波乱万丈 乳がん転移ライフ!

39歳で乳がん ステージⅢ告知。術後1年経たずに肝臓、骨に転移。そこから始まる長い転移ライフ!

正式な病名は「胸椎部硬膜内髄外腫瘍」、そして腫瘍そのものは「神経鞘腫」

2018-05-03 23:14:48 | 病気について
ッピア夫です。

ゴールデンウイークも後半に突入しましたね。
今日は、ゴールデンウイーク唯一のイベントとして、「家入レオ」のコンサートに行って来ました。

まずは、これに行けることを第一目標に退院後のリハビリを頑張って来ました。
一気にハードルを上げることになりましたが、約2時間のライブを心底楽しむことが出来ました。

そして、何よりも悶々とした気分を一気に発散でき、気持ち的にすっかり元気になって帰って来ました。
大袈裟ですが「生きていることを実感して」・・・

話は変わり、今回は私の病気そのものについて書きたいと思います。

正式な病名は「胸椎部硬膜内髄外腫瘍」・・・
病気の名前って本当に分かりにくいのですが、分かりやすく言い換えると次のようになります。

「脊椎の胸部に出来た腫瘍が、脊髄を覆う硬膜の中で成長し、脊髄の外から神経を圧迫する病気」

入院中、医師が病理検査の結果「良性で再発の可能性も稀」だと伝えに来てくれました。
手術前に可能性が高いと言われていた「神経鞘腫(しょうしゅ)」と言う種類の腫瘍であることがはっきりしました。

「神経鞘腫」と言うのは、神経そのものが腫瘍化するもので、その原因はよく分かっていません。
相当長い時間をかけて成長することもあり、先天性の可能性もあるようです。

病気としてはやはり稀なもので、私の主治医も1年に1回手術をするかどうかとのことでした。
専門の医師でさえ1年に1回しか手術例がないのですから、それだけ珍しい病気なのでしょうね。

手術そのものは、「背中のど真ん中を10㎝ほど切開し、連続した3つの胸椎の突起部分を切除した上で、
その中を通る脊髄の硬膜を切開し、腫瘍を摘出」・・・簡単に言えばそう言うことになります。

簡単に言えばそうなのですが、具体的に説明すると皆が引きます。

まずは、これまで何度か背骨の模型を見せられたので、すっかり脳に画像がインプットされましたが、
背骨と言うのはかなり複雑な形状をしています。

まず、椎骨(ついこつ)と言う独立した骨が連なって出来ているのですが、胸部には全部で12個あります。

また、椎骨は円柱形の部分と突起した部分で形成されています。
恐竜の骨をイメージして頂くと分かりやすいかと思いますが、背骨には槍先のような突起がありますよね。
その突起の根元辺りに穴が空いていて、そこを脊髄が通っています。

脳からの指令を各部位に伝える大変重要な役割を持つ脊髄ですので、外部の衝撃から守るために、
わざわざそのような複雑な構造になっているのでしょうね。改めて身体の不思議を感じます・・・

余談ですが、動物はよく「脊椎動物」と「無脊椎動物」に分類されますが、脊椎動物の種の数はたったの5%未満。
何と残りの95%以上が「無脊椎動物」と一括りにされる中に・・・

身近な動物のほとんどが脊椎動物(哺乳類、魚類、鳥類、両生類、爬虫類)ですので、
改めて動物の多様性に驚かされます。

話は戻り、背骨の突起部分をどうやって切除するのかを医師に訊いたところ、「大工さんと一緒」とのこと。

つまり、手術用のノミやトンカチを使って骨を砕いて取り除いて行くようです。
手術しているところを想像したら恐ろしくなりますが・・・

私の手術痕の痛みはまだ癒えず、まだ椅子の背もたれに背中をくっつけられない状態ですが、
ある意味これだけ手荒な手術と言うことは、背中に大怪我を負ったのと同じことなんですよね。

先日、退院後初めての診察を受けて来ましたが、「これが怪我であれば、重傷と思ってください」と言われ、
「完治まで数ヶ月はかかる」こと、「足の痺れは後遺症として残る可能性がある」こと等を説明されました。

「仕事への復帰」は、後遺症など身体の状態を見ながら自己判断でとのことですが、
「決して急ぎ過ぎないように」とクギを刺されました。

リハビリでお世話になっている理学療法士にも「仕事への復帰」について相談したところ、
「足が動かなくなるまで無理をする人は、復帰しても必ず無理をするので、
あなたには回復途上での復帰は勧められない」と言われました。

前回、「きのっこのこ」さんから「そこまで頑張らなくても・・・」とのコメントをいただきましたが、
本当にその通りだと思います。

入院前のあのハチャメチャな状態はどう考えても「頑張りすぎ」「無理しすぎ」・・・
今つくづく思うのは、「病気において無理は禁物」と言うことです。

私が言っても全く説得力がありませんが・・・

2018年5月3日


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