ちび庭日記

借り家住まいのちいさな庭の植物達を中心に、身近に感じたことを載せてゆければいいな~と思っています…(^_^)。

緑のカーテン

2011年05月04日 | 栽培
節電しなくっちゃねえ、と。

今年はちび庭も緑のカーテン強化です。

実は、お引っ越ししてきて以来、あんまり「緑のカーテン」に成功してない。


いえ、そんなことはないか。
1、2年目。もともとあるキーゥイの棚から2階のベランダまでツルを引っ張ってきた。が。1階は程よく日陰になりましたが、暴走しすぎ。うぎゃあ~、お布団干すとこなくなっちゃう~~~、って感じ。ブドウは…思ったほど伸びないな~。棚にはほど遠い。

3年目。京都からもってきた2階ベランダのブドウのツルは、鉢増しをしてみたがちっとも伸びず。2階のプランターに植えてみたゴーヤもちっとも。

4年目。ブドウツル+朝顔+ルコウソウ+ゴーヤ。相変わらず伸びない。しかも、ブドウツルは根元近くをカミキリムシに食べられてしまった!!!!!まあ、1階の地面に植えたゴーヤは、日が当たらなかったしね~。

5年目。

う~ん、と悩んで、1階のちび庭にクレマチスとゴーヤを1株ずつを植えてみることに。ゴーヤは、連作をすこしでも避けようと、昨年とは反対側に腐葉土をたくさん入れて植えてみる。

クレマチスは、ちょうどホムセンにあった‘ドクター ラッペル’。いちおう品種としては3mくらい伸びそう。すでにいる‘ピール’ちゃんと良く似ている。薄桃に濃いピンクのラインが入る花が浴衣のような雰囲気で、夏に良さげ。
‘ピール’ちゃんは、矮性で春しか咲かないっぽいのよね~。ラッペルちゃんはどこまで咲いてくれるかな。

そして、2階のベランダには、もう1本のゴーヤを10号鉢に、そして西洋朝顔‘天上の青’を8号鉢に植え込んでみた。そこではたと気づく。

あれ?この培養土、肥料っけなしなんだ…。
2階のプランター用にはいつもお手軽にホムセンで一番安い培養土を買うのですが。表には「肥料がゆっくり効く」とあるけれど、あらためて裏の成分表を見ると、「肥料分 なし」と書いてある。

が~ん。だ~からちっとも大きくならなかったのか~。てっきり培養土に入ってると思って、肥料控えてたのよね~。「ゆっくり効く」というのは、肥料を入れたらの話だったってこと?…ややこしいな。

ちなみに、同じ安い培養土でも違う袋のには、ちゃんと肥料分が入っているらしい。ちゃんと成分表を確かめる癖を付けないといけませんね。

どうも庭師あがりとしては、庭で樹木を育てる感覚(つまり、極力成長を抑えるように、野生に近づけるべくいじめて虫や病気に対して根性をつけさせる…)なので、つい肥料は最小限に、余計な肥料は控えようとしてしまうのですが、栽培方としては、育て、育て、肥料をどんどん!てとこがありますよね。

今年は土の状態にもさらに気を配り、有機の置き肥でしっかり健康に育てていきたいと!決意した所存でございます~。ブドウちゃんにもがんばって伸びてもらわないとね~!(^^;)


こちらは、3年目のキンギョソウ。寒かった冬も何のその、早くから新芽がスタートし、ますます背が伸びました。庭主の胸くらいまであります。めざせ長寿記録更新!!!

wedding decoration

2011年05月03日 | ガーデン

気になって、調べてしまいました。ウィリアム王子とキャサリン妃の婚礼の、ウエストミンスター寺院の中のデコレーションについて。





ん~と、いくつかの記事をまとめてみますと、


聖堂の中に飾られた木は、20フィート(≒6m)の木が8本。内分けは6本のfield maples (Acer campestre 和名:コブカエデ)と2本の hornbeams (Carpinus betulus 和名:セイヨウシデ)。コブカエデは謙遜と蓄えを、シデは弾力性を象徴するそうです。


両方とも式が終わった後は、チャールズ皇太子のハイグローブの私邸の美しい庭に植えられるようです。低木や切り花も、チャリティーに使われたり、もう一度植え込まれたりするそうですね。


その他低木としては、つつじ、ぶな、トウダイグサ、ツタ、ライラック、マーテル( ビクトリア女王の結婚式以来、王の花嫁の花束にはマートルの小枝を含む伝統がある)、ツツジ類、バラ、藤などが使われたとか。


結婚式のテーマは、「控えめで、シンプルで、自然な」だそうです。


http://www.officialroyalwedding2011.org/blog/2011/April/26/Floral-Displays-in-the-Abbey-and-Buckingham-Palace


http://www.debretts.com/the-royal-wedding/ceremonial-and-pageantry/westminster-abbey/abbey-decorations.aspx


↓こちらは、木を搬入している様子。


http://news.yahoo.com/nphotos/Workers-carry-English-field-maple-tree-into-Westminster-Abbey-London/photo//110426/481/urn_publicid_ap_org8e33d6afe9a64f539854eae7d63fe8ce//s:/ap/20110426/ap_en_ot/eu_britain_royal_wedding


↓field mapleはこんな感じ。


http://www.english-country-garden.com/trees/field-maple.htm


http://treesandshrubs.about.com/b/2011/04/29/field-maples-and-hornbeams-star-at-the-royal-wedding.htm


↓これは教会の中の様子。


http://news.instyle.com/photo-gallery/?postgallery=52521#23


↓こちらはフラワーアレンジの様子。


http://www.officialroyalwedding2011.org/tag/homepage/page/5


↓こちらはブーケについての記事。


http://www.hollywoodlife.com/2011/04/29/royal-wedding-coverage-prince-william-kate-middleton-flower-bouquet/


http://www.officialroyalwedding2011.org/blog/2011/April/29/The-Lunchtime-Reception


↑上の記事の「ウェディングケーキの17の花飾り」については、次のように書いてありました。()内は庭主がつけた注。




ホワイト・ローズ-- イギリスの国家のシンボル

水仙--ウェールズの国家のシンボル、新しい始め

シャムロック--アイルランドの国家のシンボル (→シロツメクサなど、3つ葉の草の総称とか)

あざみ--スコットランドの国家のシンボル

ドングリ、Oak Leaf--強さ、辛抱

マーテル--愛

ツタ--夫婦愛、結婚

スズラン--甘味、謙遜

ローズ(婚礼)--幸福、愛。

スィートウィリアム--私の1つの微笑を承諾します。(→ビジョナデシコ)

スイカズラ--愛のきずな

アップルの花-- 好み、幸運

ホワイトヘザー--保護、Wishesは実現するでしょう。

ジャスミン(ホワイト)-- 感じの良さ

ひな菊--無実、美、簡単さ

オレンジの花--愛をこめて、結婚、神のFruitfulness

ラベンダー--強い愛着、献身、成功、および運。



http://www.officialroyalwedding2011.org/blog/2011/April/27/Flowers-at-the-Abbey


すてきですね~。


☆今日のちび庭気温:12~23℃ 今日は園芸日和でしたね~。ホームセンターも苗がいっぱいで楽しいです。(^_^)

green wedding

2011年05月01日 | ガーデン

昨日イギリスのウェストミンスター寺院で行われたウィリアム王子とキャサリン妃の結婚式の様子はとてもすてきでしたね。


以前どこで見たのだったか…教会の堂内の2階から豪奢に垂れ下がる、カラフルな色の花綱で飾られたような式場を予想していたのですが。


実際は、なんともさわやかな、緑の美しい樹木が堂内に整然と並び、正面の花飾りもグリーンと白でシンプルにまとめた、すてきなものでした。


主役の2人の列をカメラが追って行くのですが、教会の中に入ったのに、並べられた樹々のために、まるでまだ外の空間にいるのかと思ったほどでした。


ん~、おとなっぽ~い!!!


な~んて洗練されてるんでしょう。


そのグリーンも、コニファーのような三角のフォルムではなく、やわらかに天に向かってケヤキのようなアーチを描いている。


これは。さすが。


教会の天井に向かう石柱のアーチにやさしく呼応しているではありませんか。





そう。教会のアーチの列柱は、もともとは森の中の樹木が立ち並ぶ様子を表しているんですよね。古くはアラビアの弓形のアーチ。オレンジの木が立ち並ぶ楽園を形にしたといいます。いまでも、スペインに残るモスクの中庭にはオレンジの木が整然と配されています。


ローマの神殿の、優美なふくらみをもった柱も、やはり神が降りる神聖な木が並ぶ場所を抽象化したものだったようです。


ちなみに、古い時代のイギリスといえばケルト文化でしょうか。こちらのアーチは初期のものは、確かくさび形の直線的なものだった記憶が。


南と北の文化が長い年月をかけて融合した結果、より神のいます高みへ、より繊細に、と、あの優美で壮大なヨーロッパの教会のアーチが生まれたのでしょう。


そんな、「木立」を写した建築の中に、本物の「木立」を置く。


教会本来の意味に戻った、って事ですかね。





ちなみに、イギリスを代表する木といえばオーク(楢)。キャサリン妃の紋章はオークのドングリなのだとか。教会の装飾に使われた木もオークだったのかしら?残念ながらそこまでは分かりませんでしたが。妃のイヤリングもオークの葉っぱのデザインだったと報道にありましたね。


オークの木もやはりケルトの人々には神聖な木ですね。私もオークの木は大好きです。またイギリスのオークの木を見てみたいな~。わ~い、どんぐりほし~い。そだてた~い。葉っぱがか~わい~いんだもん。





さて、上の写真は、多摩森林科学園の新緑。メタセコイア、ヤマシバカエデ、などなど。


まさに緑の聖堂のようでしょ。緑の懐に抱かれて、祈りにふさわしい場所ですよね。





☆今日のちび庭気温:15~20℃ 今日もいいお天気でしたが、夕方自転車まで飛ばされそうな風の強さに、思わず竜巻がこないか警戒してしまいました。お天気がよすぎて、上と下の気温差が大きいんでしょうね。(^^;)