甘え

一番心配してたこと

分かっているよ

でも

そう簡単にはいかないよ


親の次は夫に

夫の次は子に

女は三界に家なしなんて

ちっとも

当てはまらない


いつまでたっても

いくつになっても

甘えん坊は

甘えん坊のままなのよ


ごめんね
　

（月命日に）

６０の手習い

心の張りを無くして
過ごしていることは

喜びも悲しみも
なぜか虚ろ

そんな自分が
自分を落としめる

そんなじゃいけない
人の中に出てみたいと

日本画を習うことにした
全く初めてのこと

どうなるかなんて
知らないけれど

娘たちでなく
職場の人でなく

新しい人と出会い
新しいことを始めて

少し新しい自分を始めたい

尖閣諸島問題で・・・

内モンゴルの旅を誘ってくれた友が今、中国青海省に居る
けっこう真っ直ぐしか見ない人だから
真っ直ぐといっても大半の人が感じる真っ直ぐなのか色々あるけれど
自身の興味に真っ直ぐなところが多いから

内モンゴルの旅で公安の取り締まりに遭って執拗に調べを受けたとき
写真を撮るのを止められたのにも、なお撮ろうとしていた
その時はモンゴル人の彼の友人達が同行していたし、その中の留学生の友人に国境警備にあたっている公安員が居るのを知ってから公安の態度が和らいで無事に通過できた

でも、その日の宿は（日本人は泊められません）と公安にキャンセルされていた

その旅のあとに送ってくれた思い出の旅行誌（編集はその友）に、その時の公安員3人の写真が載っていた

何もないただの旅行者にも厳しい取り締まりがある国
尖閣諸島問題が起きた今、興味津津の若者のような友
国家の仕事とはいえ大丈夫かな～と思う

9月末帰国の予定、旅の様子が気になる
私は興味津津の初老の女

ぐる～っと

娘について出かけたついでに和歌山33ヵ所巡りの下見に高松寺へ寄った
本堂でお参りをすますと

昨夜の雷雨を思い出すかのような緑灰色をした恐ろしい雲の流れが見る見る空を暗くしていた
そんな空を見上げ境内を横切り庫裏へ向かった

庫裏で朱印帳を求め参拝の仕方を教わっていると
横殴りの雨風が自動ドアをパァッ～と開け玄関の奥にまで雨が降り込んできた
一瞬の出来事にご住職の奥様もしばらく立ち尽くし、自動ドアのスイッチを切った

樋からあふれ出した水が玄関脇を滝のように流れている

娘と2人雨の衰えを待って車に走った

歩いて33ヵ所巡りをしたいからまっさらのままの朱印帳を戴いて一番札所を後にした

あかあかやの月

十五夜の月はお天気に邪魔をされて雲間から覗くことが多い

時にはすっきり兎の餅つきを見ることができるけれど
今年もやっぱり雲間の月

そして思い出すのは明恵上人の
あかあかやあかあかあかやあかあかや　あかあかあかやあかあかやの月

明快でそんな月を眺めていたいと思う
習いたての少年がこんな歌を詠んだら・・ふざけるなって一喝貰いそうとも思う

単純なのに深みがあっていいなぁ

明恵さん「単純だってかあ～」と怒っているかも・・・
それにしてもあかあかやの月って十五夜のことをよんだのかしらん
photo by misaharu from OCNフォトフレンド

料理

早期退職をして癌治療に専念している義弟
私が「朝の散歩のついでにラジオ体操に行ってるよ」と体操会場を教えてから
彼は真面目に体操に通っている
私はけっこう不真面目でさぼっているけれど・・・

最近はリンパ浮腫がひどく自転車で通うようになっているようだ

彼の療養は主に食事療法
癌に栄養を与えないようにとカロリーをぐんと抑え肉や乳製品を摂らない

東京の食事療法の病院に入院して食事の指導を受け、家庭で実践しているのだ
今は家事の大半をこなしている
〖家事の大半なんて言うと「そんなことない！」と妹からお叱りを受けそうだけれど〗

最近は家事に疲れを感じているのか「食事の支度がしんどいわ、自分だけならまだしも・・・」と家族の食事の用意をぼやく
「あかんで！！食べてくれる人がいてくれるから作れるんやって、自分のだけだと作るのが嫌になってくるって」と励ました

神経質な彼のこと
妹に家事が戻ってきたら、妹はきっと大変な思いをするに違いないし
彼もしなければならないことのあった方が体の為に良いと思う


末娘とふたりきりの家族になって
我が家の食事は何とも気ままになっている
食べてくれる・待っていてくれるってこととても大切なんだよ～

損した気分・得した気分

娘2人と外出
お昼をどこにしようかとウロウロ

入ったのはお城の近くの喫茶店
ランチ食べて珈琲をのんでついでに窓からお城の写真
photo by misaharu from OCNフォトフレンド　

食事をするとドリンクは200円のはずが
通常通りのお代金？？？
そこは主婦レジで申告すると
平日のみですって！！
メニューにそんな特記があったなんて知らなかった・・・

なんだか損した気分

その後はリサイクルショップでお買い物
娘は新居で使う食器選び
もうすぐ、夫と私を支えて来てくれたサザエさん娘夫婦がお引っ越し

リサイクルショップで食器を選んでいると
なんだか料理好きになった気分

ついつい私も衝動買い
買ったものは純銅の鍋とリュック
目利きがいいと自負

なんだか得した気分

そして、夕方からはある高校の吹奏楽部の定期演奏会へ
photo by misaharu from OCNフォトフレンド

若さってやっぱりいいなぁ～
一生懸命っていいなぁ～
今日で引退する3年生の皆さんお疲れさま～
後は進路に向けてがんばってね～

新車

エコカー補助金に滑り込み
昨日新車が届いた

この夏の初めに4回目の車検を受けるか迷った

走行距離は97,000㌔
車体はあちこちに小さな傷
タイヤもぺたぺた

タイヤの入れ替えにオイル交換
タイミングベルトの交換に
車検を含めて20万円弱

エコカー減税と補助金を受けて乗り換えようか
車検を受けるか迷いに迷って
もう一度車検を受けることにした

その矢先の先月末
事故に遭遇してしまった

体は何ともないようなあるような
とにかく無事

車は思ったより大破
修理して不安を抱えて乗るよりと
思い切って新車を購入することになった

「もうお母さんは！」と事故を詰られるかと思ったけれど
「買えってことやったんやな～。運転には気をつけてよ」と収めてくれた娘達

クドクド小言を言う私に似なくて助かった～～～

労使

馬鹿にしている

それでも

逃げだせないから

みんな

ぶら下がっている

不満をうちに

閉じ込めて


だれも

苦言はいえない

捨て石になれない


どこも同じなんだろうか

計画

富士山

一度は登ってみたいと思っていた

熊野古道

伊勢街道

それよりも


四国88か所巡り


歩いてみたいと思った

45日で遍路を終えた人に

是非行っておいで

行くならやっぱり歩き遍路

それも独り歩きと勧められた


それは夫との別れを悟ったころに思っていたこと


中途半端じゃできない

6０日という時間と体力に忍耐力

それに何より経済力

その為に3～5年計画で体力増強と貯蓄


実行するためには大風呂敷も必要かと思う

その前に小風呂敷

まずは和歌山西国33ヵ所観音霊場巡り

唖然と

昨日のこと
仕事から戻ると家の前の駐車場に車を入れるのにＴ字路をバックで侵入する

そこに娘の車が入っていたから、斜向こうの近所のお家の前でうろうろと車を止めた
ちょうど運転席の横、そのお家の駐車場にライラックの木が倒れている

空を見上げて唖然

そこには鋸で引かれて枯れてしまった方の幹が立っている
二股に分かれた残された良いほうの幹が倒れている

白昼堂々とよそ様の庭で剪定ではなく鋸を引いた人がいる
その家人が帰宅して水撒きを始めたら倒れてきたという

「今度は警察に来てもらって被害届を出した。被害額を出すようにと言われても・・・お金の問題じゃないし・・・」

警察もこんなことは初めてのことだとか・・・

鉄心斉

へら竿を買いたいけれど・・・
中古品だけど高いくて・・・
銘は鉄心斉・・・

え～鉄心斉？
どこかで聞いたような！！
へら竿を作っておられるとは聞いていたけれど普通の親っさんって感じ・・・

そんなに有名とは知らなかった
へら竿ってそんなに高価だなんて知らなかった

貴重な伝統工芸品の紀州へら竿
頑張って買ってね
若い釣り愛好者さん

草原の旅 ３日目

旅の３日目の朝向かったのは大青溝（モンゴル語ではチョンクルと言うそうです）
ホルチン砂漠にあるオアシス
砂漠の中のオアシスというと小さな水飲み場的な緑地を想像するけれど

見渡す限りの原始林の深い谷には水が湧き小川が流れていて
真冬には氷点下にならず、真夏には20度を越えないそうです

原始林には霧がかかっていて幻想的でした
photo by misaharu from OCNフォトフレンド

大青溝の谷の中に流れる小川です
photo by misaharu from OCNフォトフレンド


本日移動は450キロ、大興安嶺の麓の町ウランホトへ向かいます
今日は何時に到着するのでしょうか？
photo by misaharu from OCNフォトフレンド

ジンと来るお話

この夏の暑さでか体調を崩した娘が色々な検査を受けている

昨日病院の内視鏡検査室前のロビーでのこと

2人の娘さんに付き添われた80歳をとっくに過ぎたご婦人
看護師さんに手渡されたコップに入ったお薬を
イヤヤヨ！飲みたくないよ！と駄々をこねて2人の娘さんを困らせていた

これ飲まな検査できやんやろ・・・

手にしたプラスチックのコップを握りしめ飲まないと言い張って
へこんだコップから薬が零れ始めると洋服が濡れるのも構わず
そのご婦人はコップを逆さにして膝の上に撒き始めたそうだ

娘さんの一人はトイレに行ってくるからとその場から逃げて
看護師さんはこのお薬は飲まなくても検査できないこともないからと飲ませることをあきらめた

それでも検査はしないと言う

娘さんはこんなに嫌がるのだから検査は止めときますと看護師さんに告げ
その様子を眺めていた私の娘に苦笑して見せた

「おじいちゃんもこの検査頑張って受けたんやで・・・」と、その娘さんはご婦人に

「そうか！おじいちゃんも受けたんか」とご婦人
そして、「頑張って受けるわ」と一転、素直になって検査を受けることになったそうだ

娘さんはもっと早く言えば良かったと私の娘に笑顔を向けた

そのおじいさんはすでに他界されている

理性を失いかけても
夫の前では可愛い女でいたい
夫の前では素直でいられる

夫婦って血の繋がりはないけれど見えない赤い糸はしっかり繋がっている

私もそんな妻でいられるかしらん

*(グッド)**(山)*日曜の朝*(山)**(グッド)*

時々のラジオ体操に出かけた
仕事に出かけないと思うとゆったり気分で帰りの散歩

公園を一周歩いて
少し遠回りして田圃道へまわった

側溝は小川のようにきれいな水が流れ
コンクリート壁に張り付いた水草は長くなびいている

こんなきれいな流れを見るのは久しぶり
それに田圃の稲はみどりから黄金色に変わり

稲の穂はこうべを垂れ始めている
たくさんの赤とんぼやしおからとんぼが小川や田圃の上を飛び交っている

歩いていると汗が流れてくる暑さだけれど
秋は忘れずに訪れている


のんびりのんびり
心にゆとりをもつために


戻らないことはさっさと前に進めないと　　9：16