映画『「生きる」大川小学校津波裁判を闘った人たち』
の上映が明日ある
あの津波のいたましい犠牲者大川小学校の児童たちの
遺族の裁判のドキュメンタリー映画
東日本大震災の津波の押し寄せるさまは
あの日見たTVの映像が今もまざまざと思い出す
夢中で私は早く早くと手を差し伸べる
また押し寄せる波に負けじと力いっぱい逃げる
TVの前ではどうすることもできないし
近くにいたとしても足手まといにしかならないだろうけれど
必死に早く早くと祈った
あの日から
熊本でも石川でも大きな地震が起きた
先日の日向灘で起きたスローな動きの地震は
私達を南海トラフ大地震の恐怖にさらした
いつ起きるかわからない地震の恐怖
寺田寅彦先生の随筆選集
『地震雑感/津波と人間』に
人間というものは昔から同じことばかり
繰り返しているものだという気がする。
どうしてこういつまでも進歩しない物であろう。
つまりは”経験の記憶”というものが弱いためでは
あるまいか。言いかえれば広い意味ででの”学問”が
足りないためではあるまいか。あるいは、それを
知っていても、その日暮らしの料簡で、それを
気に掛けないためだろうか。とある
我が家の建つ周辺も新しい道がついた折
平安時代から数えて数回の液状化の断層が発見されている
けれどその周辺は新しい住宅地が更に開発されていて
大地震による津波の被害が出るのは必至
そしに私の住む市では
1万8100人の死者が出ると想定されている
ああ持ち家でなければ引っ越しも考えられるけど
いつ来るかわからない地震のために・・そこまで考えない
それが寺田寅彦い先生のいう
それを知っていても、その日暮らしの料簡で、それを
気に掛けないためではないだろうか
便利な生活や楽な稼ぎを求めすぎて田舎を離れ
何か事が起きれば忽ち生活できないこととなる
自治体や国策としての地産地消的自助努力
放置された山林が災害を引き起こすリスクがある
農林業が水を護り人々の暮らしを守る
リニアモーターカー工事が地下水系破壊の疑いがある
人間様の勝手な開発は
自然災害を人災へと繋ぐ
明日は映画の上映がある
『「生きる」大川小学校津波裁判を闘った人たち』