波乱万丈 乳がん転移ライフ!

39歳で乳がん ステージⅢ告知。術後1年経たずに肝臓、骨に転移。そこから始まる長い転移ライフ!

精神科診察・・・究極の質問

2011-08-15 13:29:33 | 診察
11日木曜日。精神科診察。パクリ点滴の後だからテンション低いのよ。

私「調子はいいですけど、しこりの状態に敏感になり、時々憂鬱になります。
 でも一時的で、不安で生活に支障きたすほどではありません。
  今日の検査では悪くはなっていませんが、思っていた程良くもなく、まあこんなもんかな。
  自分的には、しこりを触った感じが悪くないのでそれなりに満足しています。」

精神科医 「アッピアさん、自分がこれからこうなる、というシミュレーションはできていますか。
      病気とこれからどう闘っていく、どう向き合っていくという覚悟、
      人生をどう全うしよう、どんなメッセージを残していこう、という覚悟は
      できていますか。」

なんじゃなんじゃ、やぶからぼうに。いきなり核心かい!
話には段階というものがあるじゃろが。
うーん向こうがそう来るなら、こっちも直球勝負!

私 「シミュレーションという意味では、末期がんの人は以前は表に出てこなかったけれど、
  今は死ぬ間際までブログなどで書く人も珍しくなく、そういう意味では知らなくていいこ
  とを知ってしまった、という時があります。そういう状況がすべていずれは自分にも起こるのかな、
  と思って憂鬱になったりもします。
  それと、私はかなりの進行がんで見つかったし、転移も早かったから、
  常に“死”はこのへんに(手で横っちょを囲む)あります。
  でも今は薬が効いているし、これからもまだ薬の恩恵を受けられそうだし、
  “死”を少し先に押しやっています。つまり、“死”は認識はしていますが、
  覚悟はできていません。」

 これ、私が常日ごろ思っている正直な気持ちです。

精神科医 「そうですか、そういうふうに自分を分析し観察する、それがアッピアさんらしさであり、
      その自分らしさを手助けするのがパキシルなんです(出た、パキシル信奉)。
      また来週お話ししましょう。」

私 「でも・・・、先の事をシミュレーションすることって意味があるんでしょうか・・・。」

精神科医 「ボクは、緩和ケアやっていてがんの患者さんも多く見ているんだけど、自分も
      医者である前にひとりの人間でもあるから、がんになることもあるんだな、
      と思うわけです。そんな時、“死”を意識して覚悟を持っていたほうが、
      生きやすいような気がします。何かあっても、いちいちびっくりしたり、パニックにな
      ったりせずに、落ち着いて対応していきたい、と思っています。」

足ムズの話したら、リボトリールという抗てんかん薬を処方された。なぜか足ムズ症候群に
効くらしい。(しかし2日間飲んだが効かずに8日連続足ムズ更新中。)
やっぱり貧血解消の鉄剤飲むしかないかな。

てなわけで、来週も精神科診察。あれー、2週間に1度になったばかりなのに。
足ムズ薬の効果判定かな。効かないぞーーーー。

しかし、「死」だの「人生を全うする」だの「覚悟」だの、主治医との診察では絶対出てこない
言葉だよなあ。緩和の精神科医ってある意味すごいや。でもまだ私は気持ちの整理ついてないし。
来週もこういう話になるのかなあ。無理やり考えないといけないのかなあ。
もちろん、今の自分の気持ちをありのままに言えばいいんだけど。
うーん、また作戦考えよう。次は変化球だ!



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コメント (8)
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