いまさらだが、今年の冬は寒かった。関東平野でも45年ぶりの大雪にが降り、奥多摩や秩父、山梨県全域では鉄道や道路が遮断され孤立化してしまい、いまだに復旧作業が続いている。僕の工房があるここ千葉県北東部でも観測史上初めてという34㎝の積雪があり交通網は乱れ、慣れないスコップでの雪掻きに汗を流したりした。
秩父に棲む先輩には、用事もあったので連絡し状況を聞いたが、その町では積雪量は多かったものの道路は閉鎖されておらず、無事だったようだ。奥多摩や山梨にも知人が住んでいるので心配である…。まぁ、毎年のように雪害に苦労されている北海道、東北や日本海側の人たちのことを想えば不満を言っていられないのだが。それにしても近年、夏の猛暑や秋にかけての竜巻や雷雨など、異常気象続きで気になるところだ。今年も続くのだろうか。地球科学者によっていろいろな説があげられている。北半球の温暖化の影響であるとか、氷河期の前兆であるとか…真相は我々凡人には想像もつかない。地球の歴史から見ればほんの一瞬のできごと。有史以前からこの星は異常気象を繰り返してきていることは確かだ。
例年、太平洋側地域では2月下旬から3月初めにかけて大雪が降ることがあるので、まだまだ油断はできない。暦の上ではもうすぐ春。近くの里山では梅の花が見ごろで、ヒバリやウグイスの初さえずりも聞かれ始めている。画像はトップが雪の朝に小屋から出れないでいる我が家の愛犬サチ。下が工房の窓から撮影した大雪の日の風景2カット。