河口公男の絵画:元国立西洋美術館保存修復研究員の絵画への理解はどの様なものだったか?

油彩画の修復家として、専門は北方ルネッサンス絵画、特に初期フランドル絵画を学んできた経験の集大成を試みる

くたびれると美味しいものが欲しい!!

2023-12-08 20:20:16 | 絵画

私の読者は、備忘録をさぞかしウンザリして読まれたことでしょう。

申し訳ありませんでした。

今後気を付けます・・・・なんて無理!!でっす。

今日は少し気分転換して、倉庫の整理をしました。私の大事な宝は道具・工具ですが、トンカチや包丁それぞれ20本持っている程度で「精神異常」」扱いした奴がいたけど・・・今日は鑿(のみ)を整理したら、なんと100本以上あって、潮風でさび付き、悲しい。これらを全て磨くあるいは砥石で研ぐと何日かかるだろうか。一本に1~2時間として・・・気が遠くなる。もし大田区の仲池上のまま住み続けていたら、普通のさびで簡単だったろう。ここ浜田に来て鉄製品、電気製品、ストーブなど壊れてしまって、家の裏に投げてある。ほって置いたら錆びて朽ちてこの世からなくなる。美術館時代に竹中工務店からもらったコンクリートを運ぶ一輪車だが、庭の片隅で消えた。跡形もない。・・・・それだけではない。このところ暴風が激しくて。庭の生垣だったヒノキが伸びすぎて大風の餌食になって、水産高校の実習棟に寄りかかって倒れたが、始末にも困った。また倒れそうだ。もうここには住めない。だから山口に引っ越す。しかしどうしても水辺が好きで椹野川の河口に土地を買った。また錆が出るだろう。

とにかく私の生甲斐は物を作る事。だから道具は大事にし、「現場」が生きる場所だ。机の上で「資料文献」を読んでいては何も作り出せない。昔フリランスの時、久留米のブリヂストン美術館でダンテ・ガブリエル・ロセッティの展覧会を開催した時、作品管理で出張し、昔懐かしい風情の商店街で見つけた金物屋で「彫刻刀」15本組を見つけた。桐の箱に入った手で突くのみだ。つまり大まかに削ためのものではなく、仕上げで微妙な彫りにするのみだ。プロ仕様で、自分には飾りだろう。この15本は桐の箱に入っていたせいで、一切錆びはない。じつはこの彫刻刀を使う機会をうかがうための「材木」があるのだが「柿の木」なのだ。柿の材は心材が黒く異常な模様をしている。その部分に人の顔が来るような彫刻を掘りたい。しかし美しいものではなく、ファンタジーで少し気味の悪いイメージが好き。

こんなふうに私の最近の生活で「創作活動」から遠ざかると、頭の中で欲求不満が爆発。しかし「案」ばかりで具体性が無いと、机の上で「資料文献」を読んでいる連中と変わらない。そうする内に「食い物」に目が良く。TVでカニの宣伝をしていると「カニ」が食べたい・・・と・・・冷凍もの、既にゆでたものはいけない。また境港(鳥取県)に行ってこようかと思う。しかしこのところ海は時化(じけ)で漁獲が無いかも・・あるいはあってもすごく高価。しかし生でないと味が落ちるからいやだ。

なんてね。

そうそう、昆布と鰹節でうどんの出汁を取ると、どっちかというと鰹節より、昆布は捨てがたい・・。だから昆布はさらに柔らかくふやかしてから、千切りし、しょうゆ、みりん、さとうで煮て、煮昆布の佃煮にする。干しシイタケを買ってきて、これも水でふやかして千切りにして一緒に煮る・・と驚くような美味しい煮昆布の佃煮が出来る。だし汁は一緒に煮るから「売り物」とは格の違う味が出来る。醤油だれがあればそのまま熱いご飯にのせて混ぜて食べると・・・・いや他の野菜とか食べずに食事が終わってしまうのでいけないが・・・。今日は他に干しだらの甘煮を作った。とにかくエンゲル係数は大で、買い物癖が付いていて、紙にメモしたもの以外に大量の暴走買い、また1万円越え・・・猫の餌の他、自分のお菓子とまんじゅうを買った。体重76kgから脱却できません。

近いうちに岩国の実家に帰ってきます。実は誰も居ないのに電気代が2700円以上かかっているのです。ブレーカーは落してあるので気持ち悪いです。木刀を持参します。