梟の独り言

色々考える、しかし直ぐ忘れてしまう、書き留めておくには重過ぎる、徒然に思い付きを書いて置こうとはじめる

蝉の声

2012-08-17 17:57:24 | 雑記
段々陽が短くなって来た、曇っているせいも有るだろうが5時半で既に表は薄暗くなって来ている、
それでも未だ昼間の暑さは充分に残っている様だ、これから帰る道中が少々うんざりする、
昨日来た孫が銭湯に凝ってしまい私の帰りを待って銭湯に行く筈だ、こっちは帰ったらシャワーを浴びて直ぐビールを飲みたいのだが少しお預けと言う事に成がまあ今年でもう来なくなるだろうから喜んで付き合わないとな、
今年は余り蝉の声を聞かない気がするがこの辺だけなんだろうか?東京の蝉はアブラゼミで鳴き声は「ミーン、ミン」と言う感じの声だが私の田舎ではクマゼミで「シャワ、シャワ」と言うか「シャンシャンシャン」と言う様に聞こえる鳴き声だ、
一説によると箱根が境で箱根以西はクマゼミで以東はアブラゼミだと言う、面白い事に漫画の擬音も関東の漫画家だと「ミーン、ミーン」と書いているが関西の漫画家は「シャワ、シャワシャワ」と書く、暑そうな夏空や校庭の画は殆ど変らないので気が付き難いが見事に違う、「ドクタースランプ」の鳥井明氏は名古屋だそうだがあの漫画はたしか「シャワシャワ」だった気がする。
昔一緒に素潜旅をしていた友人は宮城の出で奥さんも北海道だ、伊豆半島を廻って焼津の浜当目と言う海岸に辿り着いた時、日陰に車を置いてしばし昼寝をしたのだがこの海岸の北側は大崩海岸に繋がる山で鬱蒼とした広葉樹が繁っている、此処に大量のクマゼミがいて其れこそ山が振動しそうな大音響で鳴き続ける、友人はこの時初めてクマゼミの鳴き声を聞いたらしい、
「ウルセエ!」と跳ね起きて「何だ横の声は!とてもじゃないが寝られたもんじゃない」と怒り出したが自分にとっての夏休みの思い出に聞こえる蝉の声は全てこの声だったから逆に懐かしく気持ちよく寝る事が出来た、
最近はこのクマゼミは箱根を越えて相模から東京でも時折聞こえると言う、やはり温暖化が進んだんだろうか、
蝉と言えば抜け殻だが20代の前半頃兄夫婦と小学生になったばかりの姪を連れて川崎街道沿いで当時は名物だった梨狩りをした事が有る、
梨畑は蝉には絶好の住処らしい、梨の木には蝉の抜け殻が一杯付いていて蝉自体も未だ結構居た、梨狩りなので恐らく9月になっていたと思うのだが姪達は梨そっちのけで大量の抜け殻を集めてご満悦だった事を思い出した、
これからの時期は蝉の声はヒグラシに替わって来る、「夏もそろそろ終わりかな」と言う気になるのだが子供の頃は「夏休みも終わりか」と言う事も有って少々寂しくなった物だったが年齢を重ねるにつれて「やっと暑い季節も終わるか」とほっとする様に成ってくる、しかし東京ではヒグラシの声は滅多に聞けないな、
後1ヶ月位は暑つい、年齢と共に一年はだんだん短く感じてくるがそれでも夏は結構長い。


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