娘の話の続き・旅行と紅葉饅頭

今朝女房が娘にメールを入れた、互いに用事がない限り毎週休日には娘と朝食をファミリーレストランでとる、
今度の連休に旅行に行こうかと言う話をしたのは前回書いた、
娘の方は今週は夫婦で何処かに言っている筈なのにメールが来たので「旅行に一旦じゃないの？」とメールが来た
「やめました」と書いたら「計画が一番楽しい時間だと言うのは本当だね」と来て続いて「安いんだから言って来たら」と言って来た、確か先週そんな話をした記憶が有る、
「行っちゃったら楽しみがなくなるじゃないか」と返事を送ったら「なんだそりゃ！」と戻って来た、
遠足は行くまでが楽しい、行ってしまえばあっと言う間だ、が計画を楽しむために行かないんでは何時まで経っても行くことは出来ない、本末転倒である
一泊程度の所は随分行った、遠い所もかなり行っているが未だまだ行っていないところもある、がこれは中々いろんな事で（多分経済的な事で）中々難しい、
のんびりと言えば結局伊豆半島になってしまう、時々熱海まで昼を食いに行ったりするのに熱海に一泊したりする、
ゆっくり起きて朝飯をファミレスで済ませきた電車に乗り込んでチェックイン時間が過ぎた位にホテルに入る、
ウェルカムティーを飲んでひとっぷろ浴びてビールを飲んでやがて夕食、
帰りは戻ると未だ11時過ぎ、旅行と言うより宿泊に行っただけだが結局最近はこんな事が多い、
熱海か伊東行って稲取あたりまで、一度房総半島をと考えるのだが同じ海側なら伊豆になる
鬼怒川、水上なんかも考えるのだが結局行かない事になるのはどうしてだろう、
娘の話の続き
娘の連れ合いは数年前から単身赴任で今は広島に居る、正月に戻った時に土産にもみじ饅頭を買って来たと言うが正月に会った時に持って来るのを忘れたという、
「旅行に行くなら明日会って渡す」と言っていて親子で忘れた、「賞味期限が7日だから」と言っていたのにまた忘れてきた、生紅葉饅頭の１２個入りか１０個入りだと言うが賞味期限云々の前に古希を過ぎた夫婦に紅葉饅頭１０個は喰いきれない、
第一二人とも左利きだ、確かに「羊羹を酒のつまみに」するしケーキでも酒の摘みにはするが１０個は多すぎる、１週間もあれば何とか片付くかもしれないが後２日では如何とも出来ない、
買って来る方も方だが忘れる奴もどうにもならない、破れ鍋にどじ蓋と言った所か、
今日は持って来たようだが喰いきれない事は間違いないな

手塚氏の考えたロボット社会は主役は人だった

ロボットに職を奪われると言う話が出ている、ロボットと言えば鉄腕アトムだがその漫画でも大抵の仕事はロボットが片付けて人類は仕事から解放され豊かな暮らしをしていると言う設定だった、
肉体労働や危険な仕事、家庭の細々としたハウスヘルパー的な仕事も休む必要のないアンドロイドが片付けている、
人類は労働から解放され余った時間を謳歌していると言う設定だったが今言われているのは「労働」をロボットに置き換えられた人間がその収入の元を奪われて貧困になるのではないかと言う懸念である、
単純労働も士職業もAIに仕事を置き換えられ、販売も接客としてのスキルは失礼のない程度の物は気分に左右される人間より「そういうものだ」と割り切ればその方が良いかもしれない、
長時間労働と言う概念も無いのならブラック企業と言われる会社もなくなる、
しかしそれでは働く事で生計を立てると言う仕組みは崩壊し、ロボットを所有している企業のみが儲かるとい事になってしまう、
だったらロボットの所有を現在の労働者に限定し企業は人間の替りにロボットを従業員として雇用すると言う事にすればアトム時代の形になるではないか、
ベーシックインカムで支給する分で現職をロボットに置き換えて出勤就業をさせてメンテナンスや管理をする事でロボット・AI社会の恩恵を国民全員が享受できると言うのはどんなもんか、
国民一人に１台のロボットを国が支給して更に自分の力で新しいロボットを増やす事も出来る様にする、
基本的に企業自体がロボットを所有して生産就業を出来ない形にすれば経済格差も少なくなるし取りあえず最低生活は確保できるだろう
と、言う初夢を見ている

娘の話

６０歳を超えた頃から娘から毎年お年玉をもらう、誕生日だの父の日だのとくれるのでそれ程多くは無い、（聞かれたら怒られるだろうが）が有難いものである。
女房と一緒になった時は小学校２年生だったが３歳くらいからよく遊んでいた、
息子は丁度中学に上がる時で実の父親の顔を覚えていたので少々負担が有ったみたいだが娘は分かれた時には未だ２歳になったばかりだったので全く覚ええていないらしく自分の感覚ではすんなりと言ったと思う、
此奴が実に面白い娘で色んな事をやってくれる、実の親でない事を平気で話すらしいのも本人が全く気にしていないせいだろうと思うが親の方が気を使っていると拍子抜けする事が有る、
小学校の高学年になった頃勉強を見てほしいと言われて色々見ていたがどうも国語の表現が上手くない、そこで毎日日記をつけさせて帰宅してから見せろと言ったら意外と嫌がりもしないで毎日晩酌の時に持って来る、
その中に平仮名で「いちよ～」と言う言葉が出てくる、どうやら前後の文脈からすると「一応」の様だ、まあ発音的には「いちよう」だがなぜ「いちよ」で「う」が無い？
高校の時の話、女子高だったが文化祭をやるので来てほしいと言われ仕事の合間に夫婦で行ってみる事にした、
イベントを聞いていたので見に行ったら声を掛け手招きをするので行ってみたら腕につかまって「ねえ、私父親そっくりでしょ」と一緒にいる級友達に言ったのだがどうも友達の反応がおかしい、
「うん、そうだね」と言う子が居たが殆どが微妙な顔をしている、
（ははあ～、こいつやったな）と気が付いた、廊下に引っ張って行って「お前、話してあるんだろう」と言ったら「うん、まあ、なさぬ仲っていううですか、と言ったけど」と言う、（なんちゅう古臭い表現だ、どこで覚えたんだ）と思いながら「お前性格が悪いよ、友達が困っているじゃないか」と言ったら「本当、面白かった」そうだ、
短大の卒業式に貸衣装の袴姿で出掛ける時に「電車が大変だから迎えに来て」と言われ時間もあるので車で迎えに行った、場所は多磨霊園の近くで半日開けておいたのだが何時まで待っても出て来ない、かれこれ一時間以上約束の時間を越えている、
卒業生はほゞ捌けてしまっているので念のためにと家に電話を掛けたら「あれ、お父さんどうしたの？」とのたまう、
この野郎、迎えに来いと言ったことを完全に忘れて家に居やがった、呆れて腹も立たないし、まあ親バカだから仕方あるまい、
この事は暫くは笑い話になったが先ごろ聞いたら「そんな事あったっけ？」と完全に覚えていないのにはあきれ返ったものである、
昨日ファミレスでモーニングを使っていたら娘夫婦がやって来た、
夫婦で正月が明けたら安い旅館を見つけてのんびりしてくるかと話して居たら自分も連れていけと言う、
女房が「本当に行くの？」と言ったら「連れて行ってくれるなら」と言うのでどんなところが良いかと言う話になった、
私がタバコを吸わないので女房が禁煙室で喫煙コーナーの有るホテルか旅館と言ったら娘は「部屋で煙草を吸えないのは駄目、ゆっくり吸いたい」と言う、
私に向かって「そのくらい我慢しなさいよ」と言いやがるのでこの招待は却下する事になった、どう育てたらこんな風に育つんだ？
親の顔が見たいと言うが毎日髭を剃る度にみているな、まあ変な娘だが取りあえず大過なく育ったものか、

「ライオンは寝ている」を知っていますか？

アキラ100％とか言うのがいる,タレントとか芸人とか言うのすらはらが立つ、
でる方もでる方だが出す方も出す方だ、
色物どころか賑やかしでも叩き出したいやつだろう、
昭和の中頃社員旅行の宴会芸で有ったらしいがみんなは笑っても本心では馬鹿にしている惨めな宴会男だ、
同じジャンルで「ライオンは寝ている」と言うのが有ったが知ってる人は知ってるけど知らない人は知らべて下さい、
下ネタは芸では無い、そんな奴を満場に見せる所はＴＶだけだろう、
寄席でやるバレ話しはきわどい洒落だが客を見て演じる、子供が聞いてもその笑いは解らないにしても子供の見ている茶の間に流す物では無い、やっていて恥ずかしくないのかと思うね、
無論それを流す輩も喜んでいる客も本当に低俗になったものだ、ここまでくれば「俗」と言う言葉すら言いたくない、
もっともこの世界では歌を歌うだけで「アーティスト」だから仕方ないかもしれない、アートですらこんな大安売りだから「芸」なんぞこんなもんか、
此れでなければスポンサーがつく視聴率が取れないと言うなら東京テレビが作る番組を見るが良い、時に売れているタレントも使わず次々とヒットを飛ばす、
「池の水全部抜く」には市長・県知事極めつけに今回は環境省の事務官が出てきた、
NHKで特別番組を組んだわけではない、一緒に泥だらけになって「外来生物が在来種を脅かす事に大変ありがたい番組」と言わしめている程だ、
裏話で「当たるかどうか、やってみないと分からないが」と始めたと言う、
バス乗り継ぎも町散歩も何でも鑑定団も全て７CHの番組からだ、他局がすぐ真似をするが大抵つぶれてしまう、安易に数字のとれるタレントを使うだけの脳の無い番組に置き換わる、見習うと真似するは全く違う事くらい大人なら分かるだろう
そして今回の様な外国では逮捕される様な下劣な番組だ、「お笑い」と言うのは何なんだ、
落語家が「客を笑わさずてめえがわらってどうすんだよ！」と言ったと言う話を聞いたが今の番組は作っている連中が面白がっているだけで大人は面白くもなく目をそらしたいものが多い、小学校以下が一番喜ぶ様な笑いは小学校低学年の校庭に置くが良い、
新年二回目がぼやきからではあんまりいい新年かも知れないがまあ三が日が雲1つ無い快晴になったから今年は基本「快晴」でゆきますか。

アケオメコトヨロ

快晴の元日、今年は古希になる、少し前までは「あと１０年か」と思っていたが最近一緒の仕事をしている方々を見ると８３とか８５とか結構多い、中には傘寿の現役もいる、
（もしかしたら未だまだか）と思っていたが先日「アラハン」と言う言葉をラジオで聞いた、「アラサー」と言う言葉から始まってある歌手が「アラカン」と言い出しこれが「アラウンド還暦」だというので上手いことを言うと思っていたら今度は「アラウンドハンドレット」らしい、
そう言えば最近「人生百年」と言う文字を見ることも多い、百年なら未だ３０年もある、
マダマダであるが限界老人という記事も垣間見るし、若い連中がネットで「老害」とまくし立てているのもある、
仕事も未だ出来そうだしなんとか食い繋いでは行けそうな気もするし、若しかしたら「ベーシックインカム」でも起きてくれればと気楽な事を考えている、
宝くじでも当たればそれこそバラ色の老後になるのだがとりあえず年末ジャンボは当らない
世間の事を考えれば面白くない事ばかり、とりあえずは現政権と言うか安倍政権の傲慢な政権運営の腹立たしさと全くまとまらない野党のだらし無さ、
アメリカの北朝鮮を使った武器押し売りと民族主義的な世界の風潮、第一アメリカは「民族」ではあるまいに、
国内大手企業の矜持の喪失、それ以前に日本人としての矜持のなさ、親が子を虐待し挙句に殺してしまう、
日本だけでもないかもしれないが生活の豊かさが心の貧しさを推し進めてしまったのか、
貧富の差が底辺から人間らしさを喪失させてしまったのか、
情報過多のせいか、昭和の復興時にテレビ画面から流れたアメリカの生活にの憧れは仕事のモチベーションになったが今情報で見る国内の格差は仕事どころか生るモチベーションすら喪失させているのかもしれない、
バンドラの箱から最後に出てきたのは「希望」だったが新自由主義というパンドラの箱から出てきたのは「絶望」だったようだ、
「禍福は糾える縄の如し」社会も又そうであってほしい、「人間万事塞翁が馬」と構える余裕は今の底辺にはあるまい、この豊かな時代に「餓死」が出るというのだ、
と、元旦に相応しくない話になった
若い連中の「アケオメコトヨロ」にはそんな不安は微塵もなさそうだ、
今日は目出度く「シルバーパス」が貰える、今年は良い正月だ