梟の独り言

色々考える、しかし直ぐ忘れてしまう、書き留めておくには重過ぎる、徒然に思い付きを書いて置こうとはじめる

天皇は政治に口を出すな、

2018-05-03 14:07:02 | 雑記
陛下が大戦時に侵攻していたアジア各国に謝罪の言葉を陳べられて廻っている、
この事に日本会議の中からお言葉を述べられる事に「一部の者達がその言葉を利用し自虐的で間違った戦争観を主張している」と言う意見が出ている、
更に「天皇は象徴であり政治的な意見を述べると言う事は戦後憲法に違反するのではないか」とまで言う連中もいるらしい、
「戦後憲法は戦勝国が作成した押付憲法で日本は真の独立国家としての憲法を改めて制定しなければならない」と言うのがこの連中(日本会議と安倍政権取巻き)の主張だった筈だがこういう時は「現憲法に違反する」と言うのは都合がよすぎるだろう、
今上天皇は昭和天皇の置かれた立場を身をもって見られてきたと言う事は言うまでも無い、
その中から先の大戦について昭和天皇の置かれた立場と苦悩を直近で見て来られた経験から昭和天皇の名前で行われた戦争をその後を継いだ責任として謝罪して廻っているのだと思う、
戦前の強い日本(拡張主義の大日本帝国)を目指す日本会議に代表される連中は「天皇を頂点とした統括権を目指す中に置いて且つ「天皇は政治に口を挟むな」と言う事は戦前の帝国日本以上に“天皇はお神輿で我々が担いで向かう方向に口を出させない“と言う事を臆面もなく放言していると言う事で面従腹背を公然と表明している事になる、
天皇陛下が政治に権限は無いと言っても責任は負わされている事は先の大戦を始める事も敗戦で無条件降伏をしたことも全て天皇陛下の「御名御璽」と言う形式で行われている、
現在も総理大臣の任命は天皇陛下の名前で行われている、
無論選任を決めるのは選挙であり内閣が指名し天皇はそれを認めると言う形式的なもので拒否は出来ないとはいえ形式的であっても陛下の印が無ければ総理大臣には成れない、
内閣が混迷して解散となってもその任命責任がどうのと言う話ではないが事対外国と戦時となればその責任は追及される、
戦争そのものは天皇の名前で行われたことは間違いないのだから戦勝国はその責任を追及する事は間違いない、
先の無条件降伏時には天皇の戦争責任から天皇家解体地位剥奪死刑も含めて出ていたらしい、
しかし日本を良く知る政治家や学識者からそれを実行したら更に多くの犠牲者を出す、戦後処理には天皇を利用すべきだとして軍事政権に利用されただけだと言う事で東条内閣の死刑で済ませたと言う、
東京裁判は明らかに世界的な条約違反である事は歴史の糾弾を末しかないがあそこに陛下を立たせたのは戦争を始めた軍人内閣である事は間違いないだろう、
軍帽もとらずサングラスをしたままパイプを加えた野蛮な将校の足下に立たされている天皇の写真を国民はどう見たのか、
「天皇の謝意を政治利用するから天皇はもう少し気を付けて行動しろ」と言う連中はいったい何様なんだ、
現在政権を担える力のある政党は自民党だと言う事は認めざるを得ないが自民党内に安倍党が君臨している状況に他の自民党政治家はどうする事も出来ないのか、
派閥は百害あって一利なしと言ったのは大平総理だったか?
しかしこうなるとせめて対抗勢力が力をつけて貰わなければ暴走は止まらない、
何処かのコマーシャルではないが「先ずブレーキが先にあって自動車は出来た」と言うのは政党政治においても至言になる