梟の独り言

色々考える、しかし直ぐ忘れてしまう、書き留めておくには重過ぎる、徒然に思い付きを書いて置こうとはじめる

猪繋がり、ハンティングツアーはどうだろう

2018-03-27 10:38:10 | 雑記
今の仕事は山に入る事が多い、北は福島から南は岐阜県位、中部地方から北関東の山をあちこち廻っる、
どの山でも必ず猪の被害が有る、山中の畑は特に被害が多いが最近は里山どころか人家の近くまで出没する、
野菜は根菜類が好きの様で芋は軒並み掘り起こされてしまう、
竹や木の柵はほとんど役に立たないし金属ネットは根元を掘り返されてはいられてしまう、
昔はよくつかわれていた「トラバサミ」と言う罠は今禁止になっている、
今の罠はカーゴ状の大きなもので価格も高く設置自体が大変なうえにあまりに分りやすいのであまりかからないらしい、
昭和の頃の山村は貧しく町までの交通手段も整っていなかったので動物性蛋白を野生の動物からとる
そのせいで鉄砲撃ちは副業として成り立ったのだが今では町で肉を買って来る事が当たり前で猪だの野兎だのを食べる事はないだろう、
山鳥と雉は珍しいと言う事で需要はある様だが逆に獲物が見当たらない、
猪に関して言えば綺麗に剥いだ毛皮は需要が有ったのか戸板に磔て乾してあったのでそちらも収入になったかもしれない、
乾したままでは固くて使えない筈だから鞣して使ったんだろうが何になったんだろう?
漫画ではあのまま頭からかぶっている猟師を見たがそんな奴は当然見た事は無い、
昭和30年代の鉄砲撃ちが使っていた銃は村田銃とか三八とか軍用銃だったので敗戦で復員した時にこっそり隠していたんじゃないのかな
伊豆の鉄砲撃ちの話では縦二連からボルトアクションの連発になってドイツ製の5連だったが途中から「連発は3連まで」となって弾倉の下に下駄を入れて許可して貰っていたらしい、
猪(シシ撃ちと言う)銃は「全部散弾」だそうで鳥撃銃の様な散弾でなく「6弾とか8弾とか」だそうだが子供の頃の村で使っていたのは軍用銃なのでライフルだったんじゃないかなと思う、
しかし最近は猟友会に入って来る若者は無く年齢の関係もあってかなり減ってしまっている、最近伊豆で「松崎に最近20代の女の子が引っ越してまで入った」と聞いたがなんか今の男は情けない、
天竜でも伊豆でも行政から「害獣駆除」と言う事で日当を出しているらしいがそれでも手が足らないそうだ、
最近食害は猪より鹿の方が多いらしい、此方は何でも食べてしまうので被害が広がってしまうと言う、
伊豆で一番被害額が多いのは椎茸だそうだ、中伊豆地区では椎茸を産業の重点に置いているのだが高級な「冬菇」が収穫時期になると根こそぎ食べられてしまうそうでこっちは猪より大変で2m程度のフェンスは跳び越してしまうらしい、
見た目が可愛いのと結構人懐こいのでかえって厄介だそうだ、
伊豆天城高原にある別荘地には鹿が非常に増えてしまって野菜や植栽をてしまうので迷惑をしているが住人が「名前を付けて餌をあげてしまう、」と管理人が「来たら石をぶってろ言うんだが」と嘆いていた。
最近、グレーチングの形状で猪も鹿も近寄らないと言うものがある様だが設置にかかる費用が負担の様だし恐らく慣れてしまうのだろう、
最近は月の輪熊も増えて来てやはり住宅地にまで出没すると言うニュースがある、
中型獣のハンティングは白人のハンターには人気が有る、この間アフリカで有名なライオンが不法に射殺されたのもハンティングツアーだった、
そこで日本ハンティングツアーと言うのはどうだろう、入猟料を取り経験の有る勢子をつける事を条件に猟期に限り募集する、
害獣の駆除と猟友会の副業に持なり、地域の宿泊関連企業にも収益となるだろう、
中国の富裕層が日本にゴルフツアーを組んだ時、同行する女性たちにディズニーツアーをセットしているがそういうやり方もあり、東京ツアーもある。
伊豆は幾らでも温泉があり、天竜地域だと浜名湖があり岐阜では下呂、飛騨もある、
一石二鳥なんだけどな

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