あなろぐちっく

mintonのスナップと気まぐれつぶやきブログ。コメントは古い日記でもお気軽に。写真の無断利用は厳禁。

ため息

2012年09月25日 16時43分06秒 | summilux 35mm F1.4 ASPH
事務の女性がため息をついていたので、どうしたのって問うた数分後、「社長だって・・・」と言われた。
あぁ、ため息ついてたか。
ヘレンメリルみたいなため息なら色っぽいが、こんなおっさんのはどうにもならない。

ため息といえば演歌の八代亜紀がジャズアルバムを出す。これが雑誌の前評判がいい。
作品の良さよりも広報の力かもしれないが、聴いてみたい。
今年発売になったポールマッカートニーのジャズアルバムみたいでないことを祈っている。

和製ヘレンメリルといえば青江ミナだけど、八代さんが「思い出すのさあの歌」をとジャズを歌ってくれたらそれもいいかな。

Leica M9-P + summilux 35mm F1.4

『ヘレン・メリル・ウィズ・クリフォード・ブラウン』というアルバムがヘレンメリルの代表作でこれを超える作品が無い偉大なる一発屋だ。
ニューヨークのため息なんて言われた彼女はこのときはまだ25歳の時。たしかデビューアルバムで、クリフォードブラウンはこの2年後に他界。

例えば久保田早紀や渡辺真知子のデビューアルバムを毎回聴いているのと実は変わらず、古いジャズ好きってのは同じアルバムを何十年も聴き続けている。
最新の音楽を追っかけるよりマイペースで聴けることも精神的によろしい。
クラシックファンも似たようなもの。
グレングールドやホロヴィッツを何度も何度も聴いてたりするのだが、自分でメロディーを暗唱してるわけでもなく、毎回感心したり驚いたりしている。
ロストロポービッチがこちらで開いた演奏会では、ハイドンのチェロ協奏曲ハ長調のカデンツァがとても長くて情熱的だった。
クラシックは誰が弾いても同じと思うこともあるが、演奏者が自分の世界に入ってオリジナリティの高い演奏をすることもある。

ショパンのメロディーは美しいが1歳年下のリストはピアニストとしては大天才。
世界で初めてスポンサーなしのコンサートツァーを開いたり、彼のタッチが凄すぎて毎回予備のピアノが用意されていたことは有名で、彼が弾いても壊れないピアノを作ったのがベーゼンドルファーであったりと、逸話も歴史に残る人だ。
リストはその当時の友人たち(すごいメンバーですが)の作品を初見(楽譜を初めて見て弾く)で演奏できたが、2度目からは勝手にアレンジしたために、演奏を断られたなんて話しもある。
今生きていたらジャズピアニストとして有名になっていたんじゃないだろうか。
コメント (17)
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