知り合いの家にいた「ピーちゃん」は齢7歳で人間で言えば老境だそうだ
重要事件の記録を廃棄したとして最高裁が謝罪をした
司法界の最高機関がマスコミの前で頭を下げる図などそうそう見られない図だ
無論最高裁裁判官が謝罪したのではないが裁判所として不適切だったとして謝罪すると言う事は前代未聞でこれからもそうある事ではあるまい、無論有ってはならない事も間違いないのだが
同じ紙面に日銀総裁の写真が載っていた、金融緩和策は暫く維持すると言う事の様だ
日銀総裁と言い、最高裁判所事務官と言い我々凡人とはけた違いの能力と努力を積み重ねて来たそれこそ「異次元」の方々だ
恐らく常識では考えられない様な頭脳と努力をされて今の身分、地位を得た方々で尊敬に値する方々だ、
国を左右する政策、多くの裁判を経て最終的にこれ以上の採決は無いと言う判決を下す立場は到底常識的な努力で得られることではないだろう、
“しかし“である、最高裁はともかくとして日銀と言う金融政策、我が国の経済を左右するわけであるがその影響を受けるのは確かに経済界かも知れないが結果としてやはり「失われた30年」による給与所得の世界でもまれな30年間個人所得が上がらない、どころか物価高で実質賃金「可処分所得」の減少をまともに受けているのは「常識的」な能力の庶民国民である、
極論を言わせてもらえば「世間一般の常識」を身に着けずに育ち、現在の地位で国家経済を左右されると言う事はこっちからすれば「非常識な人間」に振り回されると言う事に他ならない、
為替差額のおかげで日本の経済収支は40年ぶりの大赤字だと言う、しかし国際収支の黒字は大手企業には大きな恩恵を与えていたかもしれないがこの30年間で黒字は企業の内部留保を押し上げただけで個人所得はまったく上がっていない、
アベノミクスとやらで「企業の利益が増えれば溢れて個人所得に廻る」と言っていたがそんな事はまったく起こらず企業の内部留保だけが倍以上に膨らんだだけだ、
これは我々の常識では当たり前の予測だったのだが政治家と黒田総裁の常識ではそうではなかったのだろう、
もっとも政財界では「儲かっても支出は極力抑える、人件費は流動的だから正規雇用は極力抑える」のが「常識」だろう、
庶民の常識で国家を判断するのは無理かもしれないがせめて政府は調整をしてくれないと庶民が国家の犠牲になり続けてしまう、
その社会に子を残すなんぞは到底無理な話だ