5月の声を聞いた頃から、
混声合唱『蔵王讃歌』が想い出されてたんです。
それは組曲『蔵王』の第一曲目。
万緑満てる 蔵王~ 蔵王
命の息吹がほとばしり出るように、力強く始まるんですよね。
(上にリンクしたところで、各曲名を見るだけで
わたしの中に蘇り、次々と歌が流れていきます)
私は、まだ聴こえていた頃、コーラスをしていました。
ヘタながら色んな歌を歌って、楽しかったけれど、
それは純粋なものとはいえず、、
暮らしの中でイロイロある中で、歌で癒してもらっている、という状況でしたが。
組曲『蔵王』は9曲から成り、『蔵王讃歌』はじめ何曲か歌いました。
そのお手本として、ある有名大学の合唱団が全曲歌い上げるカセットテープがあった。
それはそれは素晴らしく、震えてくるほど感動的な歌声でした。
テープを、それこそ擦り切れそうになるまで繰り返し聴いては
涙を流し――。
さっき検索してみたら、あったあった、You Tube に、いくつも。
ところが、最初に聴いたのは、蚊の鳴くほどの音量。
画面は、たぶん楽譜の表紙。。
もう一つは、合唱の声と、蔵王の写真。 ↓
http://www.youtube.com/watch?v=EPBO2OLz07A&feature=endscreen&NR=1
映像は、とってもきれいだけど・・・。
めげずに、次のを聴いてみると、歌っている場面が出てきて、
皆さんの口の動きや、指揮者の動きで、
記憶をたよりに、
微かに聴こえる歌声と重ねて辿っていける。 ↓
http://www.youtube.com/watch?v=LEOjA-glQe8
感動が 蘇ってきた。
蔵王讃歌の音楽の世界に入り込めた。
いま、なんだか指が震えてます。
感動と同時に、
私の耳では、
歌っている映像が無いと、
口の動きや指揮など見えないと、ダメなんだね。
泣いたりしたってしょうがない。
微かにでも聴こえて有り難いと、
そんな風に思っていきたい。