岸田内閣は「日本学術会議の任命権は政府(総理大臣)にある」と言い切った
前総理の菅内閣の時に政府の方針に賛同しない学者は任命しないと言外に示した、
日本の最高知識機関である日本学術会議は世界に対し誇る事の出来る陣容である
その頭脳知識が政策に対して疑義を唱えたとしたらそれを真摯に受け止めて自らを正すというのが最高知識人への、国民への義務と言う物だ
自分に都合の良い者だけを侍らせて意見を言う者を排斥する、
これはまるで全体主義国家の様相だ、中国共産党の全人代と何ら変わらない
ネロ皇帝の故事も、江戸時代の外様大名がその為にお家騒動になり改易された事も今の自民党の暴走は酷似している、
「攻撃されるという圧力が国家の安全を守る」と言うのは北朝鮮の核開発と大陸間弾道ミサイルの繰り返し発射と軸を同じとしている
「売られた喧嘩は買ってやる」と言うチンピラの論理だが大体北朝鮮も中国も日本にけんかを売っているわけではない、
日本を標的に威嚇するなら数万キロの射程弾道ミサイルを開発する必要はない
ロシア・中国・北朝鮮の標的、喧嘩相手はあくまでアメリカで有って言い換えれば日本なんぞ「歯牙にもかけていない」のだ
ただアメリカの橋頭保として日本国内のアメリカ基地は標的になる可能性はあっても自国まで届く兵力を持っていない日本の自衛隊を先行攻撃する事は考えられない
兵力のコスパが悪すぎるし日本にかまけてアメリカの戦力を後廻しにすれば大変な損害を被る事は言わずもがなだ
「良きを取り悪しきを捨てて外国(とっこく)に劣らぬ国となすよしもがな」
復古大好き自民党議員だったらこの明治天皇の歌も知っているだろう
しかし今の自民党、安倍残党政権がやっている事は正反対だ、
悪しきを取りて良きをすて外国に更に劣るをなしているとしか言えない
しかし、我が国は全体主義国家ではないはずだ、こんな政治家を選んだのは我々有権者だ
資産・所得の7割を1割の人間が持っているのになんでこの政策政党が票を集めているのか
投票率が有権者の半分以下だとしても「何とかしてもらいたい」と言う票が何故まとまらない、
野党の奮起もそして戦後を支えて来た自民党の良識を心から望む