この度の、薮本三木市長辞職のきっかけとなった事件に関して、市長の倫理審査会開催を求める決議が議会で可決された
28年12月議会の議事録です。
先の辞職の説明では、
薮本氏は、当時から嘘をつき続けていたと説明されています。
この時、既に嘘にも関わらず、
市長に抵抗する者が間違っているとの論調です。
以下の様な横柄な態度をとられていますので、
長文ですがご覧頂ければ幸いです。
市長としての資質に疑問を持たれた皆さんは、
この事実を多くの方にお伝え頂ければと思います。
◎市長(藪本吉秀) 閉会に当たりまして御挨拶を申し上げます。
このたびの定例市議会は、去る11月29日の開会以来、平成28年度各会計補正予算などについて御審議を賜りました。議員の皆様におかれましては、終始御精励を賜り、本会議並びに各常任委員会におきまして、それぞれ慎重なる御審議を尽くされましたことに対しまして敬意をあらわす次第でございます。
おかげをもちまして、このたびの市議会に提案いたしました議案につきまして、適切なる御決定を賜りましたことに改めて御礼を申し上げたいと思っております。
しかしながら、先ほど市長倫理審査請求書を受理し、市長等倫理審査会の開催を求める決議が提案され、可決されました。審査会の開催を求める有権者の約50分の1の声、これは市長等倫理条例の趣旨、目的を超えたものを求める声であり、倫理の名をかりた私へのいわば政治的なイメージダウンを図ろうとするものとも捉えかねません。
この一連の件に係る市長への処分につきましては、既に3月議会において可決され、処分まで済ませているところでございます。一度処罰された事実については再び処罰はされないというのが法律上の大原則でございます。
そのような法の根本原則に照らしましても、今回の議会の結論は少数の意見を、声を意識し過ぎたものであり、かつ議員自身の保身を図ろうとするものとも捉えるわけでございます。
それは市政の本筋を著しくゆがめるものであり、到底納得できるものではありません。
卑しくも市民の代表者であるなら、後ろ向きの議論はもうたくさんだ、このようにおっしゃる大半の市民の声に真摯に耳を傾けられるべきだと考えます。
既にけりがついたものに、このような後ろ向きの姿勢をいつまでもとり続けることを大半の市民が真に望んでいると考えられるなら、それは大きな間違いでございます。
また、このたび請求書を受付しなかったのは、卑しくも行政の執行機関として公平に条例の趣旨、目的に照らし、判断したためでございます。
それをないがしろにするこのたびの決議は、地方自治法に定める二元代表制の域を超えるものであると考えます。このような決議を可決なさられるならば、地方自治法第178条に基づく市長不信任を可決するのが筋であります。
よって、市民の代表としての立場、また、法に定める範囲を逸脱するような今の三木市議会が正常に機能しているかどうか、甚だ疑問に感じる次第でございます。
行政としては、決議されようと市長等倫理審査会を開催するものではありません。
自分たちの主張を押し通そうとされる一部の声に何ら左右されることなく、前向きに三木創生をやり抜き、そして民主主義の最大のルールである1年後の市長選挙において黒白をつけさせていただく所存でございます。
以上をもちまして閉会の御挨拶といたします。
〔18番大西秀樹議員「議長、動議」と呼ぶ〕
◆18番(大西秀樹議員) 先ほどの意見書を議会として決議しました。それに対して、今の市長の意見は議会の意見を冒涜するものであります。ですので、削除を求めていただきたいと思います。
◎市長(藪本吉秀) 取り消しの意思はございません。
以上でございます。
〔18番大西秀樹議員「議長、動議」と呼ぶ〕
◆18番(大西秀樹議員)
市長の不信任に対してです。それについては、先ほど最初の市長の答弁の中で倫理審査会の名をかりた市長への政治的なイメージダウンを図るものであるという発言がありました。
それについては、有志の方々は別に政治活動を何もされていませんし、政治団体でもありません。
その上に、今回意見書として提出された議会の結論に対してでありますが、市長は少数の意見を意識し過ぎたものであるという発言がありました。少数の意見と言いながら、約2,000名近い方々の署名がされています。
それをも否定されているものであります。
そして、二元代表制への域を逸脱するものである、今回の意見書を可決したことについて、議会に対してそういう発言がありました。
ならば、市長不信任を可決するのが筋であるという発言もありました。
最後に、三木市議会が正常に機能しているのか甚だ疑問であるという発言もありました。
私たち議会としては、正常に機能した上で可決をしたところであります。それらに対して、市長の発言からはこのたびの発言に対して修正する、訂正するつもりはないという発言がありましたので、その市長の声に対して市長の不信任をここで動議として提出します。
以上です。