梟の独り言

色々考える、しかし直ぐ忘れてしまう、書き留めておくには重過ぎる、徒然に思い付きを書いて置こうとはじめる

東電さん、言ってる事がむちゃくちゃだ

2016-10-06 17:00:12 | 雑記
福島第一廃炉と補償費用が東電ではカバー出来ないので国が保証してくれと言いだした、
事故を起こしてその保証が発電事業者が担保できない事が明らかになる前から原発は事故が起きたら生命に危険を及ぼすから廃止すべきだという意見はずっとあり今回の事故でさらに大きくなった、
「発電コストが上がるから」と言っているが「生命に及ぼす危険」のはなしをしているのだ、コストの話ではない、しかも今回の事故で発生した損害補償と廃炉に関わる経費が「一社では補われないから国で出してくれ」と言うのは根本的に矛盾している、前文と後文が全く整合していないだろう、
「いままで低コストと言う恩恵を被って来た消費者全員が負担する義務がある」と言うのも全くおかしな話で「リスクを被ってもコストを下げてほしい」と言う話は全くなく原発廃止は「コストは多少上がってもリスクは避けたい」と言う訴えをしていたはずである。
電力の総括方式で出ているコスト以外に立地自治体に支払われている補助金も原子力監視委員会のコストもすべて税金で賄われている、電気代にのせて出すか、税金で補うかと言うだけの事でこれを加えた総額は発表されていない、更に万が一にもあり得ないと言っていたメルトダウンが起きたら「修復どころか廃炉費用も足らない、近隣に及ぼした人的経済的補償も支払いきれないから国で出してくれ、でも原発はやめなしい」と言うのでは全く支離滅裂ではないか、
「起こした事故の補償が出来ないから何とかしてくれ、しかし企業だから利益のために原発は再稼働する」と言う様な理屈がどうして通ると思うのか、ブレーキの利かない大型バスを運行し大変な事故を起こしたが補償すると会社が倒産するから国で払ってくれ、しかしバスの運行は止めないと言う様な話が通用するとでも思っているのか、
補償と廃炉は絶対に必要だ、それをやる資金力がなければそれは普通の会社は倒産だ、債権者委員会を設立し全資産を没収するのが当たり前だ、
「廃炉にかかる費用は予測できない」そうだが仮にメルトダウンと言う特殊条件があるにせよ「運転期間が終えても廃炉にする方法が確定できない、幾ら掛かるかも解らない原発」をなぜ動かそうとするのか、
それどころか使用済み核燃料すら処分が出来ない、3・11で発生した汚染土壌ですら処分の見通しすら立たないのだ、排出された汚染粉塵が降り積もっただけである、燃やし終えた燃料は原子爆弾そのものが埋もれ火のごとく燻っている訳だからその数万倍の放射性物質だ、にもかかわらず「廃棄の費用は国が面倒見てほしい、経営はこのまま続ける、原発は寿命を延ばして使う」と言うのはどう聞いても理屈になっていない、
国で補償するなら東電は国有化解体して監視機構の元にすべて公開し方針は政府外で国家運営をする、原子力発電を継続するかどうかは国民審判の元で決定する、技術者は国家の運営する研修所で学歴を問わず一般社会人を養成し経営は監査機構の下で行う位でなければ税金投入は納得できない、