NPO法人美濃の森造隊だより

人と森林との最適な関係を探るため、岐阜県恵那市を中心に人工林の間伐をしながら森造りを行なうグループの活動報告です。

ぬかるみで悪戦苦闘(2月28日)

2010年03月03日 | 間伐
今朝は雨の音で目覚めました。
ネットで天気予報を見ると、昼ごろには雨から晴れと急速に回復するようでしたので山に出かける事にしました。
春になって天気がめまぐるしく変化するようになったようです。
昼に上矢作の佐藤さんを杭作成現場に案内して、ついでに自然農作業のアドバイスを頂きました。
山里力育成塾が7日に始まるというのにまだドタバタしています。

佐藤さんと別れて直ぐ近くの山主さんの裏山へ出かけました。
山主さんに声を掛けて山に入り、谷筋のスギを間伐しました。
谷筋は斜面が急な事と朝までの雨で地面がぬかるんでいて、なかなか安定した作業体勢が確保出来ないばかりか何度も斜面を滑り落ちる有様です。
それでも我慢して作業を続けると、何とか林の中まで光が届くようになりました。



ぬかるみでの悪戦苦闘をひとまず終えて、合流した山主さんと尾根筋を登って行くと境界近くで大きなヒノキに出会いました。
胸高直径90cmの堂々とした風格のヒノキです。
枯れ枝も無く中程から生き生きとした枝を四周に広げています。
樹齢150年は間違いなく超えているでしょう。
周りにはこれよりは少し細い多くの堂々としたヒノキがまだあり、近くには広葉樹に覆われた急斜面があってそこにもミズナラやホウの大木が生えています。
またいい場所を見つけました。
山では毎回何か楽しい発見があります。
この出会いの楽しさが山との関わりを促す原点のような気がします。
コメント
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