父の日

昨日は父の日。
もうすぐ今日になりそうな時、ホテルでひとり、ipodで音楽を聴いていたら、息子から父の日メールが届いた。
ひとつもないよりはひとつでもあったほうがずっといい。

素直に嬉しい。

僕の父が生きている頃、毎年忘れずに父の日を御祝いしただろうか。
結婚してからは欠かしたことはなかったけど、学生時代は照れ臭くて時にはできなかったな。

こんなにいいもんなら、しておけばよかったな。

S5Pro + DX17-55mm F2.8
奈良井宿の喫茶店の店頭にて。

デイドリーム・ビリーバー

古傷の左膝が今日は朝から痛かった。
痛みは増すばかりで、急性炎症なので冷やすべきだが、仕事で零下30度の場所に入ったりしたので、体の芯が温まらなくて風呂に入った。
今日のホテルの風呂は部屋の鍵と交換に大浴場の風呂を借りるというシステムで、どこか秘密めいた雰囲気がして楽しい。

下着を脱ぐにもつけるにも膝が痛い。

一人っきりの大浴場で、痛みを忘れようと思ったせいか、頭の中をモンキーズのデイドリーム・ビリーバーが行進曲のように流れてヘビーローテーション状態だ。
部屋の鍵を受け取りにホテルのフロントに向かうと、BGMでデイドリーム・ビリーバーがかかってた。

ちょっと嬉しくなった。
きっと明日の朝は痛くなくなってるような気がする。

S5Pro + DX17-55mm F2.8
木曽奈良井宿にて。

帰り道

会社からの帰り道には陸橋があり、その陸橋を下り終わった信号のない十字路を左折して、また少しの上りになる。
カプチーノのギヤをトップの5速から、4速に回転を合わせてギヤを落として、ブレーキを少し踏みながら4速から3速にヒールアンドトゥーでクラッチを繋げる。
ブレーキを踏んだまま踵でもう一度アクセルを吹かして十字路の直前で3速から2速にギヤを落としてコーナーに入る。
コーナーに入り始めるとアクセルをじわっと踏み込む。慣性も利用してするっと左折すると、マンホールがあり、踏み込むとマンホールの蓋でリミテッドスリップデフの入っているリヤタイヤがパパッと外に滑り出して、回転半径がより小さくなる。

雨の日は、このマンホールの蓋で晴れた日よりもずっと横滑りする。

こんなことが楽しい。ささやかだなって思う。

でも最近、そんな楽しみよりエコのほうが大事かもと思うようになってきた。
我が家にある2台のバイエルンも以前のような高揚感を与えてくれない。
乗れば、シルキー6の音と足裏とタコメーターが直結したよう感じにとろけそうになるのだけれど、社会が変わったのか自分が年老いたのか、どちらも認めたくないが、何かが変わりつつあるのだろう。

S5Pro + Nikkor DX17-55mmF2.8
奈良井宿にて

橋本

僕の学生時代の友人がその当時橋本に住んでいた。
その友人は橋本には青山という地所があるらしく、そこには信号もあるのだと、自虐的な洒落を言ってた。
その当時の僕は貧乏で、住処から50km程度の距離ならば自転車で移動していたので、国分寺、立川から、昭島、日野、恋ヶ窪から所沢などなど、散歩のように走っていた。
相模原から橋本、相模湖方面は、畑が多い素朴な地域というイメージばかりだった。

先週の前半は橋本、厚木、相模原方面で仕事をしていた。
僕の知っている道も景色もどこにもなくて、東京の近郊らしい発展を遂げていた。

もう30年も前のことだ。僕にとってはたった30年とも思えるけれど、とても長い時間なのだと思い知らされた。

日曜日からまた厚木に出かける。
時間に余裕があれば、昔の景色を探して相模湖ICで一般道に下りてみよう。

S5Pro + DX17-55mmF2.8
木曽奈良井宿にて

秋葉原の悲しい事件

日曜日はカヌー教室で、慰労会の片付けをしてから今週前半にクライアントに届ける資料を作り、月曜日の早朝から神奈川県に車で移動して今さっき戻った。
月曜日はテレビを見る時間もインターネットをする時間もなくて、今日の朝のホテルのロビーにあった新聞で、このニュースを知った。

なぜそんなことをしてしまったのか、百の理由があっても許されることはない。
なんで人を殺めなきゃならないんだろう。
自分の評価に不満をもってやったことだとしたら、小さい頃から人と比べて自分を冷静に評価することがないままに来てしまったんじゃないかと感じた。
自分のだめなところを直したり、好きなことをもっと好きになる努力する習慣がなかったのかもしれない。

打たれて耐えて、その中でも十分な愛情でやさしい心を育まれていたなら、こんな事件は起きないんじゃないかと思う。

僕は小さい頃は体が弱くて、毎日毎日本を読み続けた。本の中で生きてるような時期があった。
球技もだめ、陸上もだめ、勉強もだめのだめだめ小学生だったけど、そのときに読んだ本や、住んでいた町内の年の違う多くの子供たちとの世界が今の僕の栄養になってる。
華のない冴えない自分だけど、だからこそ今があるんだろうと最近思う。

1030SW
先週末の法事会場前の池

カヌー教室修了

今日は県カヌー協会の理事会があったのだけれど、クラブ主催のカヌー教室が最終回で、レスキューが足りないので、地元に残った。
地元からオリンピック選手が出たこともあり、壮行会などもあるのだけど、それも出られそうにないのが残念だ。

本気で漕げば1時間の川の距離だが、あちらこちらでばたばたと沈脱があり、4時間もかかってゴールした。
僕は生徒さんたちの慰労会（食事会）の準備のために途中で上がった。

無事川下りが終わってよかった。

1030sw
ずっとメモ用に持ち歩いていた富士のコンデジが先週からぼかしのような枠が出て、真ん中だけしか画像が写らないようになったので、このカメラにバトンタッチした。

蕁麻疹

昨日の夜に足が痒くてぼりぼりと掻いた。
見ると広範囲に赤い斑点が出ていた。

これって蕁麻疹？？

書けと言われたら書けないが、読むだけなら読める蕁麻疹。
多分生まれて初めてだ。

痒み止めでは治まらず、内服薬にてなんとかなった。
特別なモノを食べたりしてないのになあ。

S5Pro + NikkorVR24-120

このレンズ、どこかキリっとしない。
手ブレ軽減されてるはずだけど、暗いからプラマイゼロ。
VRのない明るいDX17-55mmのほうが使いやすい。
でも、どこか長所がないかと、「いいとこ探し」に持ち出してはまた悩む不思議なレンズだ。

ベスト・ファーザー賞に長野県の下条村村長

先ほど移動中の車の中で、今年のベストファーザー賞の受賞者の発表を聞いた。
受賞者は5名で、芸能人や著名人に混じって、長野県下条村の伊藤喜平村長が選ばれた。
選考理由は知らないが、とても小さな山村の村長が選ばれたことに驚いた。
（出生率の高い市町村で有名なので、多分それだろうと思う）

この村長は民間出身で、職員の努力で経費を削減し、子育てのしやすい環境を最優先にしているユニークな村長だ。
近隣の市町村から移り住む人もいる。
僕の知り合いでもこの村が気に入って、都会から移り住んだ人がいる。

この人の業績を見ていると、リーダーというのは多数決や合意だけでは成り立たず、明確なビジョンと向かい風に立ち向かえる信念が必要だと痛感する。


R-D1 + Nokton 35mm F1.2
近所の田植え前の水田

同窓生

先週金曜日は東京で打ち合わせがあった。
いつもより早く終わったので、出席者の一人から夕食の誘いがあった。
新宿で軽く飲んでから渋谷に移動した。
その彼は僕と同年代で昔のロックが好きなので、グランドファーザーという店に寄った。
週末で生憎混んでいて、合席を頼まれた。

そこに3人組の男性客が入ったが、ドゥービーブラザースの話が出たときに、その3人組から相槌が入って、5人で一気に盛り上がった。
渋谷新宿六本木の昔のディスコの話とか、ロックの話など、同年代は実に楽しい。
そのうちの一人は大学まで同じだったので、大学までネタになった。

まるで同窓会。ひさびさに楽しい時間だった。


R-D1 + Nokton 35mm F1.2
新潟県境にて先週撮影。