ちび庭日記

借り家住まいのちいさな庭の植物達を中心に、身近に感じたことを載せてゆければいいな~と思っています…(^_^)。

もうすぐ冬至。

2006年12月11日 | 京都

ああ、なんて日のたつのの早いこと。ご無沙汰しております。もう、12月でございますね。こうして私も1つ年をとる…。もう、作業をしていて4時を過ぎれば、だんだん手元が見えなくなってくる。大慌てでお片付け。私って、1年で一番暗い時期に生まれたのね~。なのに、寒いのは苦手。誕生日が過ぎた辺りから、またお日様が長くなるのがなんだかとっても嬉しいです。こうしてまた1年が始まるのだわ(って、まだ正月前ですが)。植物達がひそかに次への準備を始める、静かな楽しみの時期です。

我が家の鬱金桜も、もうすっかり美しい赤い葉っぱを落し、枝元にはぷっくりと立派な芽が。春のお花は期待できるかな!さてさて、今年来たこの子は鉢で育てていこうとしている(!)のだけれど、小指ぐらいだった幹が親指ほどの太さに!わざと肥料も控えたのに、そんなに日当たりがよかったのかしら。成長を押さえるために、枝を少し落すべきか…やるなら今の時期。でも、落すほどもの数もないしなあ。来年、もしあんまり伸びるようなら、夏前にちょっと葉っぱを落してみるか???花つきとの兼ね合いを考えると悩ましいところであります。

さてさて、おかげさまで、やっとなんとかカゼがおさまったような。ここんところは、ず~っと松葉むしり続き。もう、年末前ですから、お正月を気持ちよく過ごせるように、と、幾つものお宅に上がり込んでお手入れすることになります。先代、先先代、と大事に受け継がれてきたお庭。ぱらりん、とした星の葉っぱのアオキにも、坪庭の空へぐうっと立ち上がるアセビにも、風格、というか、人格が備わっているようです。「ちょっとごめんね~。」と、枝をそっと傾けていただいて、おそうじ。う~ん。こういうテンポが、好きだな。

まあ、ディープ京都シリーズ、と言えましょうか。どちらも古いお家だけあって、たいへんしっかりもののお施主さん達。職人どもをつつくのもおじょうず。「おきばりやすなあ。この分やと、もう昼には終わるえ?(い~え、まだまだ。そう簡単には。)」「屋根登りついでにそこのとゆ(雨樋)の掃除もやっといてなあ。(ええ、もちろんでございます。)」「あ、ここはかまへんで。ここの掃除はワシやるさかいに。その分安くしといて(ああ、そこにいらっしゃると作業の邪魔なのですう…)」という具合。こんなやり取りを聞くと、お、きたな、とついニヤリとしてしまいます。いずれにせよ、大変に「面倒見のよい」お施主さん達。ちゃんとよく仕事を見てくださっています。そしてお茶菓子などの心配りにもそつがない(ありがたい!)。こちらもその分仕事に力が入るというものです。

夕方。ようやくお手入れが終わって見上げた松は、空が透けてきれいさっぱり。坪庭も、明るくなりました。きっと、これから降り出す雪も映えるはず。また1年、元気に育ってほしいなあ。

☆ 久々今日のちび庭気温:2~18(???)℃ 晴。
写真は、渡月橋と虹。すてきでしょ。紅葉が終わってもまだ観光客であふれているのはびっくり。ライトアップがお目当ての方々でしょうか?
明日は雨だって~。くすん。う~ん、雪とどっちがいいかなあ…〃(' x ' )〃

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