朝起きて窓のブラインドを開けると、毎日いくつかの鳥が来てる。
赤い首輪のシャムの雑種猫も。
トラの太った猫も縁側を自分の庭のようにゆっくり歩いている。
いつも大抵同じコース。
最近違う鳥が仲間入りした。
近くの御主人がリュックを背負って帰ってくる。
近くの家の嫁さんが歩いている。
二軒隣の御主人は一日毎コースを変えているみたいで、同じ時間に違う方向から帰ってくる。
向かいの家の40代の息子は出勤前にスマホを持ってわき目を振らずに歩く。多分ゲームなのだろう。
何が楽しくて歩くんだろうなあと思いながら見てる。
僕はたまに山を歩く。
なのに歩き始めて数十メートルでもう息が上がる。
何が楽しいんだろうねえと思いながら歩く。
空の上から誰かが見ていたら何が楽しくて歩くんだろうとやっぱり思うんだろうなあ。
歩きながらこんな景色を見てる。見ながらいろんなことを考える。どうでも良いことだ。
どうでもいいことを何度も何ども繰り返し考える。
固い岩と土の上に松の葉が積もり、冬の小枝の影が揺れながら淡い影を落とす。
木漏れ日が柔らかい綿のようだ。
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赤い首輪のシャムの雑種猫も。
トラの太った猫も縁側を自分の庭のようにゆっくり歩いている。
いつも大抵同じコース。
最近違う鳥が仲間入りした。
近くの御主人がリュックを背負って帰ってくる。
近くの家の嫁さんが歩いている。
二軒隣の御主人は一日毎コースを変えているみたいで、同じ時間に違う方向から帰ってくる。
向かいの家の40代の息子は出勤前にスマホを持ってわき目を振らずに歩く。多分ゲームなのだろう。
何が楽しくて歩くんだろうなあと思いながら見てる。
僕はたまに山を歩く。
なのに歩き始めて数十メートルでもう息が上がる。
何が楽しいんだろうねえと思いながら歩く。
空の上から誰かが見ていたら何が楽しくて歩くんだろうとやっぱり思うんだろうなあ。
歩きながらこんな景色を見てる。見ながらいろんなことを考える。どうでも良いことだ。
どうでもいいことを何度も何ども繰り返し考える。
固い岩と土の上に松の葉が積もり、冬の小枝の影が揺れながら淡い影を落とす。
木漏れ日が柔らかい綿のようだ。
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