千葉県習志野市の国設鳥獣保護区・谷津干潟自然観察センターで9/17から始まり、1カ月半におよぶロング・ラン開催となった「長島充 野鳥版画展 日本の野鳥 in 谷津干潟」も終了しました。先日、搬出作業も無事すみました。
同センターでは6年ぶり、3回目の個展でした。今回同センターで初めて出品の大判木版画を含む48点の「野鳥版画」を展示いたしました。10月に入ってからは週末に2度の台風の襲来したにもかかわらず多くの人々に来場していただきたいへん好評の内に幕を閉じることができました。
野鳥ファン、版画ファン、センター利用者、友人、知人そして今回、新たにSNSで知りあいになった方々にも遠方や地元からご来場いただきご高覧いただきました。それからグッズのオリジナル野鳥絵葉書や絵本、版画作品もご購入いただいた方も多くいらしてたいへん感謝しております。ありがとうございました。版画作品をご購入いただいた方々、これから発送作業に入ります。足りない作品は新たに摺ったり額をオーダーするものもありますので今しばらくお待ちください。
普段画廊などで展示する数の約3倍近くの版画作品を展示できたことで僕自身も今までとは違ったものが見えてきました。会場にいる日に雨天ということもあったのですが、その時はシットリした空間で自作をじっくり観て次の作品展開を考える良い機会ともなりました。前のブログで『野鳥版画』とは「野鳥」と「版画」、僕が二つの思い入れのある世界を一つにした造語であるというお話をしましたが「たかだか野鳥、されど野鳥」まだまだこのテーマでやるべきことがいくつも見え始めています。新たな制作に向け、ちょっとワクワクしているところです。
いつも会場で感じることですが、搬入展示の作業はじっくりと時間をかけて悩みながら行いますが、撤去搬出するのは早く、あっと言う間です。今展の担当者のHさんといっしょに作品の撤去を行いましたが壁面から作品が降ろされてしまうとそれまで賑わいを見せていた会場は「も抜けの殻」となってしまい一瞬寂しい気持ちになります。作家というものは長い年月地中で生活し盛夏に羽化すると1週間ほど精一杯生きて終わる昆虫のセミの生態とよく似ています。
つまり、狭いアトリエで長い時間作品を制作し、明るい会場で発表できるのはほんの一瞬ということです。ただ、卵がまた産み付けられたのでまたアトリエに籠って新たな作品制作をコツコツと始めます。
搬出日の最後にA所長と担当レンジャーのHさんと館内のカフェで反省なども含めた話し合いを行いました。センター内でもとてもご好評をいただいたようで「また、やりましょう。次回は是非、二か月間」と言っていただきました。たいへん嬉しくありがたいことです。
来年以降、谷津干潟に関連のある団体をご紹介いただき東京の展示スペースでの巡回展の企画も持ちあがっています。これをバネにまた次のステージに1歩進んで行こうと思います。
ご来場、ご高覧いただいた方々、そしてこの貴重な発表の機会を与えていただいたセンタースタッフのみなさん、どうもありがとうございました。この場をお借りして御礼申し上げます。
画像はトップが搬出作業の済んだ会場風景。下が向かって左から同じく搬出作業の住んだ会場風景、観察センター内風景、観察センターから眺めた夕刻の干潟風景2カット。
同センターでは6年ぶり、3回目の個展でした。今回同センターで初めて出品の大判木版画を含む48点の「野鳥版画」を展示いたしました。10月に入ってからは週末に2度の台風の襲来したにもかかわらず多くの人々に来場していただきたいへん好評の内に幕を閉じることができました。
野鳥ファン、版画ファン、センター利用者、友人、知人そして今回、新たにSNSで知りあいになった方々にも遠方や地元からご来場いただきご高覧いただきました。それからグッズのオリジナル野鳥絵葉書や絵本、版画作品もご購入いただいた方も多くいらしてたいへん感謝しております。ありがとうございました。版画作品をご購入いただいた方々、これから発送作業に入ります。足りない作品は新たに摺ったり額をオーダーするものもありますので今しばらくお待ちください。
普段画廊などで展示する数の約3倍近くの版画作品を展示できたことで僕自身も今までとは違ったものが見えてきました。会場にいる日に雨天ということもあったのですが、その時はシットリした空間で自作をじっくり観て次の作品展開を考える良い機会ともなりました。前のブログで『野鳥版画』とは「野鳥」と「版画」、僕が二つの思い入れのある世界を一つにした造語であるというお話をしましたが「たかだか野鳥、されど野鳥」まだまだこのテーマでやるべきことがいくつも見え始めています。新たな制作に向け、ちょっとワクワクしているところです。
いつも会場で感じることですが、搬入展示の作業はじっくりと時間をかけて悩みながら行いますが、撤去搬出するのは早く、あっと言う間です。今展の担当者のHさんといっしょに作品の撤去を行いましたが壁面から作品が降ろされてしまうとそれまで賑わいを見せていた会場は「も抜けの殻」となってしまい一瞬寂しい気持ちになります。作家というものは長い年月地中で生活し盛夏に羽化すると1週間ほど精一杯生きて終わる昆虫のセミの生態とよく似ています。
つまり、狭いアトリエで長い時間作品を制作し、明るい会場で発表できるのはほんの一瞬ということです。ただ、卵がまた産み付けられたのでまたアトリエに籠って新たな作品制作をコツコツと始めます。
搬出日の最後にA所長と担当レンジャーのHさんと館内のカフェで反省なども含めた話し合いを行いました。センター内でもとてもご好評をいただいたようで「また、やりましょう。次回は是非、二か月間」と言っていただきました。たいへん嬉しくありがたいことです。
来年以降、谷津干潟に関連のある団体をご紹介いただき東京の展示スペースでの巡回展の企画も持ちあがっています。これをバネにまた次のステージに1歩進んで行こうと思います。
ご来場、ご高覧いただいた方々、そしてこの貴重な発表の機会を与えていただいたセンタースタッフのみなさん、どうもありがとうございました。この場をお借りして御礼申し上げます。
画像はトップが搬出作業の済んだ会場風景。下が向かって左から同じく搬出作業の住んだ会場風景、観察センター内風景、観察センターから眺めた夕刻の干潟風景2カット。