ちび庭日記

借り家住まいのちいさな庭の植物達を中心に、身近に感じたことを載せてゆければいいな~と思っています…(^_^)。

うわ~い!やりたいほうだいだ!

2007年10月16日 | ガーデン

え~、あたらしく取り組みはじめましたオシゴトのほうは。
なんと、ちび庭ならぬ、ひろ~い休耕地を、好きなように使ってみよう!!!という、庭主にとっては壮大なものになるようでございます。ありがたや。ありがたや。

もちろん、庭主1人のものでなし。
ちび庭から約40kmほど北上したところ。千葉県の北端、N田市(空港ではなく、お醤油で有名な方)にて、「えんげーふくしのーえん」のスタッフを勤めさせていただくこととなりました。
健康な方もそうでない方も。子供からお年寄りまで。植物に触れて、ココロもカラダもげんきになろう!という、とってもたのしい農園でございます。

もう、野菜畑の方は農家の方が多いこともあり、随分出来上がっているのですが、お花の方はまだまだこれから。どこに植えるか?何を育てるか?どんな風に利用するか?などなど、考えなくてはならないことが盛り沢山。まずは、気温や土の具合など、農地のデータ取りから始めなくてはなりませんね。

とはいえ、実際になにをやりたいか、どうやりたいかを決めるのは参加者の皆さん。庭主はあくまで黒子です。パワフルなおじさまやおばさまたちからいろんなアイディアが飛び交って、実に楽しい限り。障害者施設の子供達も手伝いにきてくれたり。皆さん、目がキラキラしています。
何より、みんなで収穫した野菜などをその場で茹でたりして食べるお昼が実においしいです。

そして、N田市の自然のなんと豊かなこと!!!
同じ千葉県でも学生時代以来、東西線&総武線沿線にしか住んだことのなかった庭主にとっては、大きな発見でした。千葉って、田舎だったのね~。いい意味で。庭主の実家とイイ勝負じゃない…。しかも、あちらこちらに、あることあること。ものすごく立派な古い家が。ウチの田舎と違うのは、それらが集落をなしているのではなく、1軒1軒点在していること。お隣さんまで距離があるのね~。屋敷林もあるし。それがまたいいんだな~。
なんていうか、トトロな感じ。ふ~ん。

それこそ、イギリスの「フットパス」みたいに、私有地でも誰もが歩けるお散歩道があれば、とっても素敵なのに~、と思ったら、あるとかないとか。サイクリングロードはあるなあ。

皆さん、N田市、いいところですよ~。是非遊びにきてくださいね~!(でも、ちょっと遠いのよね。そのうち、我が家に近いところに農園を進出していただきたいものだ…)

☆ 今日のちび庭気温:夜温20℃ なんだか、家の近くの道路で夜中に鋪装工事がはじまったらしい。昼間は通行量が多いので夜にやるのだそうですが。なかなかすごい音です…。でも、毎日じゃないからな…。夜通しお仕事をされてるおじさまたち、本当にお疲れさまです。m(_ _)m

そういえば三渓園。

2007年10月16日 | ガーデン
もう先週の話ですが、横浜の三渓園にいってきました。(タイムリーに写真がアップできないのがつらい…)

ん~と、なんといっても、あちらこちらの茅葺き屋根が素晴らしい!


是非この奥も見てみたかったのですが(キットスバラシイオニワガアルニチガイナイ…)、

残念ながら、ことごとく「お茶会にて貸しきり」でございました。

なかなかエリアも広く、こちらは「桂離宮風」。


流れの州浜も美しい。



たいへん広いだけに、あちこち野の草も混在しています。京都とくらべると、ちょっとワイルドな感じです。つづく~。

☆今日のちび庭気温:夜温19℃。風邪ひいちゃいました~。皆さんも気をつけて。{{{{(+_+)}}}}




萩が見れるぞ~♪

2007年10月10日 | ガーデン
10月~もお月見~で萩が見れるぞ~♪ 見れる見れる見れるぞ~♪ 萩が見れるぞ~♪

ということで。お江戸の萩寺を尋ねてまいりました。亀戸七福神のひとつ、龍眼寺さんです。
こじんまりとしたお寺ですが、江戸時代に描かれた「江戸名所図会」にも当時のお庭の様子が載っているほど、昔から人気のあったところだそうです。


入口すぐ。ノボタンの使い方がなんとも素敵です!アセビとヒガンバナとのバランスがいい!


まあっ、おちゃめな布袋さん…って、そうか、ここ布袋さんのお寺だった…


萩はもちろん素敵なんだけど、やっぱりアクセントのノボタンが効いてる!この使い方、いいなあ~!(クリックで拡大できます)

じつは庭主、昔富岡八幡宮の花市でノボタンを買った時、小さな部屋に持って帰ってみたら案外花も葉っぱもいかつく見えて、以来どうも野暮ったい気がして好きではなかったのです。

こういう空間のとれるところで大きく育てると、本当に素敵なんだなあ~。やっぱりどんな花でも、あるべき姿に育ったものは美しいんだなあ。う~、うっとり。


でも、やっぱり主役は萩。


白萩が優雅です。


このススキとのラインの対比がまたいい!


花も葉っぱも細かいふわっとした萩の雰囲気を、うまくノボタンやカンナ、コルチカムなどの強い色の洋花を使って引き締めているな~、と思いました。

灯籠や手水鉢、歌碑などの点景物も、本当はひとつの庭に入れるには多すぎるんだけど。
ここでは枝垂れ桜やススキ、萩の枝がちょうど「ガーデンルーム」のようにさりげない間仕切りとなっていて、一方を見た時にうまく他方が隠れて気にならないのです。

難を言えば、池の上や梅の枝に鳥除けのテグスやCDがぶら下がっているのがちょっと残念でしたけれども。
それでも、そぞろ歩くのが楽しい、なかなかテクニカルなお庭でございました。

☆今日のちび庭気温:夜温20℃。急げっ!明日は種蒔きだっ!!!(^^;)


ふじのうみ

2007年10月10日 | ノンジャンル
先日、通りすがりの亀戸天神さん。


おおっ!藤棚がみごと!こんなにすごかったっけ!


こちら側も。


さらにぐるっと、お池の周りまで。

以前、フジの花を見に来た時は、あまりのフジの花房の見事さと人の多さに圧倒されていた記憶がありますが。
葉っぱだけでもなかなか壮観ですね。

どうやって剪定されているのか?と覗き込んでみましたが、残念ながら内側まではよく観察できませんでした。でも、さすがに形よく良く整えられていますよね。

庭主が仕事で剪定した公園の藤棚は、隣の木によじ登ったり、つるが何本も団子のように絡まったり、根がコンクリの枠を脱走して数m先で芽吹いたり、等等、どれも怪獣のように(?)暴れまくっていましたもの…。(そして、必ず足下で「もっと切れ」「切るな」と、外野陣の論議が始まり…風のうわさでは、どうやら今年もその儀式は継承されたらしい…。)


また、春になったら藤を見にこなくっちゃ!

☆今日のちび庭気温:夜温20℃。風邪にご注意!(^_^)

豊かな街路樹のために

2007年10月03日 | ガーデン

仕事柄、関係ありそうなものにはとりあえず首をつっこんでみるのですが、良いレポートを見つけました。
‘ワークショップセミナー 豊かな緑陰道路、実践のための諸問題 「講演レポート」’by 東邦レオさんです。
2005年都市再生・環境フォーラムの時のものだとか。植木についてちょっと調べていた時にたまたま同社のHPを開いたのですが、希望者には送ってくれるとありましたので、早速取り寄せてしまいました。
http://www.soil-doctor.jp/report.html

おお、事例に中国の街路樹も載っているではありませんか!そうよねそうよね!私と思ってたこと同じ~!(って、きっと植木屋さんなら誰もが仕事じゃなけりゃ…ってそう思ってますよね。)でも、やっと時代が追い付いてきたんだな~、と、ちょっと感激。

庭主、小さい頃は地球の反対側のジャングルで育っておりましたので…日本に帰ってきて、大きな樹がないことに非常にさみしさを感じていたのでございます(密林を恋しがるサル、っていうか???)。

日本の樹はみんなちいちゃい。全部切られちゃう。キラキラした葉っぱに色とりどりのオームがぶら下がって歌う大きな樹が見たい、と、一体幾つだよ?というほど小さい頃からメランコリックなやつでした。

なので、街路樹にはどうしても「無惨」という感じしかなかったのですが、仕事をしていますと、ひとつの樹を巡っても「うっとうしい」だの、「かわいそうじゃないか」だの、「防犯」「通行の安全」「環境」ひいては人類愛まで出てきて、剪定している周りでさんざん議論がはじまったりなんかして。でも、結局はお金の出所に決定権があるのよね~。

諸外国を見ていると、やっぱりちょっと日本は神経質すぎるのではないか?とも思ったり。以前の上司が初めて海外に行き、「何あの街路樹!ビルの5階以上もあるねんで!あんなにでかい樹見たことないわ。ど~すんのあれ。あほちゃうのん!」と興奮して帰ってきたのに逆に驚いてしまったりもしましたが。
「倒れる」「落葉がすべる」などとすぐに切られてしまうけれど、私には、人にも樹にも一番木陰が必要な真夏に丸裸にきられてしまう街路樹の不条理さの方がかなしいんだな~。植えた意味があんまりないんだもの。

そんな思いに、このレポートが幾つかの応えをくれたような気がします。ちょっと希望が見えてきた…。

☆今日のちび庭気温は写真ブログでアップ。(^^;)