*(晴れ)*
・・・途轍もなく大変なこと①・・・
夫が病気のせいもあって闘病生活や介護問題が心の中を占めている時がある
どんなふうに生活すれば病人も家族も安心できて有意義に過ごせるかなんて考えていた時
耳に入ってきたのが先日のTVのニュース
時がたてば頭の中の記憶が薄れてしまうけれど
少し時間がたってからのほうが冷静になれる場合が多いこともあったりする
そのニュースは旦那さんが奥さんを殺した事件・・・
数年前にその奥さんは重病の息子さんに懇願されて人口呼吸器のもとを外して
その息子さんを殺めてもいた
この二つが殺人と言えるかどうか・・・
そして頭を過ったことはほんの数か月前のこと
夫が動けなくなっても生きていてほしい
できれば家で看病したい
ほんとにそう思った私
なのに私は仕事を続けたままで生活を変えずに娘たちの看病のリレーを受けている
それに何より夫は病人らしくなく苦痛も何も訴えずにいて
少しばかり移動の手助けをすればいい
ホスピスの長屋版みたいな、あるいは点在するバンガローのような処で
養生するしかない病人が家族で生活できて
医療スタッフの巡回が可能でなんて夢みたいなことを考えていた
平凡な家庭がそんな状況になった時働くことも心も体も休めることもできなくなる
ほんの入り口に立ったばかりでしかも私には助けてくれる娘が何人もいる
24時間本当の介護も知らずに夢を見ていたことに申し訳ないと思った
それにしてもこのニュースの旦那さんは殺人者として裁かれなくてはならない
事件となって行政の助けを受けられなかったのかなんて・・・
書類と規則で縛られているところに本当に苦しんでいる心を聞いてくれるとは思えない