あなろぐちっく

mintonのスナップと気まぐれつぶやきブログ。コメントは古い日記でもお気軽に。写真の無断利用は厳禁。

大きなリトルアリョーヒン ベルリン交響楽団+ブーニン

2012年06月23日 00時21分45秒 | SIGMA DP2
今日は松本で打ち合わせがあり、終了後ベルリン交響楽団とブーニンのコンサートに向かった。
開演までの時間がかなりあったので、ロビーで打合せ資料の整理と議事録を作成した。

開場になり席につくと演奏者の方々が席に付き演奏前Aの音でチューニングが始まった。弦や管がそれに重なって深く重い音になる。そしてふわっと消える。
この瞬間が好きだ。

ソリストに迎えられたのはブーニン。
シューマンのピアノ協奏曲イ短調を演奏した。アンコールに応えて演奏したのはショパンのマズルカ。
ブーニンは若かった頃のイメージそのままに、低めの鍵盤を覗き込むような姿勢で弾く。
演奏が終わって帰る姿は、演奏したままの背中の曲がった姿勢のままで、小川洋子さんの「猫を抱いて象と泳ぐ」に出てくるリトルアリョーヒンが思い浮かんだ。

今日の演奏した曲は、
メンデルスゾーン 交響曲第4番イ長調「イタリア」
シューマン ピアノ協奏曲イ短調
ショパン マズルカ45番(アンコール)
休憩
ベートーベン 交響曲第6番「田園」
エルガー エニグマ変奏曲よりニムロード(アンコール)
ブラームス ハンガリー舞曲5番(アンコール)
ビゼー アルルの女よりファランドール(アンコール)

アンコールでは会場は曲に合わせて手拍子と歓声で盛り上がった。

指揮者のシャンバダールは風船の中にはいった風船太郎のような体型で、上手な日本語で会場を笑いに包んだ。

SIGMA DP2
会場となった伊那文化会館にて
コメント (6)
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