あなろぐちっく

mintonのスナップと気まぐれつぶやきブログ。コメントは古い日記でもお気軽に。写真の無断利用は厳禁。

五感

2013年01月08日 20時39分38秒 | S5 Pro
においや風味を認識し、デジタル化することができるiPhone用プロセッサを作り出したというニュースをヤフーで見た。
五感の領域が徐々にデジタル化されていくのかと思う。

ゴミも分別や焚き火の禁止から原発事故まで、少し前まで想像ができなかったことが当たり前のようにある。
これからも数年前までは夢物語だったことや非常識だったことが当たり前になるのが現代なのかもしれない。

   -------

人の生活もどうなっていくんだろうか。
たった百年で1億人人口が増えて、たった百年で1億人人口が減少していく途中の今。
土地神話なんてとっくに消えた。これからいろんなものが変わっていく。想像できることもあるし出来ないこともある。
生活も変わっていくかもしれない。田舎でこれからありそうなパターンはこんな感じだろう。

20代:彼女ができてアパート住まい。やがて結婚。
30代:親と同居が嫌で少ない頭金で景色のいいところに家を建てて自然の中で子育て
40代:車がないと何もできないので複数台持ち、妻は子供のスポーツや塾の送り迎え
50代:地元に大学がないので子供は都会の大学へ。あと少しでローンを完済。親の介護の負担が始まる。
60代:収入は減り年金は少なく、車がなければ買い物難民となり、コープやコンビニの配達を利用して生活。家は老朽化。
70代:自分の体が不自由になり車が運転できなくなる。不便を感じる。

同居していない環境で育った子は同様に親とは住みたがらず、自らの介護が必要となっても別居ゆえに経済的・精神的な負担が増大。親の尊厳も無い。
主を無くした家は空家となり、行政から見れば納税者も減り道路も上下水道も電気も維持が困難になっていく。

都会に出た子供たちは戻らず、当然孫も育たず、地元の小学校は廃校となり小中一貫教育となる。
学校に通えないところは子育て環境にはならず、その地域は衰退していく。

   -------

結婚に至らない若者が多いので、これはまだいい例かもしれない・・・
病気になるかもしれないし、伴侶が見つからないかもしれない。定職につけないかもしれない。

遠い将来、人はもっと寄り添うように小さなインフラで生きていくことになるんじゃないかと想像している。
実際僕の地元には数十戸の集落が丸ごと集団移住した例もあるので、これはまあ想像の範囲内でもあるのだけれど。


臭いからだいぶ離れた話になった。

S5Pro + nikkor70-200VR
数日前。近所の池。
コメント (18)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする