あなろぐちっく

mintonのスナップと気まぐれつぶやきブログ。コメントは古い日記でもお気軽に。写真の無断利用は厳禁。

OOO-28SQ

2007年11月04日 22時08分15秒 | GR28mmF2.8
昨夜は渋谷の黒澤楽器に立ち寄った。
道玄坂のYAMAHAに寄ったが、自分の欲しい弦が見つからなかったからだ。

この楽器店で以前OOO-28SQというギターを買ってる。
ギブソンのオールドが欲しくて寄ったのだが、その時についでに5台ほど気になったマーチンのギターを弾かせてもらって、一番気に入った音がしたのがそのギターだった。SQの意味は買ってから知った。
新品はその当時も入荷予定がなく、前日入ったばかりで値札も付いていないガラスケースの中の中古を購入した。SQは黒澤楽器渋谷店以外では購入できない。

SQとはネック(ギターの棒のような部分)に金属の棒を入れないで、組み木細工で作られているということを意味してる。
この組木細工のできる職人は5年くらい前に聞いた話では、本国に3人だけしかいないということだった。
その当時で、3年に1度くらい入荷されるだけで、年間に数えるほどしか作られないギターになっていたのだが、今はもう作れる人がほとんどいないらしい。

渋谷の店長さんが代わっていて、店長の奏でるいい音をしばらく聴いていたら、声をかけられたので挨拶をした。
ぼくが前の店長さんの頃購入したOOO-28SQを大事にしていますよと話すと、
「SQにはしばらく触っていないので、今度持ってきてください」と言われた。
ブリッジやネックの調整も無料でしますよと言っていただいた。
購入当時もとても親切にしていただき、定期メンテナンスも何度か無料でしてもらっている。こんな儲からない客を大事にしていただき、感謝感謝で頭が下がる。

R-D1+GR28F2.8
黒澤楽器のすぐ近くで撮影

(以前ここに書いた内容と一部ダブるのはご勘弁願いますが、)
OOO-28は、エリッククラプトンがアンプラグドというアルバムで使ったことで有名になり、OOO-28EC(ECとはエリッククラプトンモデルという意味)というカスタムが売り出されて大ヒットした。このECが付くモデルとぼくの持っているモデルは、指板の幅も材料も違う別物だ。
SQとAJ(普通の楽器店で売っているOOO-28)は見た目はいっしょだが、値段もだが、指板始め材料が一部違っている。ネックの太さと形も違う。当然音も違うのだが、AJ所有者にはその差がわかってもらえないかもしれない。
ちなみにクラプトンが使ったのはドノバンのSQだ。

クラプトンは生ギターを一台も持っていなくて、友人のドノバンが持っていたギターを借りたのだが、それがOOO-28だった。
もしこれがL-1などのギブソンギターだったら、ギブソンのアコースティックギターがブームになっていただろう。
コメント (4)
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