梟の独り言

色々考える、しかし直ぐ忘れてしまう、書き留めておくには重過ぎる、徒然に思い付きを書いて置こうとはじめる

珈琲と友人の思いで

2012-01-21 09:49:07 | グルメ
昨日雪のせいか今朝は気温が低い、何時もの様に5時半を回って布団から出ると珈琲を淹れる、先々週からハワイコナを主にしたブレンドを使っている、他の豆に比べて妙に重い感じがする、
しっとりとしたと言うか湿気を含んだような挽き心地でミルからフィルターに移すのに苦労する、
しかし味は気に入って最近は此のブレンドを使っている、我が家は大森山王口に有るドトールで購入しているがこの店の店長に女房が「お勧めは?」と聞いたら3種類ほどを進めてくれた中に有った、ハワイコナは今まで何度か飲んでみたが余り良い印象が無い、ハワイ土産に買って来た物だったせいかもしれない、息子が遅い結婚をした時ハワイにで新婚旅行を兼ねて式を上げたのは6年ほど前だったが時間も金も無いので両親揃って出席しなかった、息子が旅費を持つような話も有ったが「新婚は大変だから」と行かなかった、奴の財布は大体解って居た事もある。
その時に土産にハワイコナを付けてくれたのだが香りも味もおとなしいと言うか軽過ぎて自分で買う気にはならなかったのだがドトールはハワイに自社農場を持っていて「自信を持ってお薦めする」と言うので飲んでみたのだが此れは別物だった、こちらの口も少し変わったのかもしれない。
その前は「ガテマラ」に凝っていた、夫婦とも好みが一致しているので選択は楽だ、
珈琲の味基準の一種であると言う「酸味」は二人とも余り好まない、したがって高山系の豆は先ず買わない、モカも嫌いではないがやはりブラジル系になる、
ガテマラやマンデリンと言う名前を知ったのは東宝系の会社に居た時の同僚にFさんと言うちょっと太った人が居た、
自分より3~4歳年上だったと記憶するがこのFさんのお母さんが銀座すずらん通りと西5番街の間の路地で「黒猫」と言うバーをやって居てその関係でやたらに銀座近辺に詳しく昼休みや退社後に色んな所に連れて行ってくれた、
その頃に西銀座デパートの地下に有ったオールカウンターの喫茶店で色々の珈琲を飲ませてくれてメジャーなブルーマウンテンやキリマンジャロ、ブラジルの他に色んな種類が有る事を覚えた、
すずらん通りの古い洋食屋でオムレツやポチエドエッグ(ポーチドエッグと言うのかも知れないが彼にはそう教わった)ポークカットレットという物が所謂カツだと言う事も彼に教わった、
その後会社を退職したので疎遠になっていたが暫くして結婚もしないで亡くなったと言う話を聞いた、「最後は体重が半分になってFさんとは別人だった」と元同僚が話してくれたが元気なうちに有っておきたかった大人の世界の師匠だった