まったく恐ろしい番組でした。
ゆうべのNスペ『オウム真理教 17年目の真実』。
それによると、「社会の人々の救済」という名目だったが、
実際には次々と・・・。
そのように暴走し始めた最初の事件は、、
修行をしていて興奮状態に陥ってしまった ある信者Aのことを
麻原に報告すると、
「水をかけて冷やしてやりなさい」。
その指示で信者Bは、Aを お風呂で湯船の水に顔を押し付け、
ぐったりと仰向けに倒れたその顔の上から、シャワーをかけ続けた。
Aは反応しなくなり、
Bは「あれ?大丈夫かな?」と一瞬思ったけれど、
「尊師さまが おっしゃったのだから」と、かけ続け、
Aは死んでしまう。
そして麻原含め幹部で相談して隠蔽。ドラム缶に入れ燃やしてしまう……。
ああ、
絶対視し、盲信してしまうことの恐ろしさ。
調査していくと、
麻原は、自分のつくりたい帝国を創ろうとしていただけだった。
これは、なにも特別な状況での話だけじゃない。
再現ドラマの中で、記者も言っていましたね、
「企業など集団の中で、おかしいと感じたとき、
それにあらがうことが出来るかどうか」。
――そう、自分の身がどうなるか不安などあったとしても
「これって、ちょっとおかしくない?」と声を出すことが出来るかどうか。