直通バス関係の資料です。広報みき5月号掲載予定のもの。
解説は別に行います。
下は、16日に吉川町老人会で説明された資料です。(各地域別に路線図添付)
下は、25年3月議会中の総務建設常任委員会資料です。
上記と齟齬が生じている部分が見受けられます。
下は、第2回三木市地域公共交通検討協議会資料です。交通失態調査等を抜粋しています。
三木市地域公共交通検討協議会
下は、24年度予算のポイントです。
下は、25年度予算のポイントです。
直通バス関係の資料です。広報みき5月号掲載予定のもの。
解説は別に行います。
下は、16日に吉川町老人会で説明された資料です。(各地域別に路線図添付)
下は、25年3月議会中の総務建設常任委員会資料です。
上記と齟齬が生じている部分が見受けられます。
下は、第2回三木市地域公共交通検討協議会資料です。交通失態調査等を抜粋しています。
下は、24年度予算のポイントです。
下は、25年度予算のポイントです。
ひどすぎて正視に堪えません。
ここまでいってしまうと笑うしかないので、反論はゆっくり、じっくりと。
今日はさわりだけ。
まず冒頭の病院赤字額の累積ですが平成23年度の三木市民病院の累積欠損金は74億円です。
(この資料では13億円になっていますね。)
累積欠損金の74億のうち、ちょうど半分、37億円が、薮本市長さん就任後のたった6年の間に作られた欠損金です。
さて、総務省が公表しております「公立病院損益収支の状況(平成18~23年度)」によりますと、全国の公立病院の損益状況は以下のとおりとなります。
(億円、東日本大震災被害団体除く)
年度 H18 H19 H20 H21 H22 H23
経常損益 △1,997 △2,006 △1,845 △1,103 56 92
繰入割合 13.1 13.1 14.2 14.2 13.6 13.2
(他会計繰入金割合)
全国的に、公立病院は平成18年度から非常に苦しい状況に立たされていたが、平成20年度以降には改善に向かっており、平成22年度には公立病院全体としての損益収支は黒字になるまで回復したことが分かります。
以前にも紹介しましたが、近年、兵庫県下の公立病院で健全化計画の対象となった病院は三木市民病院だけです。
どういうことかといいますと、「藪本市長さんになって、三木市民病院は、兵庫県下でもっとも経営状況が悪くなった。」「公立病院に吹き荒れた大嵐の中、嵐がいつまでも続くと思いこんでしまったが、その予測は大きく外れた。」ということです。
困ったことが起こった時に、大騒ぎし、あたふたとその場限りの判断を行うと、もっとも悪い選択肢をつかんでしまうことになります。
まず、お医者さんが少なくなって診療科の維持、経営の確保が難しくなった時に、優秀なお医者さんをますます追い出すような経営改革を行ってしまった。このせいで、三木市民病院の経営状況は県下で一番悪くなりました。
三木市は、単独で病院経営を続けることは不可能な時代が来ると予想して、小野市との病院統合を図ったが、小野市はその時点で危機的状況にはなく、三木市が圧倒的に不利な立場であったため、統合病院は小野市に持っていかれることになり、経費負担割合も三木市が多く持つ事になった。
しかし、今になってみれば、あと2年ほど我慢していれば、三木市は「三木市民病院」として、今よりももっと軽い負担で「単独で」「今より良い病院を」三木市に存続させることも可能であったと思われます。
正しい判断を行う事はいつも非常に難しい。
しかしね、やっぱりこういった一連の市長さんの「改革」については、「よりによってそんな時期に、なぜ、そんなことをしてしまったのか。」と非難せざるを得ない。
以前、藪本市長さんが就任してから悪化した病院の経営状況、それによって三木市にもたらされた「今までなかった負担」を算出してみたところ、ざっと30億円になりました。(少なめに見積もって、です。これに、統合病院建設費用や、バスの赤字補てんなどを足すと、この倍以上になるでしょう。算出した資料については、必要があれば公表しましょう。)
私は、三木市の「経営手腕」というか、「一般的な判断」が、ちょっとおかしいのではないかな、思っています。
前に、「入院収益の根拠がおかしい」としました。
その点についても、また詳しく違う角度から解説入れる予定ですが・・・、各地区から1時間に1本、病院のためだけの直通バスを毎日走らせて、それで元が取れるのなら、とっくに、全国どの都市でもやってることでしょう。
なぜ、誰もやらないのか。
かかる費用があまりにも大きすぎるからです。費用対効果が期待できないからです。
そこはね、普通に考えれば分かるはずなんですよ。
経営手腕云々という問題ですらありません。
しかし、これだけの大失態を、まるですごい大手柄のように公表してしまう三木市の姿勢はすごいものだと感心するばかりです。
本当に、普通の感覚でできる判断ができなくなってしまっているのでしょうか。
おかしいと分かっているけど、このように出せば市民は騙されてくれると思っているのでしょうか。
もしかすると私のほうがおかしいのでしょうか。
さわりだけのつもりがすっかり長くなってしまいました。
今日はここまで、とします。
続きのコメントお待ちしていますので宜しくお願い致します。
「2 統合病院の経営にとってプラスになる直通バス」
「3 三木市の財政に負担をかけない直通バス」
を考察します。
この資料で、直通バスによる
「三木市の財政財政負担の軽減見込み」は
9億円 × 0.5(注1) × 0.6(注2) = 2.7億円
注1 統合病院の利用を見合わせていた方のうち、直通バスが運行することにより新たに患者になる方の見込み
・・・50%
注2 統合病院の通常にかかる三木市:小野市の負担割合 6:4
だそうです。
「2 統合病院の経営にとってプラスになる直通バス」
では、バスに乗って三木市からやってくる患者さんの落とす病院収入は14.7億円で、利益率をかけると、9億円が「儲け」となる。
このうちの半分は、直通バスがないと来なかった患者さんと見込まれるので、4億5千万円が、直通バスによって「純増する」黒字額になると三木市は言うわけです。
これが本当なら、すごいことです。
2億5千万で、とても便利な直通バスを走らせられて、しかも利益が2億円も増える計算ですね。(バスの経費を差し引いた場合)
そんな素晴らしい取り組みを、なぜ、民間病院や他の市町は行わないのでしょうか。
答えは簡単。「そんなうまい話があるはずない。」からです。
三木市内にも、送迎バスを出してくれている民間病院がありますね。「利益になるから」してくれているのか「患者さんの利便性向上のために」してくれているのかはちょっと分かりませんが、それぐらいの規模が採算ラインの限界ではないかと思われます。
(しつこくいいますが、そんなことで儲かるなら、ほかのどこでもやってるはずなんです。)
三木市が、数々の判断ミスをおかし、市民病院を市外に取られて、市民の生活が不便になってしまった。
そのことを今更嘆いてもどうにもなりません。
今から考えるべきことは、「統合病院は、多大な経済効果を小野市にもたらす」ことを正しく認識し、費用負担の割合(三木市:小野市 6:4)を検討しなおしてもらう。
(統合病院前の薬局の地価は、通常の250倍くらいでしたっけ?泉議員さんのブログにも載ってましたね。)
これだけでも、年間数億円が浮いてきます。
その後にね、「不便になった統合病院へのアクセスを福祉施策として考える。」が来ると思います。
福祉施策ですから、ご自分で統合病院に通える方には、ご自分で通ってもらわなければいけません。頼れる親族がいらっしゃって、ご協力をお願いできるならば、その方の手を借りていただきたい。
それでもやっぱり、行政の手助けが必要な方に、必要に応じた支援を考えていくのが三木市が本当にやるべきことなんですね。
全地区から1時間に1本!すごいでしょ!みたいな宣伝効果はないかもしれませんが、打ち上げ花火のように消えていく支援ではなく、地味で地道な支援が、結局はもっとも役に立つ息の長い支援になっていくと思うんですね。
最後に、もう一度書きます。
2.5億円の投資で2億円儲けられる、そんなうまい投資話があったら、まずは疑ってかからないといけません。
そういう投資話は元金すらも返ってこないのが普通で
す。
まさに、直通バスはそういう政策ですね。
バスを走らせることで増える収益というの、三木市の試算の1/10くらいではないかな、と思います。
(みなさん、必要ならばバスがあってもなくても、統合病院に行くでしょう?いいお医者さんがいると聞けば、そちらに診てもらいたいと思うでしょう?)
直通バスに出していく公金は後に何も残りません「消えてゆくだけ」のお金である上に、三木市の単独の支払いです。
私たち一般人は、数百円とか、数万円の話だと、損得の勘定をなんとなく計算できるけれど、数億円の規模となると、もうわけが分からないので行政の判断にまかせるしかないところがあります。
それをね、こんなずさんな計算で、年間何億って垂れ流して、「効果抜群です。」などと堂々と公言されちゃうと、困っちゃいますねぇ・・・。