梟の独り言

色々考える、しかし直ぐ忘れてしまう、書き留めておくには重過ぎる、徒然に思い付きを書いて置こうとはじめる

証人喚問の拒否、ノンキャリアの勇気を願います

2018-03-22 09:10:22 | 雑記
佐川氏国会証人喚問が取りあえず確定したが籠池氏の証人喚問でも「刑事訴追の恐れが有りますので拒否いたします」と言う場面が有った、
恐らく佐川氏の中にもこんな場面が有りそうな気がするがそれでは証人喚問の意味がない、
“喚問した証人自身に対して「刑事事件」に関することを証言させることは、憲法38条1項の「何人も、自己に不利益な供述を強要されない。」との規定で保障される「供述拒否権」を侵害する恐れがあるので、議院証言法4条で「証人又はその親族等が刑事訴追を受け、又は有罪判決を受けるおそれのあるときには証言等を拒むことができる”
と言うのがその根拠の様だが自ら「刑事訴追の恐れがある」と言うのは本人も「刑法違反」を認識しているという事になる、
別の言い方をすれば「私のやったことは犯罪だと認識していますのでその件には答えられません」と言う事だ、
確かに「強要されない」かもしれないが裁判で「私に不利益だから自白はしません」と言う事とほぼ同意だろう、
裁判は検察の証拠に基づいて「被告人の自白が無くとも客観的に判断して有罪」となる、
国会で衆人の前で「私は犯罪を犯しましたのでその件については話せません」と言われて検察はどうすればいいか?
全く舐められたと言う事だ、犯罪を犯しましたと公言している訳なのだからその質問に対して即時捜査を始めると言うのが当たり前の気がする、
刑法には「自首」による「減刑」がある、自首は未だ捜査上に全く発覚していない犯罪事実を自ら申告すると言う事だから証人喚問で説明を求められたと言う事になると該当しないかもしれないがこの時点の方が多少でも情状酌量と言う事もあるんじゃないか(これは判決の考慮だから若干違うが、)
兎に角、国会証人喚問で「刑事訴追の恐れが有りますから」と自ら言っているんだからこの件に関しては捜査対象にすると言う事は絶対に必要だと思う
これで「政治家からの要請があった」とはなるまいが(本当に露骨にはしてないと思う)人事局のせいで圧力を感じたと言う事になったとそても政治家の責任を問えるかと言えば先ず難しいだろう、
それこそ「忖度をして」勝手にやった事になってしまうが人事局の権限を政権が持っている事でそれも問題だがそれにもまして「官僚」の自己保身のみに汲々として政治家の顔色を窺い、喜びそうな事を法を犯してもやると言う事が問題だ、
古中国の「宦官政治」と変わらないと言うのは言い過ぎかもしれないがそれによってノンキャリアと言う前線の公人が自分の矜持に反する事に耐え切れず自ら命を絶つと言う事がキャリア官僚の出世欲の犠牲になると言う事はあまりに理不尽だ、
彼らには出来なかったからこそ自ら死を選んだのだろうが、死ぬ勇気が有るなら生きて全てを世に出してもらいたかった、
それを責める人より称賛する人の方が絶対に多い、
今回の改竄を実際に行ったのは恐らくノンキャリの人達だ、出来れば自ら検察にでも報道機関にでも提出して貰いたいと思うのは私だけではないのではないか