河口公男の絵画:元国立西洋美術館保存修復研究員の絵画への理解はどの様なものだったか?

油彩画の修復家として、専門は北方ルネッサンス絵画、特に初期フランドル絵画を学んできた経験の集大成を試みる

一年前にバターが高いと書いた

2024-04-07 09:45:03 | 絵画

一年前に書いたバターの価格は450円、その前の年は350円だった。ことしはスーパーによっては500円を超えている。どうしてかはネットのニュースに「酪農組合と酪農族議員が暗躍している」と言われていた。その片方でミルクを捨てないと売れないという、酪農家の嘆きがニュースで紹介されていた。どうしてかそうなるからこの国の経済、金融、流通などのシステムが異常なのは誰が見ても分かるだろうが・・・・。消費者の怒りが伝わらない・・・・みんな平気だろうか?

パン食が当たり前のベルギーの酪農家は小規模でミルクとバターを作って売っている。小さな農家が「めちゃくちゃ美味しいバター」を作れる。作り立てのバターは「白いクリーム」のようで、皆に食べてもらいたいと思った。それがこの国では酪農家は「大金の借金」をして牛を工場化して、価格次第でせっかくのミルクを「苦渋の決断」とか言って捨てているのだからおかしい。何が「苦渋」なのか??自分の望む価格で売れないと捨てた方が経済的と考えているだけではないか!!川下にいる消費者の食卓を考えたことはあるのだろうか。

何もかも食料品は高騰して・・・市民は買え控えで対応して我慢しているようだ。これまで日銀は2%のデフレ脱却措置を取ると言って、長期貸出金利を下げ続けて、企業に有利な政策を取ってきたが、その間、巷の物価は上昇し、国民の給与も上がらず、企業の為に円安を維持してきた。輸入品は石油から家畜の飼料まで高騰して・・・・その分を製品価格に転嫁し国民に広く負担させてきた。

一方で財務省は日本は1000兆円を超える借金があるから、これを減らすために消費税他、あらゆる税金で賄うしかない・・・・??と言う。これがおかしいことは言うまでもない。この借金は誰が作ったのか?我々か???   絶えず国債を発行し、日銀に560兆から買わせているから、実際には借金はもっと少ない。財務省はこのような無知な国民をだますトリックで課税案をいつも作ってきた。二重課税も改正しない。新しい課税法案を作った財務官僚は出世し、定年後も天下りで出世するそうだ。

これは自民党の経済金融を優先するために、教育から就職に国民が企業の労働力として繋がるように政策を行い、一方で企業献金を禁止したはずなのに、パーティー券で未申告の裏金をもらい続けていた現実。経団連会長もグルになって自民党を支えてきたことは誰も知るところだろう。しかし騒がないと出てこない「不正」は正せないのだろう。

 

こういう世の中を作ってきたのは自民党だ。岸信介の時代にGHQと反共政策を作るために統一教会を利用し、統一教会の「詐欺行為」に目をつむり、協力関係を作ってきて、今更にバレると知らんぷりっしている。政治は「国のため国民のため」は嘘!!自分のためです。しかも「お金と権力」。

この国の国民であることを誇れますか?