CubとSRと

ただの日記

「諦め」じゃ済まされないので

2025年02月19日 | 日々の暮らし
 7時。
 「とにかく朝食を」と起き上がり、綿入れ半纏を引っ掛け台所に下りる。
 湯を沸かし、卵スープ(勿論インスタント)を作り、昨日買った調理パンを2つ。
 
 血圧を測られるだろう。長袖の下着は上腕まで捲り上げることができない。
 当然、着て行けない。よりによって今日は一番寒い日だ。
 そうだ、下着だけじゃない。セーターだって着られない。カーディガンだって似たようなものだ。結局どんなに考えてもニットベストが限度だ。

 8時頃まで炬燵に潜り、8時半までに着替えて9時前に病院へ。そういう計画。

 出掛け、二階の窓から外を見る。雪は積もってない。しかし景色は白い。
 晴天で雲はなく、ついでに風もない。
 ということは昨晩の僅かな雪がそのまま凍ったということか、車の通った跡が氷になって光っている。いつものデザートブーツはクレープソールだから間違いなく滑る。

 昔、デザートブーツで電車に乗ったら床が濡れていて滑ったことがある。
 悪いことに箸が転がっても笑う女子高生が数名、座席に座っていた。
 当然噴き出しかけたが流石に悪いと思ったのだろう、顔を見合わせて下を向いて笑いをこらえようとした。
 こっちも恥ずかしいから、足早に乗降口から離れようとした。
 途端にまた滑った。もう駄目だ。
 小さいながらはっきり笑い声が聞こえた。
 可笑しいやら恥ずかしいやらでこっちも怒ることもできない。

 二度とも転倒したわけではないが、澄まして(?)歩いていた奴がバランスを崩したときの形というのは想像しただけでも確かに面白い。
 転倒してどこかを酷くぶっつけ、起き上がれなかったりしたら、見ていて噴き出したとしても次の瞬間(助けに行かずとも)心配くらいはするんだろうけど、ただバランスを崩して、倒れまいと妙な格好で耐えようとしたら、そりゃ「笑うな!」という方が無理だ。

 何十年も前のことを書いていたら終わらない。
 とにかくこんな調子(?)だから、病院には9時前どころか9時を10分も過ぎて到着した。幸いなことに病院には先客は居なかった。
 いつも通りに血圧測定。今回、初めてオーバー、マフラー、ジャケット等嵩張る物は待合室に置いて、ショルダーバッグ一つ持って診察室に入ったので用意はすぐ終わる。
 血圧は上が134。問題なし。

 これで終わりと思ったら「シャツ、上げて下さい」。えっ?
 聴診器を当てるらしい。ベルトを緩めなきゃならない。でも、ベルト緩めたくらいじゃシャツは捲れない。ベルトを緩め、ズボンのボタンを外し、ファスナーも下げてやっとカッターシャツを引き上げられる。それから下着、カッターシャツ、ニットベストをまとめて捲り上げて・・・・。
 やれやれと思う間もなく「じゃ、背中を」。ええっ?

 考えてみれば聴診器を当てるのは年に一回。昨年も今頃の時期にそんな事があったんだった。すっかり忘れていた。
 でも何事もなく終わって一安心。

 スーパーマーケットに行こうとしばらく歩いて薬局で薬を受け取ってないのを思い出し、後戻り。改めてスーパーマーケットに行き、帰りはバスで、と思ったら20分待ち。歩いて帰ったら30分弱。微妙だ。
 小さめのレジ袋一つだ。歩いて帰ろう。


 結局、今日の風雪注意報は空振りだったと言ってもよいか。
 ともかく、月に一度の公式行事(?)が終了。やれやれ。


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