねた出張中のMacちゃんをなだめ、日本からパーツを送り。時にはそのパーツを求めて秋葉原を(文字通り)駆けずり回り。
人間らしく拗ねもすれば笑いもするMac。かまってやらないと何時間もフリーズしたかと思えば、細かなメンテで素晴らしく期待に応えた動きをしてくれる。今はフリーズなんて言葉も思い出せないほどに進化しましたが。
拗ねてる間も愛嬌のあるアイコンでその気分を訴えてきたり。思いもかけない隠れた機能で楽しませてくれたり。
その美しいシェイプと人間味のあるインターフェイスは、他の無愛想なパソコンの追随を許さないものでした。
会社の先輩方にもディープなMacマニアが多く、分解やらカスタマイズやら新しい機能やら、どこまでも続くその刺激的な熱い蘊蓄にずいぶん助けられたものでした。
出社してMacちゃんおはよう、とボタンを押すと、じゃ~ん、と、ニコニコアイコンとともにご機嫌に立ち上がるシステム。机の上にずらりとカラフルなMacが並んだあの日。どんどん進化するスペック。おしゃれな箱から取り出した、薄く美しいMacBookの手触り。
新しい機種が出る度のわくわくするあの感動は、あの一人の天才から生み出されたのですねえ。
いつまでも、ジョブス氏の精神がMacとともにありますように。
☆今日のちび庭気温:13~20℃ プランターに蒔いた葉物野菜が発芽してきました。楽しみ~。てか、早くネットかけなくちゃ。(^^;)
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