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あなろぐちっく

mintonのスナップと気まぐれつぶやきブログ。コメントは古い日記でもお気軽に。写真の無断利用は厳禁。

海野宿

2015年06月02日 23時12分10秒 | sonnetar50mm F1.1
今日は佐久市で仕事をした。
同行のスタッフと食事をするために近くの海野宿に寄った。
観光客は少なく、燕のほうがずっと多い。

食事をした店もだが、とても立派な構えと大きな戸口が何のためにあるのかを尋ねたくて海野宿にお住まいの方に声をかけた。
大きな入り口は氷を入れて、冬の間に産ませた蚕の卵を保存して、群馬や海外に売ったそうだ。
うだつの歴史やそれぞれの建物の成り立ちなども教えてくれた。




ちょうど目の前を二匹の猫が悠々と歩いて行った。
写真に写っている石には馬場とあり、地元の人は「ばんば」と呼ぶそうだ。
この先に馬を飼っていた場所があったことからそう呼ばれたが、この宿場の両側に大きな門があり夜抜け出せる道はこの小径のみで訳あって逃げる人が使ったことから、地元では夜逃げ道とも呼ぶそうだ。
貧しい旅人は炊いた米を乾燥させて持ち歩き、木賃宿で薪だけ調達して湯をかけて食べ、払う金が無い代わりい地方の特産品を持ち込んだことから、宿場には質屋があったなどという説明も受けた。
その方曰くだから木賃宿なのだそうだ。(言葉の起源の真偽の程は皆様の御判断にお任せします)




遠くに見える観光客の右に見えるのが、本日蕎麦を食べた店

leica m9-p + sonnetar50mmf1.1



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16 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (minton)
2015-06-03 23:21:51
coba-gさん
佐々木小次郎はさもありなんと思っています。
そちらではツバクロと呼びましたか。
僕は子供の頃からずっとツバメでした。
この宿場の家々にそれぞれいくつかずつの巣がありました。
子供達はまだ飛ぶことができず、大きな口を開けていました。
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Unknown (minton)
2015-06-03 23:18:18
swingphotoさん
うだつの形で江戸時代のものや明治時代のものなどが区別がつくのですが、そんな話もとても面白かったです。
書ききれないほどにたくさんの話をしてくれました。
歴史を感じました。
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Unknown (minton)
2015-06-03 23:15:35
Desireさん
旅をするにも金次第で、当時の方々は金策に苦労されたと思います。
その質屋さんですが、今も現存しており、蔵もあります。
貸付の証書も保存してあるそうです。
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Unknown (minton)
2015-06-03 23:12:18
izumiさん
古い宿場ではありますが、実はここは江戸時代に近くの宿場が流れてしまってここが栄えたようです。というのは千曲川のすぐ脇にあります。
明治大正時代に養蚕が盛んになってこれらの家の多くは建て直されたようです。
そういう意味では中山道の宿場よりは新しく贅をつくしてあります。
成り立ちを考えると宿場も面白いと思いました。2558
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Unknown (coba-g)
2015-06-03 22:14:35
ツバメの季節ですね、
ツバクロと聞いて育った口であります(笑)。
そう言えば今回の旅でもツバメのなんと多かった事か!
モノの本に依れば熊野大社そばの大滝で佐々木小次郎が
燕返しを会得したのだとか・・・^^;
木賃宿と同じくらいの信憑性と思って頂いて結構かと(笑)。
それにしてもゾンネ、よくボケますね、
ご隠居曰く、絞りのクリック感がまるで無しとか・・・(汗;)
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Unknown (swingphoto)
2015-06-03 22:08:58
いろんな歴史があり
言い伝えや建物が残っている。
日本の歴史を感じます。
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Unknown (Desire)
2015-06-03 21:22:12
味わい深いですね
いい感じです
当時はいろいろと物入りの方がお世話になったんでしょうね~(^ ^)
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Unknown (izumi)
2015-06-03 20:07:59
こんばんは。
古い宿場町ですね。昔の佇まいがそのまま残っていて、時間が止まっているような感覚がします。
こんま場所にしばらく滞在していると、目まぐるしい現代社会とは別空間にいるような気がします。
木賃宿ねぇ・・・なんでそういうのかなと不思議に思っていたんです。 そういうことだったんですね。
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Unknown (minton)
2015-06-03 19:18:41
のぼるさん
この写真はF2以上絞っての撮影ですが、ボケだすとすごくボケるレンズなんです。
なんともほわっとしたやわらかレンズです。
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Unknown (のぼる)
2015-06-03 16:33:32
独特のボケ具合ですね。
静かな宿場の雰囲気にぴったり。
X100sでは無理でしょうね。
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Unknown (minton)
2015-06-03 11:25:14
御隠居~
海野宿は北国街道の宿場ですが、ぽっつりとここだけしかないので、周囲は普通の民家になります。
五稜郭もそうですが、この地域は名所に連続性がないので、中山道の宿場のように歩いてどこかに行けるという感じも無いところから、人でも少ないのかもしれません。
ゾンネタール、使ってみれば面白いレンズです。無精なので、つけたらつけっぱなしで、そろそろ違うレンズにしようかと思いますが、それもまたつけっぱなしでしばらく使うってことになりそうです。
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Unknown (minton)
2015-06-03 11:19:27
voyagersさん
ASPHのかりっとした描写とはちがい、ほわっとした写りが優しい感じになります。
面白いレンズです。
ボケも独特で、こんなに小さなレンズでこんなふうに写っちゃうところが面白いです。
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Unknown (minton)
2015-06-03 11:18:10
川越さん
昔からの歴史を知っている人に出会うと感動しますね。
この方が実際に見聞きしたことだったので、面白かったです。
このレンズは面白いです。
3枚目の写真では、建物がジオラマのピントがずれたような感じで、おもちゃ的なボケが楽しいです。
ボケも距離ばかりじゃなくレンズの中心からの位置関係などもあるのか暴れっぷりが楽しいです。
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Unknown (Neoribates)
2015-06-03 10:35:59
Sonnetarお使いですね(´∀`)
海野宿の方が馬篭や妻籠宿のようにはそこまで観光かしてないのでしょうかねぇ.
木賃宿,そういう由来のようですね.木銭宿という語も聞いたことがあります.
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Unknown (voyagers-x)
2015-06-03 09:49:36
おはようゴザイマス!!
広々した道幅ですね
人の気配が無いけど
ツバメや猫や……..
柔らかいレンズの描写で和める素敵な場所に見えてきますね
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Unknown (川越)
2015-06-03 00:12:18
こんにちは。いろいろ面白くも貴重なお話をありがとうございます。こういうお話はやはり現場で伺うのがいいですね。忘れずに覚えていられるといいのですが、いまはこうしてネットで確認できるのがいいですね。それにしてもゾンネタール、いい写りですね。自分のレンズとは違うレンズのように感じますが、そこが腕の差ってことでしょうね。
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