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日本初の「高校対抗eスポーツ大会」が熱い~息子の学校が1部門で初代チャンピオンに・・・

2019-09-06 22:53:10 | 感動の出来事(スポーツ)
先月、第101回目となる全国高校野球選手権大会が甲子園で行われている真っ最中に、
今年が初開催の「eスポーツ甲子園」の1部門で、息子の学校が初代チャンピオンになったらしい・・・
との情報が飛び込んできました。

高校生ともなると、各人の興味や得意とするものがどんどん広がり見事に多様化していきますね。
「〇〇甲子園」と言われる高校対抗の大会も色々ありますが、私が最近感動したのは「黒板アート甲子園」・・・

卒業記念として、黒板にチョークで様々な絵やイラストを描くものですが、このクオリティが半端ではなく、
いつかその様子をテレビで観て、あまりのレベルの高さに歓声を上げてしまいました。

「黒板アート甲子園」に参加する高校もどんどん増えて、徐々に盛り上がって来ているようですが、
「eスポーツ甲子園」と言われる「高校対抗eスポーツ大会」が今年の夏に日本で初めて行われたことは、
その時が初耳でした。

「eスポーツ」は、PCやスマホで行う対戦型ゲームで、昔は一人でコツコツやっていたゲームが対戦型となり、
世界共通で認知されるゲームがいくつか出て来て、世界各地で大会が行われるようになったものです。

「そもそもゲームである『eスポーツ』はスポーツなのか?」と言う議論があり、正直私も懐疑派でした。
「スポーツ」って、毎日身体を鍛えて練習を積んで、体力や技を磨いて、身体を使って汗をかいて・・・

それが、モニターに向かって椅子に座り指先の器用さで相手を攻撃して倒せば勝ち・・・
私も昔ハマりましたが、ゲームセンターにあった複数参加の車のレースでトップを競い合うのと同じ感覚・・・

所詮はゲームで、勝てば一時的に高揚感が得られる程度のもの・・・と言うような認識でした。
ところが、後日にテレビ放映された大会のドキュメンタリーを観て、このスリルとワクワク感は何なのだろうと・・・

毎日練習を積んで技を磨いて、頭と指先の器用さを使って、戦略を立てて協力しながらのチームプレイ・・・
緊張してミスをして落ち込んでしまう子、それをフォローしながらチームを引っ張っていくリーダー・・・
緻密な戦略ととっさの判断力、相手チームをリスペクトしながらも熱い真剣勝負、そして大逆転劇・・・

これって、まさに「スポーツ」・・・だよな・・・
初めて観た「eスポーツ」の大会で、確かにこれは一種の「スポーツ」なのだと思わざるを得ませんでした。

その上、「スポーツ」は運動神経、体格、体力のある人が圧倒的に有利なのはもちろんですが、
「eスポーツ」は、元々個人に備わる身体的な要素はほとんど関係なく、
性別も国籍も年齢も、健常者も障がいを持つ人も、誰もが平等に競えるスポーツ・・・とも言えます。

また、将棋や囲碁、オセロのような頭脳ゲーム的な要素と、スポーツ的な競い合いと、時代に合った娯楽性・・・
そう言ったものを兼ね備え、新しい時代に生まれて来た一つのムーブメントなのだとも感じました。

日本はまだ遅れている方で、欧米を中心にスポンサー企業がついた大会も盛んに行われています。
プロ選手もどんどん誕生し、若くして年間1億円以上を稼ぐプロ選手も・・・

ドキュメンタリーでは、各校で「eスポーツ部」と言う部活が発足して来ていることも取り上げられていました。

もう、「eスポーツ」のような新しい競技をスポーツとして認識し、受け入れていく感性を持たないと、
自分がガラパゴス化してしまう・・・そんな危機感を感じた体験でした。

2019年9月6日


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