あなろぐちっく

mintonのスナップと気まぐれつぶやきブログ。コメントは古い日記でもお気軽に。写真の無断利用は厳禁。

バイオマスエネルギー

2012年01月17日 15時11分43秒 | Finepix X100
原油高騰に加え、CO2削減や原発問題などで注目されているひとつにバイオマスエネルギーがある。
昨年末テレビでも脱原発提唱のドイツなどでのバイオマスやパッシブソーラーとして太陽光を採りいえれるビル建設や個人住宅を含めた地域全体の特集があったが、日本よりもはるかに森林率の国々が森林利用に取り組んでいる姿を見ると日本でも意識を変えていく必要があると思わざるを得ない。

薪ストーブはイニシャルコストとして工事とストーブの購入がかなり必要となる。
ランニングコストとして煙突掃除と薪が必要になる。
乾燥した薪を購入して燃料にすると、灯油ストーブのほうがはるかに安い。
火を見る嗜好品と思えば安いのだが、個人的にはそこまで割り切れない。

薪を集めて燃料にすると、運搬用に軽トラックがあったほうが便利で、山に入るならチェーンソー。割るには斧か電動の薪割り機が必要。数年分の薪をストックする棚も必要。
この道具や薪集めのための燃料を消費することもエコじゃないとも言える。

もうひとつの選択肢としては、ペレットストーブがある。
ペレットを製造するために化石燃料を使うし、ストーブも電気ファンが必要なので良くないという人もいる。
製造時のエネルギーが必要なことは否めないが、電気や灯油で同じエネルギーを消費しているわけではないし、需要さえ安定すれば今以上に安価で安定供給できる。
高齢化社会では薪の運搬ひとつでも苦痛になるはずで、ペレットは悪い選択ではないと思う。

灯油や電気よりはずっと手間を必要とするこういう燃料を使うことは面倒ではあるが、化石燃料の消費量を減少させるとともに里山の保全にも良いし新たな雇用も生まれる。

個人的な理想としては、薪ストーブ用のブリケットをペレット同様安定供給してもらうことがいいと思う。
薪ストーブで使用するので、普段は自分の集めた薪を燃やし、不足したらブリケットを使える。
室内に保管できるので、取り扱いが楽だ。

できることならば、高級嗜好品のような価格のものではなく、石油ファンヒーター程度の価格のストーブが販売されて、燃料もホームセンターに並ぶくらいになってもらえたらいいのにと思っている。

子供の頃、暖房も煮炊きも風呂も薪での生活をしていたので、薪の面倒さが身に染みている。
少しでも楽にストーブが使える時代が来てほしいものだ。

備考
信州では薪の配達や薪を採りに行くイベントもある。一部に薪スタンドもあるし、近くの地場センターでは店頭で販売している。
一方ペレットも近くの森林組合で製造しているし、地域によってはストーブ設置のための補助金を出して推進している。
どちらのストーブも地元で開発製造している会社があるし、信州型というペレットストーブを開発しているところもある。

都会に住む方にはわかりにくい話かもしれないですね。
スルーしてください。


FUJI FINEPIX X100
コメント (20)
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