梟の独り言

色々考える、しかし直ぐ忘れてしまう、書き留めておくには重過ぎる、徒然に思い付きを書いて置こうとはじめる

少年王者と漫画とヒーロー達

2018-12-06 15:48:15 | 雑記
小学生の頃雑誌に「少年王者」と言う絵物語が連載されていた、
山川惣司の作だと言う事は覚えていたが雑誌は覚えていなかった
調べてみたら「おもしろブックク」だった
当時漫画雑誌は月刊誌で「少年」「少年ブック」「少年画報」「冒険王」「漫画王」「おもしろブック」と幾つもあり子供の間で買う雑誌を決めて廻し読みをしていた、
「少年」は手塚治虫の鉄腕アトム、横山光輝の「鉄人28号」
「少年画報」は竹内つなよしの「赤胴鈴之助」桑田次郎の「まぼろし探偵」
など一世を風靡した作品が目白押しだった。
この中で「おもしろブック」だけだったのではなかろうか、挿絵と文の構成の絵物語が乗っていて私はこの「少年王者」が好きだった
主人公の名前は憶えていないがアフリカのジャングルを舞台に進められる冒険物語だがこの中に白いマントと縞の模様をつけた仮面の謎の人物が居た、
主人公が危険になると何処からか現れる、「アメンホテップ」と言う声が聞こえるのだが危機を脱すると風のように消えてしまう、
どうも文脈からすると彼の父親ではないかと言う感じがしたが結局その後はどうなったか覚えていない、
丁度映画で「密林の王者ターザン」と言うのが流行っていてこの少年版に近かった気がする、
ターザンも少年王者も仲間はチンパンジーのチータだった、
それから何か年後にテレビアニメで「狼少年ケン」と言うのが放映されていた、
こちらはテーマソングがリズミックで好きだった、「バンボ、バンボヾヾバンバンいつも元気に明るく・・」と言うテーマソングは内容とは関係なく覚えている
実写では「怪傑ハリマオ」と言うのが有ってこちらはマレーシアかスマトラだったと思うがバンダナとサングラスのハリマオが活躍するのだが一緒にいたのは少年だった、
恐らく顔に墨を塗った日本人だったろうが今では恐らく問題になってしまうんだろうな
「だっこちゃん」もカルピスのイメージキャラクターも人種差別だとされて消えてしまったからな
似たような番組で「ジャガーの眼」と言うのもあったがどうも舞台の国が解らない
月光仮面は間違いなく舞台は日本なんだが
前述の「まぼろし探偵」も実写版が放映されていたがバイクが市販版の「ホンダベンリー号」と言うのも今考えると結構面白い、
全部30分番組なんだが見ごたえがあった気もする、
子供の一日は随分長い、物心がついてから働き始めるまでの時間は其れから孫が出来るまでの時間とあまり変わらない感じがする、
残りの時間は更に早く過ぎてしまうのかもしれない

NHKでも市民権を得たのか、若干嫌だな

2018-12-04 08:41:00 | 雑記
今朝のNHKスポーツニュースでサッカー選手の紹介で「半端ない・・・・」と言う見出しが出ていた、
その放送時間中ずっと右上に表示されている
”はんぱない、”と言う言い方は中学生か高校生低学年程度の年齢層が若者言葉として始まってそのまま年齢をが上がっても使用していたり
減税では放送やSNSで広まっていったため広まった言葉だろう
若者世界ではそこでしか使わない言葉は有りそれが世代間の仲間意識の社会語としてあった、しかしそれは一般に広まったらその価値は無くなる
そしてそれが共通社会言語として広まり定着すると「市民権を得た」といわゆる「知識人」と言う連中がお墨付きを出す、
いかし、古い人間からするとそれは「市民権」なんぞとは認められず何時迄ものどに引っかかった棘のように違和感が続く
恐らく使っている世代、誓い始めた世代の「ハンパ無い」はカタカナ表記がしっくりくる語感だろう
”超”と言う使い方も文字にすれば「チョー!」だろう、聞いていてその語感は”アホ”そのものだ
流石にNHKニュースで「チョー素晴らしい」とは言わないが「半端ない」である
半端なと言う部分を漢字にしている所を見ると語源は理解しているのかなとも思うが「半端ではない」と言う語感は全く失われ中学高校生程度のあほらさだ
何処かの番組に「何気に」とプロットが出ていたがあれもNHKだったか?
放送受信料をとる根拠に「放送による文化の乱れを正す」と言う様な事が書かれていた気がするが日本簿の維持を標榜するならもう少し謙虚にして貰いたいものだ
礼拝が「らいはい」ではなくなって久しいが此れも市民権を得たらしい、言海に乗ればそうらしいがそれは必ず併記されている
”正式にはらいはいだが最近はれいはいとも読まれる”
せめてNHK位は或いは全国紙位は「正式には」と言う読み方をして貰いたいものだ
その度に引っかかった棘がチクチクする

小型原子力発電所は潜水艦と空母用に東芝が製造している

2018-12-01 12:00:35 | 雑記
今朝の新聞に政府が小型原子力発電所を検討していると言う記事が乗っていた、
実は4年ほど前にある所からこの話に近い計画でルートが無いかと言われたことがある、
米国の原子力空母と潜水艦に搭載されている原子炉は全部日本製で殆どは東芝WH(一部日立プラントがあったらしい)が製作していると言う話でこの原子炉は密閉型の加圧式であり1M~2Mが潜水艦用、空母用は10M程度であると言う、
戦力として重要である事、密閉した空間に設置する事等で安全は原子力発電所の比ではないうえ大きさも小さく取り扱いも簡単で且つメンテナンスもほゞ無い、
但し燃料の核物質が無くなっても(表現としてはそうだが全部廃棄物になったら)開けて処分はしないでそのまま深深度地下に埋めると言う構造だそうだ
東南アジアの(この時はカンボジアだった)インフラが整っていない未開の土地に原子炉を深深度地下に設置し周辺100km程度の発電を賄い、発電が終了したらそのままガラスやコンクリートで埋めてしまうと言う計画ですでに政府の依頼を受けていると言うものだった、
仕事の関係で電力会社から聞いてもらったが製作部門と管理部門が違う為「連絡は不能」と言う話だが基本的に「眉唾」だなと言う結論になった、
しかし今回の報道から(あのままのはなし)だなと言う感じを持った、
記事では「アメリカの会社と共同で」と書かれていたが念のため原子力空母と潜水艦について調べたらやはりアメリカでは小型原子炉は作っていずに東芝/ウェスティングハウスが独占的に作っている様だ、
ロシアの原子炉は安全性に問題があり公表されているだけでもシベリアで2隻の沈没がある、それが原子炉に起因するかは分からないが安全性には米国仕様の方が格段に上の様だ、
こう考えてみれば「小型原子炉発電」は東芝グループに非常に大きな企業利益をもたらす事になる
またぞろ、政財官の利益構造が目に見えてきた
しかし廃炉になって時の処置は新興国の様にはいかない、そのまま埋めてしまうとすれば今以上に設置地域条件は厳しく反対されるだろう、
此処に支払う補償金やこれに関して調査検討に掛る膨大な費用は他の発電では必要のない経費だ、
表面的なイニシャルコストとランニングコスト以外に莫大な費用が掛かっている事を試算し公表する必要がある、
今回の福島事故における賠償金額は決定しているだけでも2兆円に上り派生的被害と今後の影響を考えると想像がつかないと言う
「使用の延長も新たな小型原子炉もそういう被害は起きない」と言うが福島災害は「想定外だった」と言うのと矛盾しているだろう、
「想定外の事故は起こりうる」と言うのが3・11の教訓だ、
自然災害に想定できる事などないが原子炉が破壊されたらどの程度の被害が出るかは想定できる、
しかもそれは「最低でも」起きる事でそれ以上に「想定出来ない被害」は想像できる
福島事故で2兆円では止まらず想像できない被害が出ている以上はやはりやめるべきではないだろうか