波乱万丈 乳がん転移ライフ!

39歳で乳がん ステージⅢ告知。術後1年経たずに肝臓、骨に転移。そこから始まる長い転移ライフ!

しこりが気になる

2011-04-05 22:00:48 | 日記
今日もいい天気。桜の花もほころびはじめ、日差しも明るく、本格的な春到来。気分も満開!
なのに、私ときたら、先週ぐらいから、どうもしこりの状態が気になって気分下がり気味。
何しろわかりやすいところにあるから、すぐ触って確認したくなる。
お風呂の時はイヤでも触ってしまう。
ここしばらくしこりストレスはあまりなかったのだが、どうしたのだろう。


あれ、ここのしこり、こんな大きさだったっけ?こんな固さだったけ?
こことここのしこりはつながっていたっけ?などなど。
気になるところがあると、途端に不安が頭をもたげる。


月曜日はなぜかマジで不安になり、抗不安剤ワイパックスを久々に飲んでしまった。
案の定、眠気が出てふーっと意識が遠のく。
おまけに夜10時か11時ごろ吐き気まで出てきて、あわててベッドに潜り込んだ。
翌朝は抗不安剤も抜けて大丈夫。しかし何となくの不安感はやっぱりあるんだ。


昨日で子供の春休みも終わり。有意義に楽しく過ごそうと思っても、これではねえ。
がまんできずに病院に電話。看護師助さんにいろいろ吐き出す。
 
私  「ジェムやっているから効いていれば小さくなるはず、と思うと、
   小さくならないとあせりや不安が出てくるみたいなんです。
   でも最悪しこりが大きくなっても死ぬわけじゃないし、
   抗がん剤変えればいいだけの話なんですよね。」

助さん 「そうそう、そのことが冷静にわかっていれば大丈夫よ。」

頭ではわかっているつもりなんだけど・・・。


私のしこりたち。場所的に3つのエリアがある。

まず、左脇の入口のところに、大きめの大豆大のよく動くしこりがある。
昨年11月下旬に私が初めて見つけたしこり。見つけた当初は小さめの小豆大だったのが、
ホルモン療法中に明らかに大きくなっていった。

次に脇の下の方、上半身の左側面の上部といおうか。ここもホルモン療法中にごつごつと
連なるように立山連峰のように大きくなっていった。4~6個はあるのだろう。

もうひとつは、脇から胸にかかる胸壁部分に、なだらかな富士山がある。
見つけた当初から、骨にへばりつくようなしこりで、3センチ以上あった。


ジェム2クール終わって、早い人なら変化が現れる?
私の場合は・・・。

 大き目大豆ちゃんは、ジェム前のMAX大きかった時に比べれば、すこーし小さくなったか、
 変わらないか微妙なところ。少なくとも大きくはなっていないと思う。

 立山連峰の方は、パッと触った感じでは、尾根の高さが低くなっているような。
 ごつごつ感は減っている。

 富士山は。大きいくせにこれがいちばんわかりにくい。
 大豆ちゃんの場所にかけての脇のふくらみが増したような、骨にへばりついたしこり
 が大きくなったような。高さは変わらないけど、範囲が広がったような。
 富士山の裾野部分は、ボリュームが増しているのか、少し柔らかくなっているような気もするし、
 触れば触るほどわからない。あんまり触るな、がんなんだから。


何しろ、ホルモン療法中の2~3ヶ月前は、しこりが小さくなっていると思っていたら、
実は大きくなっていたので、自分の触診は当てにならない。


唯一、客観的なデータとしては、腫瘍マーカーCEAが少し下がったこと。

2クール終わったところで、何をあせっているのだろう。何を不安がっているのだろう。
前回の診察でくしくも私は主治医に、

「しこりには慣れました。小さくならなくても悪さしなければいいかな、
 と思えるように なりました。」

と言っていたではないか。全然ダメだ。

がんに負けている。私にとって「がんに克つ」ことは、どんな状態でも、
たとえ病状が進行していても、気持ちは負けずに自分らしさや生活の楽しみを奪われない、
ことなのに。

とにかく、こんなうららかな日を、しかもどこも痛くないのに、
しこり気になってウジウジ過ごすのはバカらしい。いますぐどうなるわけでもないし。


息子は、午後父さんと、すごく楽しみにしていた仮面ライダーの映画を見に行った。
よっぽど楽しかったらしく、興奮してずっとしゃべりっぱなしでベッドに入っていった。
ライダーの夢見てね。子供の純粋な「今を楽しむ」心を忘れたくないな。




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