風のように

ゆらり 気ままに 過ごすとき
頭の中は妄想がいっぱい
錯覚の中で生きるのが楽しみ

巾着から頭陀袋

2020-10-29 00:17:41 | こころ
小学生だった末娘の家庭科の
ミシンを使った袋作り

その作品が押入から出てきた
ベージュのしっかりした木綿の巾着袋

四半世紀ぶりにその袋は
頭陀袋に変身して私のものになった

娘の巾着の木綿袋は
これが小学生の作品かと思うほど

ミシン運びがうまくガッチリした袋作り
表には同布を袋縫いに縫い込んで

ミシンで2つに分けたポケット
一方に頭文字2文字の青いアップリケ

その巾着の紐を抜いて
夏の草色の古いズボンの腰紐を

巾着の紐通し口を隠すように
草色のボタン付け糸で縫い付けた

これで巾着からポシェットのような
頭陀袋に変身

なんでも雑多に放り込んで
肩にかけて

時に長さ調節の紐の結び目をほどいて
斜に首にかける

[これををかけられるお母さんて
ある意味すごいわなあ]なんて

褒め言葉なんか訳のわからない
ことをいう長女に

○○と頭文字が一緒でエエやろ
お母さんこの袋気に入ってるンよと

長女の息子の野球の応援に
この頭陀袋をかけて行く

私の衣装は娘達のお下がり
もう着やんから捨てといてとか言う

あっちの娘こっちの娘の引き回し
服の一部を足したり引いたり

あっちとこっちと合わせたり時に
[お母さん、決してそれで外に出やんでよ]

[変?もう買い物行ってきたで!]
[▪▪▪▪]

感性の違い
我ながらイケてると思っても

娘にはダサいらしい
別の娘は

可愛いおしゃれって思う時と
なにそれ合ってないでって時がある

合う服がなくて同色で合わせると
合わせ過ぎ〰️とお小言

仕方ないよ有り合わせに
サイズ違いを合わせてるんやもん

それに一応試着して買った服も
いざ着てみるとなんか違うンよなー


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くせ毛

2020-10-28 01:07:13 | こころ
私の髪はくせ毛だ
耳の当たりで跳ねる

天然パーマという
あちらこちらで

うねうねうねる天パであれば
パーマをかけなくていいのに

寝癖のように耳の辺りで
くるりと外に跳ねる

コロナ禍で美容室に
行かなくなって10ヶ月

夏になるにつれて自前の散髪で
髪はだんだん短くなった

自前散髪を始めると跳ねを見るたび
カミソリを持つ回数が増えていく

男性に流行りのツートップに
しようなんて首筋からカミソリを

当ててみたが裾から
2▪3cmのところで進まなくて

そこから上はすこし刈り上げて
上部の髪を被せて整えた

跳ね髪は跳ねるところでカットして
後は適当に漉き鋏を入れた

不揃いで不用意な髪は
半乾きでドライヤーを止め

さっと櫛を入れ後は両の手で
手揉みするように無造作に整えて

自然乾燥
うまく行けば軽やかに髪は遊ぶ

どんまいドンマイ今の時代
左右対称なんて気にしなくていい

ツートップの失敗が功を奏して
少し伸びた今が自然なショートヘアー

この先
どうなっていくのか不安だけれど

最悪全剃りってのがある
なんて自分に言い聞かせ

うまく行かなくて
毎日カミソリを持つ時がある

鋏で毛先を整えられればしめたもの
しばらくは

我ながら
器用!なんて自惚れする





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ぼちぼち

2020-10-25 05:17:32 | こころ
テニスを始めた
平均年齢70歳のサークル

最高齢は84歳
最年少は40代

3時間みっちり
ダブルスの試合形式

そこへずぶの素人の私
打ち方にルール少し教えてもらって

やわめやわめの実践
走れない当たらない

コートにインすることの難しさ
飛ぶほどナイスな野球でなくて

難しいルールのラインがある
打ち返せばいいというものでもない

走って足がもつれて
球を打ち返せない

手加減してもらってさえ難しい
夢は年齢別公式試合出場なんて

遥かな希望描くより
怪我をしないことが肝要

長い年月の経験者は
腰が海老に曲がっていても

動きに無駄がなく
最少の動きで球を打つ

週3回の練習日に
私は1回しか参加できず

雨が降ればお休みで
上達よりも身体の老化が心配

それでも私は
希望を持つ

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友達以上の友

2020-10-22 04:10:20 | こころ
友達以上恋人未満なんて
いつの頃かそんな表現があった

けれど

幾つや乙女か歳言うたろか!
知ってるわ自分の歳ぐらい等と

言いあう友?がいる
友達以上恋人未満などという歳でない

けれど随分年下の男性
これもまた年下の男の子の歌があった

そんな風でなくいい歳のおっさん
孫から見ればおっちゃん

気が合うのか合わせてくれてるのか
合わせているのか

ラインや電話にたまに食事
どこが合う?というか

彼は昔スポーツに没頭し
命の辛苦をもなめて生還した

這い上がったばかりに出会って
力にはなれないけれど

癒しなのかもしれない
いや夫のいない息子のいない私の

甘えであり
頼りがいなのかもしれない

体育会系であるから
庭の伸びすぎた木を2mぐらい残して

自分で伐採すると言ったら
危ないから止めときやと言い

言うこと聞きやぁと
伐りに来てくれたりもする

だけど哀しいかな恋人でも
茶飲み友達でもなく

連れまわしてもくれない
食事に行っても数歩先をささと歩く

そんなところと私の望みなど
どこ吹く風なところが夫に似ている
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一人を生きる

2020-10-22 02:09:58 | こころ
一人を生きることは
自由気ままで羨ましいという人がいる

だが

一人を生きることは
とても根性がいる

私には子供が4人孫が9人いる
スマホがありラインが繋がり

家族のグループラインに一言放てば
アレヨアレヨという間に

30も40もトークが展開される
一言救いを求めれば

たちまち救いが放たれるだろう
今は家族トークに入らないでいると

お母さん!入ってこんなあ
興味ないか寝てンのやろ🎵

そんな風な言葉があり
トークは続いている

そのうち

お母さん!電話繋がらんのやけど
大丈夫やろかなどとトークされ

一人で生きることの
心配をされる立場になるだろう

今は
一人を生きることの惰性に

それは老いばかりのせいでなく
若い人だって

一人を生きることの
自由と不自由を味わい

浮き沈みしているかもしれない
ことに歳をとれば

今まで出来ていたことの一つひとつが
例えば

友の一人が減り
また減りしていく

緊急時の災害避難勧告などが
報道されて

○○地区△世帯◎人に
避難指示が出ましたの報を聞いて

一世帯当たりに換算した人数は
なんと1、5人にもならんじゃん

一人住まいの多いことかと
日本のどこもそんな風で

大家族3世代同居で暮らした身には
憧れの核家族の果てに

いつ誰が孤独死を迎えても
不思議の無い時代が来ようなどと

、、、、、、

書き始めの
一人を生きるから

話は一人で生きる方向へ
向かってしまった

一人を生きるのと
一人で生きるのは違う

私のなかでは多いに違う
外から見れば一人は一人か?

まあ私は一人を一人で
生きているのかもしれない

多くの人達の間にいながら
そう言えば

昔から大衆の中の孤独が好きで
人に馴染めず馴染まず

やはり
一人を生きている


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花咲き山

2020-10-21 01:04:29 | 
花咲き山に一人で住んでる婆(ババ)
山ンばという者もおる

山ンばは悪さをするというがうそだ
山ン中で白髪の婆を見て

勝手にあわてて弁当を忘れたり
あわてて谷から落ちたりして

みんな山ンばのせいにする
ある日

あやという10の女の子が祭りの
ごちそうの煮しめの山菜を採りにきて

奥へ奥へと来すぎて道に迷って
山ンばの住む山に入ってしまった

したらば一面に咲く見たこともない
きれいな花にびっくりしていると

山ンばはなぜここにこんなに多くの
きれいな花が咲くのか教えてくれた

この花はふもとの人間がやさしいことを
一つすると一つ咲く

あや、お前の足元に咲いている赤い花
それは昨日お前が咲かせた花

妹のそよが[おらサもみんなのように
祭りの赤いべべ買ってけれ]と

足をドデバダして泣いて
おっ母を困らせたときお前は言った

[おっ母、おらはいらねえから、そよサ
買ってやれ]といった時

その赤い花が咲いた
この赤い花はどんな祭り着よりきれいだ

花ばかりでなくこの山だって
向こうの峰続きの山だって

一人ずつの男が、命を捨てて
やさしいことをしたときに生まれたんだ

この山は八郎という山男が、、、、、、
あっちの山は三コという大男が、、、、、、

山から帰ってあやはお父やおっ母や
みんなに山ンばから聞いた話をしたけれど

誰も笑って本当にしなかった
そこであやはまた一人で山へ行ったけれど

山ンばに逢わなかったし
あの花も花咲き山も見つからなかった

けれどもあやは、そのあと時々
[あっ!今花咲き山で、おらの花が咲いているな]

と思うことがあった
(童話ベロ出しチョンマのブロローグからでした)
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ちょっといいお話し

2020-10-20 00:16:06 | こころ
最近馴染みの喫茶店ができました
そこで一人

棚の本をみたり
雑誌をみたり

時に図書館で借りた本をみたりして
美味しい珈琲モーニング

時間制限の無いモーニングを
ランチとしていただきます

本棚の古い本のなかで
ちょっといいお話しの本を見つけ

その中のベロ出しチョンマの
お話しを聞いたお母さんが泣きました

という子供の作文集の作文をみて
ベロ出しチョンマを図書館で検索して

斎藤隆介さんの童話集を借りました
まず最初にベロ出しチョンマを読んで

プロローグの花咲き山を読みました
ちょっといいお話しが心に染みます

忘れかけていた心を
呼び起こします

忘れかけていた小さな幸せが
感じられそうです

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IR誘致申請の延期

2020-10-19 12:42:26 | こころ
IR誘致申請受付の延期が発表されて
やったねと少しばかり安堵

粛々と国の政策が進んでしまえば
後戻りできない

我が県は誘致に懸命だ
延期の報を得て知事は

県民に向けてか
延期を発表した国交省に向けてか

これまでの努力を怒りに変えてか
露骨に延期に落胆を訴えていた

誘致申請から手を引く自治体も出て
ヤバイヤバイもしかしたら

白羽の矢が当たりそうな気配に
日本経済発展のための

生け贄になるのでは?と危惧しながら
反IR運動も起こせずにいる

県はギャンブル依存対策として
カジノ施設に県民の入場を当面禁止する

だとか

中高生にギャンブル依存対策の
教育をして対策をとる

だとか
なんともしっくりしないでいた

経済発展の起爆剤には大いに期待
できるかもしれない

でも今年のコロナのような状況や
世界的恐慌が起きれば

たちまち影響される事業
我が県のそこここが世界遺産であり

我が県発祥の農産品も数多い
世界的偉人も多い

そこらをもっとPRして
発展させるべく人々は動いている

IR申請が延期になった今
カジノは要らんというビラが

あちこちに増えてくれないだろうか
このままカジノは消えてくれないだろうか

なんとも
悠長な考えの私だ

環境保全のために
地球温暖化防止のために

もっと深く
もっとゆっくり人々は

歩を進めてもいいような気がする
このまま止めることなく進めば

殺戮の戦争も経済戦争も
果てなく続きそうでならない




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